此元和津也
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このもと かづや 此元 和津也 | |
|---|---|
| プロフィール | |
| 所属 | ピクス |
| 活動期間 | 2018年 - |
| 主な作品 | |
| テレビドラマ | 『シナントロープ』[2] |
| アニメ | 『オッドタクシー』[3] |
| 受賞 | |
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第44回向田邦子賞(2026年) 『シナントロープ』[2] | |
此元 和津也(このもと かづや)は、日本の漫画家[1]、脚本家[1]。ピクス所属。
2006年に漫画家デビューした後、2013年から4年以上に渡って連載した作品『セトウツミ』が、オーディオブック、映画、テレビドラマとなるなどヒット作となった。2018年から映像制作会社ピクスに所属し、脚本家としての活動を開始。漫画、アニメ、映像など複数のメディアを舞台に多角的な創作活動を展開している。
初めて執筆した漫画が『月刊アフタヌーン』主催のアフタヌーン四季賞にて準入選を果たす[4]。2作目の短編『ダミー』が『コミックバーズ』主催の幻冬舎コミックス新人漫画賞と審査員特別賞を受賞し、此元和津也の名義で同誌2006年8月に掲載され漫画家デビューを果たす。
その後映画『こわい童謡』(2007年7月24日発表)、小説『陰日向に咲く』(2008年1月24日発表)を漫画化。
初めての連載作品として長編『スピナーベイト』を2010年から2011年に渡って執筆。
連載が終了した後、再び読み切りの短編として『月刊少年チャンピオン』にて「マジ雲は必ず雨」(2013年)を発表。その後『セトウツミ』と改題した続編を『別冊少年チャンピオン』にて連載開始。第18回 手塚治虫文化賞 読者賞にノミネートされた[5]ほか、朝日新聞の書評でも「その世界にはまっていった」「あまりにも水際立ったラストシーン」「マンガという表現の枠が広がった」と評価を得た[6]。ダ・ヴィンチニュースの記事ではセトウツミを「THE3名様の血筋です。」と形容している[7]。同作品は2017年に完結した。
短編漫画集『テリトリー』を2016年2月24日に幻冬舎コミックスから発表、描き下ろし作品を含む7編が収録された[8]。
2018年よりピクスに所属し、初めて脚本家としてWebドラマ『MATCH girls』の制作に参加[9]、2018年12月10日に公開される。
2019年、映画・ドラマ・Huluオリジナルストーリーで『ブラック校則』 に携わり、本格的に脚本家としての活動を開始[10]。
2021年、テレビアニメ『オッドタクシー』(テレビ東京系)で脚本を担当(監督は木下麦)。同作は多数の声優・タレントを起用した群像ミステリー作品として放送される[11]。作画に肋家竹一を迎えてコミカライズ版も並行して連載され[12]、2022年4月には、劇場版となる『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』を公開、此元は脚本で参加[13]。2023年11月には『舞台「オッドタクシー 金剛石は傷つかない」』で舞台作品の脚本を担当(伊達さん〈大人のカフェ〉との共同脚本)[14][注 1]。
2023年5月、『オッドタクシー』の新たなコミカライズ企画として『RoOT / ルート オブ オッドタクシー』の連載開始[12]。此元は原作を担当し、2024年4月にテレビ東京系列で実写ドラマ化された[15]。
2025年8月、週刊ヤングジャンプ38号(集英社)から、ヤマサキリョウが作画を担当する漫画『カミキル-KAMI KILL-』の連載開始。此元は原作を担当[16]。
2025年10月、テレビドラマ『シナントロープ』(テレビ東京系)の放送を開始。此元は脚本を担当[17]。同年同月、劇場アニメ映画『ホウセンカ』公開。原作・脚本を担当(監督は木下麦)[18]。
創作スタイルおよび特徴
漫画も脚本も、学校教育を経たわけではなく、アシスタント経験もない「独学」で創作を始めた。そこから独自の作風と手法を確立している[19]。
漫画では、会話劇を中心とした作品を得意とし、登場人物の会話と間で成立するテンポや間合いを生かす作品世界を構築。一方、アニメや映画などの映像作品では、音や声、演出の多様性を活かした「別の筋肉」を使った物語づくりを行うと語っている[19]。
複数のメディアで作品を同時期に発表することもあり、「メディアを横断した創作」が特徴。漫画、アニメ、映像というように、表現形式を限定せず制作する姿勢を取っている[20]。
顔出しNGの覆面作家として活動しているが、その理由は「友人に自分の仕事を伝えておらず、今さら言えなくなってしまったため」と明かしている[2]。
作品リスト
漫画
連載(漫画)
- スピナーベイト(『コミックバーズ』2010年5月号 - 2011年8月号)
- セトウツミ(『別冊少年チャンピオン』2013年5月号 - 2017年12月号)
- オッドタクシー - 原作担当[12]
- RoOT / ルート オブ オッドタクシー- 原作担当[12]
- カミキル-KAMI KILL-(作画:ヤマサキリョウ、『週刊ヤングジャンプ』2025年38号[16] - ) - 原作担当[16]。
読み切り(漫画)
- ダミー(『コミックバーズ』2006年8月号) - 『テリトリー』に収録。
- テリトリー(『コミックバーズ』2008年12月号) - 『テリトリー』に収録。
- 百年カレンダー(『コミックバーズ』2012年6月号) - 『テリトリー』に収録。
- マジ雲は必ず雨(『月刊少年チャンピオン』2013年1月号) - 『セトウツミ』1巻に併録。
- 「このまま終わってたまるか」なんて言いながら(『ジャンプ改』2013年2月号) - 『テリトリー』に収録。
- トシくんとハナちゃん(『コミックバーズ』2013年9月号) - 『テリトリー』に収録。
- バーン(『プリンセスGOLD』2015年9月号) - 『セトウツミ』5巻に併録。
- メトロノーム(『月刊バーズ』2016年3月号) - 『テリトリー』に収録。
- チカチカ(『テリトリー』2016年) - 単行本描き下ろし。
- 兄弟の終わり(『ヤングアニマル嵐』2016年9号)
- 鈴木について(『漫画アクション』2017年21号)
脚本
Webドラマ
- MATCH girls (2018年)- 初の実写脚本作品[21]
- ブラック校則(2019年)[22]
テレビドラマ
映画
- ブラック校則(2019年)[22]
テレビアニメ
アニメ映画
- 映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年)[24]
- ホウセンカ(2025年)[18]
舞台
- 男性ブランコの浦井のりひろのコントライブ「浦井が一人と『話』が三つ」(2021年)[25] - 3話オムニバスの一人芝居のうちの1話を担当。
- 『舞台「オッドタクシー 金剛石は傷つかない」』(2023年)[14] - 伊達さん(大人のカフェ)との共同脚本。
書籍
- 『こわい童謡』、幻冬舎コミックス〈バーズコミックス〉2007年、全1巻
- 『陰日向に咲く』、幻冬舎コミックス〈バーズコミックス〉2008年、全1巻
- 『スピナーベイト』、幻冬舎コミックス〈バーズコミックス〉2010年 - 2011年、全3巻
- 『セトウツミ』、秋田書店〈少年チャンピオン・コミックス〉2013年 - 2017年、全8巻
- 『テリトリー』、幻冬舎コミックス〈バーズコミックス スペシャル〉2016年、短編集
- 『カミキル-KAMI KILL-』、作画:ヤマサキリョウ、集英社〈ヤングジャンプ コミックス〉2025年 - 、既刊2巻(2026年2月19日現在)