のだ
大漠波新の楽曲 (2023)
From Wikipedia, the free encyclopedia
「のだ」は、日本のボカロP・大漠波新の楽曲、およびそれを原作とした小説・漫画作品。ニコニコ動画の音楽イベント「無色透名祭II」[1]に合わせて2023年11月2日に公開され[2]、イベント終了後の同年11月6日にYouTubeにおいてもミュージック・ビデオ (MV) が公開された[2]。歌唱する歌声合成ソフトウェアは、初音ミク・重音テト・ずんだもん[3][4]。
| 「のだ」 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 大漠波新の楽曲 | |||||||
| 初出アルバム『V.S』 | |||||||
| リリース | 2023年11月2日 | ||||||
| 規格 | デジタル・ダウンロード | ||||||
| ジャンル | ボカロ | ||||||
| 時間 | 2分58秒 | ||||||
| 作詞・作曲 | 大漠波新 | ||||||
| 『V.S』収録順 | |||||||
| |||||||
| |||||||
2023年11月19日発売のEP『LIFE』、および2024年11月23日発売のアルバム『V.S』の収録曲[5][6]。
作風
本作は、ずんだもんの「ありのまま」に焦点を当てており[7]、ずんだもんが音声合成ソフトウェアとなった経緯、およびその反響(ずんだもん#評価・反響)を交えて描いている[2]。作者の大漠波新は、ずんだもんについて陰で泣くピエロを想起し、ずんだもんを「普段明るく見える人も、顔で笑って心で泣くことがある」という表現の役として位置づけたという[8]。
また、本作は初音ミクと重音テトについても焦点を当てており[7]、初音ミクは自身についてミッキーマウスやダンボを引き合いに出し、重音テトは「嘘から生まれた」自身の経緯(重音テト#沿革)を交えるなど、歌声合成ソフトウェアの視点から、歌声合成ソフトウェアを使用する人間という身に対するメッセージを提起している[2][9]。
初音ミクと重音テトがずんだもんを激励し、ずんだもんが自分の「ありのまま」を見つける[2]。曲の最後には3人それぞれが人間に対して「ありのままの自分を愛してほしい」という願いを伝えている[2][10]。
制作
2023年8月に、The VOCALOID Collection(ボカコレ)2023夏への参加曲として投稿した[11]「あいのうた」がヒットする[12]。「あいのうた」を制作した背景として、大漠波新は「ボカロの声を借りて曲を作ることへの決意表明」であったと語っている[8]。ボーカルにずんだもんを加えつつ前作の要素を踏襲した本作は、「あいのうた」に続く「VOCALOID STAR」シリーズの第二作であるとボカロPのサツキは評している[12]。
「VOCALOID STAR」シリーズは、歌声合成ソフトウェアの存在意義などに焦点を当てる大漠波新の楽曲群であり[7]、自身の名刺となるように作ってきたと本人は語っている[8]。本作の歌詞やメロディーは、ボカコレ2023夏が終了した翌日には全て完成していたという[8]。
反響
本楽曲は、Billboard Japanが発表するヒットチャート「ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20」の2023年11月15日付けのランキングで2位にチャートインし、当時9週連続で1位を獲得していた原口沙輔の「人マニア」に僅差まで迫った[13]。
投稿されたミュージックビデオは、2024年2月11日にニコニコ動画における「伝説入り」(100万回以上再生)のタグが付与された[14]ほか、YouTubeにおいても2025年4月10日に2000万回再生を突破した[15]。
派生作品
小説
2024年12月1日に、本楽曲を原作としたライトノベルの発売がKADOKAWAのレーベルMF文庫Jより発表された[16]。
- 真野真央(著)、Oda Kogane(イラスト)、大漠波新(原作・監修)、既刊2巻(2025年8月25日現在)。
- 『のだ』(2025年1月24日発売[17]、KADOKAWA〈MF文庫J〉、ISBN 978-4-04-684443-9)
- 『のだ2』(2025年8月25日発売[18]、KADOKAWA〈MF文庫J〉、ISBN 978-4-04-685083-6)
漫画
『月刊コンプエース』2026年2月号(2025年12月26日発売)より、先述の小説のコミカライズ版が連載されている[19]。コミカライズは沢田かにが担当している[20]。