み空

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リリース
録音
  • 1972年 (1972)
  • アオイスタジオ第一および第7スタジオ
時間
『み空』
金延幸子スタジオ・アルバム
リリース
録音
  • 1972年 (1972)
  • アオイスタジオ第一および第7スタジオ
ジャンル フォークソング
時間
レーベル URCレコード
プロデュース
金延幸子 アルバム 年表
-
  • み空
  • (1972年 (1972)
『み空』収録のシングル
  1. 時にまかせて
    リリース: 1971年7月1日 (1971-07-01)
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み空』(みそら)は、金延幸子URCレコードから1972年9月1日に発売したファーストアルバム。

金延幸子が登場したのは、1960年代末期、関西のアングラ・フォーク・シーンから。ただし、彼女は早くからプロテスト・ソングという言葉で示されるようなスタイルにとらわれないポップな作風を指向していた。その流れの中で、「」を結成、解散後に作られたアルバムが本作[1]。曲も大半は自作で、サウンドはアコースティックギターの弾き語りを軸にしたものとそれにバンドの演奏が加わったスタイルとが混在[1]ジョニ・ミッチェルを彷彿させる澄んだ高い声で、温もりのある明るいメロディを聴かせている[1]

先にシングル「時にまかせて」を発表したが、大滝詠一プロデュースのそれはイメージ通りにいかず、アルバムは細野晴臣にプロデュースを依頼した[2]

タイトルの「み空」の<み>をひらがなにした理由は複数あり、<見る>、「ドレミの<ミ>」、「私の<Me>」、「敬う<御>」、そして<神>でもある。<空>は自分の内側にある空という意味もある[3]

レコーディング後すぐに日本を離れてアメリカに行ったため、曲順や細かいところは本人はノータッチ[3]

オーストラリアでリイシューされた時、英語でもわかるようにしたくて、「Look Up To The Sky Is Beautiful」というタイトルにした[3]

小沢健二がコンサートのSEで本作を流したところ、レコード店に問い合わせが殺到したという[1]

収録曲

作詞・作曲・編曲:金延幸子(特記除く)

Side:A

  1. み空   (4:04)
    • 」の頃に書いた曲。メロディーはできていたが、アレンジの部分でメロディーが上がっていくところのコードの変わり方とか、瀬尾のアイデアが入っている。金延が手で弾きやすいコードにするために、いくつかサンプルを見せてサジェスチョンしてくれた[3]
    • 歌詞はデイドリーム(白昼夢)。大阪にいた時、心斎橋の川の近くの公園で、鳩がいたり、犬が駆けたりしているのを見ていたとき、居眠りしていたら脳内で流れてきた[3]
    • 夢の中で曲もできることがあり、これもいくつかのパートは夢からできている[3]
  2. あなたから遠くへ   (3:26)
    • 編曲:細野晴臣
    • 東京に出てきて、恵比寿で暮らしている時に書いた曲。恥ずかしがりのため、直接言えず、<雲>が自分自身だったりする[3]
    • 1996年、渡辺満里奈がカバー。ミニアルバム『Ring-a-Bell』に収録。
  3. かげろう   (3:00)
  4. 時にまかせて(アルバム・バージョン)   (2:56)
    • 編曲:細野晴臣
    • 大阪にいた頃に書いた。詩が先で、恋をして破れた自分に対して歌いかけている。大滝が2番の歌詞の一部を「のんびりするさ 時にもたれ」と変えて、「今はつらいけど時にまかせよう」と書いたのに気楽すぎて合わないと思ったが、結局そのままにした[3]
  5. 空はふきげん   (2:57)
    • 作曲:大瀧詠一
    • 実際は詩も曲も大滝との共作。2番の歌詞「花びんに つめたさと朝を 束ねて たっぷり そそぎこむ」は大滝のアイデア[3]
  6. おまえのほしいのは何   (2:44)
    • 遠藤賢司の「夜汽車のブルース」の歌に惹かれて書いた曲。金属のフィンガー・ピックをつけてカチカチ叩くように弾いている。レコーディングは楽しく進み、段々と乗ってきたので、吉野金次に「トゥルル~」をなんとかしたいと、「スキャットを逆に歌ってオーバーダブしたらどうなるか」と依頼、結果ふたつの声をわずかにずらして、それがエコーのようにもなった[3]

Side:B

  1. 青い魚   (2:58)
    • 編曲:細野晴臣
    • ニール・ヤングに影響されてできた曲。グレイプバインがカバーした際に、誤って作曲:大滝詠一とクレジットされた。歌詞は一番つらくて悲しい時にできた[3]
  2. 雪が降れば(ようこさんにささげる)   (4:00)
  3. 道行き   (2:57)
  4. はやぶさと私   (8:00)
    • 黒テント吉田美奈子がソロで「綱渡り」をピアノで弾いていたのを聴いて、そのピアノをギターのようにイメージして作った[3]。はやぶさとは、ポール・ウィリアムスのこと[3]。一発録りで2回目は泣きそうになってできなかった[3]
  5. 春一番の風は激しく   (2:45)
    • 作詞:藤原明子
    • これもポール・ウィリアムスと出会ってからの曲。この頃ポールは海の近くに住んでいて、ふたりで自転車に乗ってよく海に行っていた。ポールは泳ぐのが好きで、金延は座ってそれを見ているだけ。その時の感じが思い浮かぶ曲[3]

ボーナス・トラック

1989年9月1日発売の『み空+2』には既発のシングル曲がボーナス・トラックとして収録された。

  1. 時にまかせて(シングル・バージョン)   (2:47)
  2. ほしのでんせつ   (2:56)

レコーディング・メンバー

み空

  • ギター・唄   金延幸子

あなたから遠くへ

かげろう

  • ギター・唄   金延幸子

時にまかせて

  • ギター・唄   金延幸子
  • エレキ・ギター   中川イサト
  • ベース・ギター   細野晴臣
  • ドラム   林立夫

空はふきげん

  • 12弦ギター・唄   金延幸子
  • スライド・ギター:中川イサト

おまえのほしいのは何

  • ギター・唄   金延幸子
  • スライド・ギター:中川イサト

青い魚

  • ギター・唄   金延幸子
  • エレキ・ギター   鈴木茂
  • ベース・ギター   細野晴臣
  • ドラム   林立夫

雪が降れば(ようこさんにささげる)

  • 12弦ギター・唄   金延幸子

道行き

  • ギター・唄   金延幸子
  • マリンバ   細野晴臣

はやぶさと私

  • ギター・唄   金延幸子

春一番の風は激しく

  • ギター・唄   金延幸子
  • スライド・ギター:中川イサト

スタッフ

発売履歴

脚注

外部リンク

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