み空
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金延幸子が登場したのは、1960年代末期、関西のアングラ・フォーク・シーンから。ただし、彼女は早くからプロテスト・ソングという言葉で示されるようなスタイルにとらわれないポップな作風を指向していた。その流れの中で、「愚」を結成、解散後に作られたアルバムが本作[1]。曲も大半は自作で、サウンドはアコースティックギターの弾き語りを軸にしたものとそれにバンドの演奏が加わったスタイルとが混在[1]。ジョニ・ミッチェルを彷彿させる澄んだ高い声で、温もりのある明るいメロディを聴かせている[1]。
先にシングル「時にまかせて」を発表したが、大滝詠一プロデュースのそれはイメージ通りにいかず、アルバムは細野晴臣にプロデュースを依頼した[2]。
タイトルの「み空」の<み>をひらがなにした理由は複数あり、<見る>、「ドレミの<ミ>」、「私の<Me>」、「敬う<御>」、そして<神>でもある。<空>は自分の内側にある空という意味もある[3]。
レコーディング後すぐに日本を離れてアメリカに行ったため、曲順や細かいところは本人はノータッチ[3]。
オーストラリアでリイシューされた時、英語でもわかるようにしたくて、「Look Up To The Sky Is Beautiful」というタイトルにした[3]。
収録曲
作詞・作曲・編曲:金延幸子(特記除く)
Side:A
- み空 – (4:04)
- あなたから遠くへ – (3:26)
- 編曲:細野晴臣
- 東京に出てきて、恵比寿で暮らしている時に書いた曲。恥ずかしがりのため、直接言えず、<雲>が自分自身だったりする[3]。
- 1996年、渡辺満里奈がカバー。ミニアルバム『Ring-a-Bell』に収録。
- かげろう – (3:00)
- 時にまかせて(アルバム・バージョン) – (2:56)
- 編曲:細野晴臣
- 大阪にいた頃に書いた。詩が先で、恋をして破れた自分に対して歌いかけている。大滝が2番の歌詞の一部を「のんびりするさ 時にもたれ」と変えて、「今はつらいけど時にまかせよう」と書いたのに気楽すぎて合わないと思ったが、結局そのままにした[3]。
- 空はふきげん – (2:57)
- おまえのほしいのは何 – (2:44)
Side:B
- 青い魚 – (2:58)
- 雪が降れば(ようこさんにささげる) – (4:00)
- 道行き – (2:57)
- 後に夫になるポール・ウィリアムスと出会って生まれた曲[3]。
- はやぶさと私 – (8:00)
- 春一番の風は激しく – (2:45)
ボーナス・トラック
1989年9月1日発売の『み空+2』には既発のシングル曲がボーナス・トラックとして収録された。
- 時にまかせて(シングル・バージョン) – (2:47)
- ほしのでんせつ – (2:56)
レコーディング・メンバー
み空
- ギター・唄 – 金延幸子
あなたから遠くへ
かげろう
- ギター・唄 – 金延幸子
時にまかせて
- ギター・唄 – 金延幸子
- エレキ・ギター – 中川イサト
- ベース・ギター – 細野晴臣
- ドラム – 林立夫
空はふきげん
- 12弦ギター・唄 – 金延幸子
- スライド・ギター:中川イサト
おまえのほしいのは何
- ギター・唄 – 金延幸子
- スライド・ギター:中川イサト
青い魚
- ギター・唄 – 金延幸子
- エレキ・ギター – 鈴木茂
- ベース・ギター – 細野晴臣
- ドラム – 林立夫
雪が降れば(ようこさんにささげる)
- 12弦ギター・唄 – 金延幸子
道行き
- ギター・唄 – 金延幸子
- マリンバ – 細野晴臣
はやぶさと私
- ギター・唄 – 金延幸子
春一番の風は激しく
- ギター・唄 – 金延幸子
- スライド・ギター:中川イサト