わし座シータ星

From Wikipedia, the free encyclopedia

変光星型疑わしい[2]
わし座θ[1]
Theta Aquilae
星座 わし座
見かけの等級 (mv) 3.22[1]
変光星型 疑わしい[2]
分類 分光連星[1]
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  20h 11m 18.266s[1]
赤緯 (Dec, δ) −00° 49 17.31[1]
赤方偏移 -0.000093[1]
視線速度 (Rv) -28.02 km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: 35.26 ミリ秒/[1]
赤緯: 5.71 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π) 11.39 ± 0.24ミリ秒[1]
(誤差2.1%)
距離 286 ± 6 光年[注 1]
(88 ± 2 パーセク[注 1]
絶対等級 (MV) -1.5[注 2]
θ星の位置
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 3.2 ± 0.1"[3]
離心率 (e) 0.60 ± 0.02[3]
公転周期 (P) 17.122 ± 0.001 [3]
軌道傾斜角 (i) 143.5 ± 3.0°[3]
近点引数 (ω) 215 ± 10°[3]
昇交点黄経 (Ω) 99 ± 5°[3]
物理的性質
スペクトル分類 B9.5III[1]
色指数 (B-V) -0.07[4]
色指数 (U-B) -0.14[4]
色指数 (R-I) -0.05[4]
他のカタログでの名称
わし座65番星[1]
BD-01 3911[1]
FK5 756[1]
HD 191692[1]
HIP 99473[1]
HR 7710[1]
SAO 144150[1]
GSC 05161-02682[1]
NSV 25032[2]
TYC 5161-2682-1[1]
2MASS J20111828-0049171[1]
Template (ノート 解説) ■Project

わし座θ英語: Theta Aquilae)は、わし座にある3等星の連星系である。見かけの視等級は3.22等で、わし座の中では4番目に明るい。

わし座θ星までの距離は、年周視差の値に基づくと、約286光年となる[5]

わし座θ星は、2つの恒星から成る分光連星[6]、それぞれの恒星は、望遠鏡を使用して得られるスペクトルに見られるドップラー効果によって、初めて分離が可能になる。公転周期は約17.2で、軌道離心率は0.6で、かなり歪んでいだ軌道を公転している。両者の恒星は、地球からは3.2ミリ秒離れており[3]天文単位に換算すると0.24-0.28auとなる[7]

両者の恒星は、ともにスペクトル分類がB9.5III型とされている[8]。双方ともに、水素による核融合反応を行う主系列星の段階を終えて、巨星の段階にある。1996年の、Hummelらの観測によると、主星わし座θ星Aは、太陽の3.6倍の質量と、4.8倍の半径、278倍の光度、伴星わし座θ星Bは、太陽の2.9倍の質量、2.4倍の半径、68倍の光度があると推定された[3]。これらのパラメーターに基づいて、2008年にKalerは、Aは巨星だが、Bはまだ主系列星の段階にあると指摘している[7]

指標 構成要素
A B
スペクトル型 B9.5III[8] B9.5III[8]
視等級
絶対等級
質量 (M) 3.6 ± 0.8[3] 2.9 ± 0.6 [3]
半径 (R) 4.8 ± 0.5[3] 2.4 ± 0.2 [3]
表面重力 log g (cgs) 3.63[9] 4.20[9]
自転速度 (km/s) 36.0[9] 11.9[9]
光度 (L) 278 ± 54[3] 68 ± 14 [3]
表面温度 (K) 10,400[9] 10,250[9]
金属量 ([Fe/H]) 0.10[9] 0.10[9]

名称

中国では、わし座θ星は、η58番星62番星と共に、河鼓の鼓槌を意味する天桴と呼ばれる星官を成している[10]。この中で、わし座θ星は1番目の恒星とされているため、「天桴一」と呼ばれる[11]

Al Achsasi al Mouakketに記載されている星表「Calendarium」では、わし座θ星はThanih Ras al Akab (تاني ألرأس ألعقاب - taanii al ra’s alʕuqāb)と記されており、後にラテン語で、「鷲の頭の2番目の星」を意味するSecunda Capitis Vulturisと翻訳された[12]

アラブ人は、わし座θ星を、η星、δと共に、Al Mizān(ألميزان)天秤)に見立てた[13]Technical Memorandum 33-507 - A Reduced Star Catalog Containing 537 Named Stars, Al Mizānによると、δ星はAl Mizān Iη星はAl Mizān IIθ星をAl Mizān IIIとして知られていた[14]

脚注

関連項目

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI