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わっしょい百万夏まつり

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わっしょい百万夏まつり(わっしょいひゃくまんなつまつり)は、福岡県北九州市小倉北区の小文字通りや勝山公園周辺で開催される北九州市を代表する祭りである。例年、8月初旬に開催されていたが、2025年以降は9月の第3土曜日および日曜日の2日間となっている。[1]

百万踊りの様子

概要

1988年(昭和63年)の北九州市制25周年を機に、市民の心を一つに合わせ、多くの人々が楽しめる祭りとして初めて開催された。市民参加型の祭りとして定着しており、例年150万人を超える来場者が市内外から訪れるとされる。正式名称は「わっしょい百万夏まつり」である。

前身は、1973年(昭和48年)に一般社団法人北九州青年会議所が旧五市(門司市、小倉市、若松市、八幡市、戸畑市)の一体化を目的として開始した「まつり北九州」[2]である。長らく北九州青年会議所の事業として開催されていたが、1988年に北九州市がこれを市制25周年事業として引き継ぎ、新しいネーミングが公募され、「わっしょい百万夏まつり」となった。[3]祭りの名称には、市民が和(輪)になり、百万市民のホスピタリティとバイタリティで「燃える」想いを共感する、という意味が込められている。

主催は、一般社団法人北九州青年会議所および北九州商工会議所が中心となって結成された「わっしょい百万夏まつり振興会」である。毎年、実行委員長は一般社団法人北九州青年会議所の理事長が務め、祭り全体を司る事務局長は、実行委員長経験者である同会議所の元理事長から選出される。祭りの総予算は1億円前後であり、大半が企業や市民からの協賛金である。

会場では「夏まつり大集合」「百万踊り」「わっしょいYOSAKOI北九州」「わっしょいパレード」「こども夢ステージ」「まつり式典」などの催しが行われる。2025年は近年の猛暑への対応のため、例年の8月第1週目土日開催から変更され、9月20日・21日に開催された。

2020年の第33回は、新型コロナウイルス感染症の影響により、初のオンライン配信開催となり、11月14日に実施された。2021年の第34回も、感染拡大の影響により、9月5日にオンライン開催となった。2022年の第35回は8月6日・7日に開催され、2023年の第36回は8月4日に前夜祭、8月5日・6日に本祭が実施された。

夏まつり大集合

北九州市内各地区を代表する祭りが一堂に会する催しであり、わっしょい百万夏まつりの主要イベントの一つである。北九州市が旧5市(門司市、小倉市、若松市、八幡市、戸畑市)の合併によって誕生した都市であることから、それぞれの地域を代表する伝統的な祭礼や郷土芸能を集め、市民の一体感を高めることを目的としている。

参加する主な祭りは次のとおり。

備考

  • 戸畑祇園大山笠は、わっしょい百万夏まつりへの参加により観客が戸畑祇園へ来なくなるのではないかという意見や、祭りが2週連続となることによる担ぎ手確保の問題などから、参加しなかった時期があった。北九州市制40周年となる2003年(平成15年)からは参加を継続している。北九州市もそれ以降、戸畑祇園大山笠により多くの観客が訪れるよう取り組みを行っている。
  • 開催地の祭りである小倉祇園太鼓は、2007年(平成19年)の「夏まつり大集合」に参加していない。これは2006年(平成18年)の開催時にボランティアや他の参加団体とのトラブルが発生したため、翌年は小倉祇園太鼓側が自粛する形となったためである。[4]。
  • 小倉南区には区を代表する大規模な祭りが少なかったが、文政2年(1819年)に始まり200年以上の歴史を持つ曽根神幸祭が参加することとなった。

百万踊り

百万踊りは、わっしょい百万夏まつりを代表する催しの一つであり、地元企業や市民団体などが参加して行われる1万人規模の大規模な踊りである。祭りに先立ち、市内各地で踊りの講習会が開催され、参加団体ごとに練習が行われる。

使用曲は、長らく日野美歌が歌う『燃えろみんなの北九州』であったが、2012年(平成24年)から新曲『いいっちゃええっちゃ北九州』が使用され、2013年(平成25年)から公式曲として導入された。『いいっちゃええっちゃ北九州』は北九州市出身の大内義昭が作曲している。公式サイトでは、両曲を百万踊りの使用曲として案内している。

わっしょいYOSAKOI北九州

高知県のよさこい祭りを源流として、北海道のYOSAKOIソーラン祭りの流れをくむ形式の踊りを披露する催しで、わっしょい百万夏まつりの主要なイベントの一つである。2003年(平成15年)に開始され、北九州市内外から参加するチームが演舞を披露する。[5]

地元企業の団体や市民同好会、学生団体などが参加し、鳴子を用いた独自の振付や衣装、演出などを取り入れた演舞が行われる。近年では参加団体も増加しており、わっしょい百万夏まつりを代表する催しの一つとなっている。

花電車と花自動車

北九州市役所前を走る花自動車

西日本鉄道(西鉄)が造花、電飾などで装飾した専用車両「花自動車」を運行し、祭りを華やかに演出。夜間は電飾によって絢爛豪華に照らされる。なお、この花自動車は5月に博多どんたくで運行したうちの一部を利用している[6]。

1988年の初開催以降、当初は祭り期間中に西鉄北九州線で花電車を運行していた。花電車は地元の小倉北区下到津に工場を持つ東芝や、地元百貨店の井筒屋がスポンサーとして出資していた時期もある。1992年(平成4年)に同線の小倉市街地内の区間が廃止されたため、以降はトラックを改造した車両を花自動車として運行している。架線から直接電力を供給できる電車と違い、自動車用バッテリーを用いるため電力使用量に限りがあり、花電車時代と比べて電飾は地味になっている。

花火大会

祭りのフィナーレとして、かつては北九州市役所前の勝山公園で3000発規模の花火大会が行われていた。しかしながら、2019年からは、勝山公園周辺の環境変化やコスト増によって大規模な花火の打ち上げが難しくなったことなどから、会場をミクニワールドスタジアム北九州周辺へ移し、前夜祭を新設して花火を実施するようになった。

2022年は、前夜祭としてミクニワールドスタジアム北九州でSUGOI花火「QUEEN THE GREATEST FIREWORKS 2022」が開催された。

2023年は、前夜祭企画として、B’zの楽曲と花火を融合させた花火エンターテインメント・ショー『B’z ULTRA FIREWORKS 2022-2023』がミクニワールドスタジアム北九州で開催された。

2024年は、前夜祭としてミクニワールドスタジアム北九州で「北九州SUGOI花火2024『北九州シティポップ花火』」が開催された。

2025年は前夜祭が実施されなかったため、前年までミクニワールドスタジアム北九州で開催されていた共催花火大会は行われなかった。一方で、同年9月21日には、祭りのフィナーレとして勝山公園大芝生広場で「WASSHOI FIREWORKS 2025」が実施された。

脚注

関連項目

外部リンク

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