アタラクシア
From Wikipedia, the free encyclopedia
エピクロスは、人間の本当の楽しみ(快楽・安楽)というのは、結婚することは避け、子供を作らず、「隠れて生きよ」(古代ギリシア語: λάθε βιώσας, lathe biōsas, ラテ・ビオーサース)という方針で生きる時にはじめて得られる、とした[1]。そのために、アタラクシアの境地(外界にわずらわされない平静不動なる心の状態、心から動揺をとり除いた境地)を実現するのが哲学の究極の目標・理想だとした[1]。
後世に「快楽主義」と同一視されるエピクロス主義の祖エピクロスでさえ、結局のところ、酒や異性に溺れて苦を招く生活よりも、「パンと水」と表現された、アタラクシアの生を追求したのである[4]。