1971年にWalter Coombsはアノドントサウルスが北アメリカの後期白亜紀カンパニア期に生息していて唯一のアンキロサウルス科の種であると結論した。またAnodontosaurus lambei、ディプロサウルス・アクトスクアメウス(Dyoplosaurus acutosquameus)、スコロサウルス・クトゥレリ(Scolosaurus cutleri)をエウオプロケファルス・トゥトゥス(Euoplocephalus tutus)のシノニムであるとした[6]。このAnodontosaurus lambeiとEuoplocephalus tutusのシノニム化は一般に受け入れられ、そのためCMN 8530はE. tutusの標本とされた[5]。しかし、 後にArbour et al. (2009)でのディプロサウルス(Dyoplosaurus)を正当な属とする再記載や[4]、 Victoria Arbour (2010) ではアノドントサウルスもエウオプロケファルスと区別可能な正当な分類群であると主張された。アブストラクトのみ発表されたArbourの研究によれば、アノドントサウルスは頭骨と頸部の半円状の装飾および三角形のこぶがあり尖っている尾の棍棒の形態により識別可能で、る。さらにArbourはホースキャニオン累層の全てのアンキロサウルス亜科の標本をエウオプロケファルスではなくアノドントサウルスのものであると示唆した[2]。アノドントサウルスの正当性は後続の二つの研究でも受け入れられた。一つ目はPaul PenkalskiとWilliam T. Blowsによる研究で、スコロサウルスについても正当な分類群であるとしている[7]。二つ目はPenkalski (2013)でこの論文では元々はエウオプロケファルスのものとされていた標本に基づきオオーコトキア(Oohkotokia)の命名、記載を行っている。Penkalski (2013)ではアキロサウルス亜科の標本についての小規模な系統解析が行われた。この解析によるとアノドントサウルスのものとすることが出来る標本はホロタイプのみである。アノドントサウルスはエウオプロケファルスのホロタイプや他にこの属のものとされている標本と多分岐(英語版)として配置され、一方でオオーコトキアはディプロサウルス、ディプロサウルスもしくはスコロサウルスのものと考えられる標本からなるクレードに配置される [1]。