アルフォンス・ルロワの肖像
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| フランス語: Portrait d'Alphonse Leroy 英語: Portrait of Alphonse Leroy | |
| 作者 | ジャック=ルイ・ダヴィッド |
|---|---|
| 製作年 | 1783年ごろ |
| 素材 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 72 cm × 91 cm (28 in × 36 in) |
| 所蔵 | ファーブル美術館、モンペリエ |
『アルフォンス・ルロワの肖像』(アルフォンス・ルロワのしょうぞう、仏: Portrait d'Alphonse Leroy、英: Portrait of Alphonse Leroy)は、18世紀フランスの新古典主義の巨匠ジャック=ルイ・ダヴィッドが1783年ごろ、キャンバス上に油彩で制作した絵画である。1829年に購入されて以来[1]、モンペリエにあるファーブル美術館に所蔵されている[1][2]。

ダヴィッドは1783年のサロン・ド・パリで2点の肖像画を展示したが、そのうちの1点は『ジャック=フランソワ・デメゾンの肖像』 (バッファロー美術館) で、もう1点が本作である[2]。アルフォンス・ルロワ (1741または1748年-1816年) は産科医で[2]、多くの著書を刊行し[1]、ダヴィッドの妻の第1子の出産に立ち会った[2]。
ダヴィッドは、良い身なりをしたルロワを聡明で洗練された人物として表した。彼は鑑賞者の方を向き、女性の病気に関するヒポクラテスの著作『モルビ・ムリエルム (Morbi mulierum) の上に肘を置いている[1][2]。机には、当時発明されたばかりの「カンケ灯 (lampe à quinquet)」が置かれている。この医療に用いられた照明器具は、12本分のロウソクに匹敵する明るさをもたらしたもので、当時の技術的進歩の象徴であった[1][2]。ランプと本は、チェーザレ・リーパのエンブレム・ブック (寓意画集) 『イコノロギア (Iconologia)』によれば、研究のアトリビュート (物事を指し示す象徴) である。
細部に対する自然主義的配慮、そして明るい色調は、ダヴィッドが1781年にフランドルに滞在した折、いかにフランドルの画家たちに影響を受けたかを示している。なお、ダヴィッドの弟子の1人であるジャン=フランソワ・ガルヌレが、ルロワの手と衣服を描くのに助力している。画中の唯一の不備な部分は、ルロワの左手が見えない左腕の描写である[2]。