ジャック=フランソワ・デメゾンの肖像
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| フランス語: Portrait de Jacques-François Desmaisons 英語: Portrait of Jacques-François Desmaisons | |
| 作者 | ジャック=ルイ・ダヴィッド |
|---|---|
| 製作年 | 1782年 |
| 素材 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 91.44 cm × 72.39 cm (36.00 in × 28.50 in) |
| 所蔵 | バッファロー美術館、バッファロー |
『ジャック=フランソワ・デメゾンの肖像』(ジャック=フランソワ・デメゾンのしょうぞう、仏: Portrait de Jacques-François Desmaisons、英: Portrait of Jacques-François Desmaisons)は、フランスの新古典主義の巨匠ジャック=ルイ・ダヴィッドが1782年にキャンバス上に油彩で制作した絵画である。画面下部右側に「J.L.David f/1782」という画家の署名と制作年が記されている[1]。作品は1944年以来、バッファロー美術館 (オルブライト・ノックス美術館改め) に所蔵されている[1]。
この肖像画は知的な雰囲気と構図の明晰さで特筆すべき作品で、啓蒙主義時代の建築家ジャック=フランソワ・デメゾン (1720年ごろ-1818年) を表している[1]。ダヴィッド初期のわずかな肖像画のうちの1点として重要な本作は、貴族ではなくブルジョワ階級の専門家を描いている。当時は、高貴な出生よりも知性的、市民的責務が重要なものとなりつつあった[2]が、本作はフランス革命前夜の芸術的、社会的価値の変化を反映している[2]

デメゾンは、王立建築アカデミーの会員であった[1]。ダヴィッドがわずか9歳であった時、彼の父親はピストルによる決闘で死亡していたが、彼の叔父であったデメゾンは、同じく彼の叔父で、建築家であったフランソワ・ビュロン (François Buron, 1731年–1818年) ともに彼の養育を助けた[1][3]。デメゾンとビュロンはダヴィッドも建築の道を歩むよう奨励したが、絵を描くことに夢中であったダヴィッドはパリ国立高等美術学校に進むことになった[1]。
デメゾンは、コンパス、定規、設計図など建築用の道具に囲まれ、 椅子に座った姿で表されている。本もテーブルの上に置かれており、その中にはアンドレーア・パッラーディオを指す、はっきりとパッラーディオの名前が背表紙に記された一巻もある[1][4]。
本作は、全体的な構図において当時の非常に典型的な肖像画となっている。その一方で、ダヴィッドにとって大変重要であった人物を暖かく、親密に表現した肖像画でもある。デメゾンのポーズと態度は、鑑賞者の我々が彼の仕事を中断させてしまったことを示唆している。彼はペンを下ろしつつ見上げ、鑑賞者を見つめるために眉毛を持ち上げている[1]。