イオン海老名店

神奈川県海老名市にあったショッピングセンター From Wikipedia, the free encyclopedia

イオン海老名ショッピングセンター(イオンえびなショッピングセンター)は、イオンリテール株式会社が神奈川県海老名市で運営していた大規模小売店舗(ショッピングセンター)で、届出上の正式名称は海老名ショッピングデパート。

所在地 243-0432
神奈川県海老名市中央二丁目4番1号
座標 北緯35度27分1.5秒 東経139度23分34.5秒
開業日 1979年昭和54年)11月30日
(ニチイ海老名店として開店)
1993年平成5年)4月24日
(海老名サティに店名変更)
2011年(平成23年)3月1日
(イオン海老名店に店名変更)
閉業日 2026年令和8年)5月17日
概要 イオン海老名ショッピングセンター AEON EBINA S.C., 店舗概要 ...
イオン海老名ショッピングセンター
AEON EBINA S.C.
2024年4月
店舗概要
所在地 243-0432
神奈川県海老名市中央二丁目4番1号
座標 北緯35度27分1.5秒 東経139度23分34.5秒
開業日 1979年昭和54年)11月30日
(ニチイ海老名店として開店)
1993年平成5年)4月24日
(海老名サティに店名変更)
2011年(平成23年)3月1日
(イオン海老名店に店名変更)
閉業日 2026年令和8年)5月17日
正式名称 海老名ショッピングデパート[1]
土地所有者 各地権者による借地
施設所有者 株式会社ニチイ

株式会社マイカル

イオンリテール株式会社[2]

イオンモール株式会社

イオンリテール株式会社
施設管理者 イオンリテール株式会社
商業施設面積 31,833 m²
中核店舗 イオン海老名店
店舗数 イオン海老名店と70の専門店
営業時間 食料品売場9:00 - 23:00
衣料品・住生活用品売場9:00 - 22:00
駐車台数 1,282台[3]
駐輪台数 542台[3]
前身 ニチイ海老名店

海老名サティ
最寄駅 海老名駅
最寄バス停 海老名駅東口
最寄IC 海老名IC
外部リンク 公式サイト
テンプレートを表示
閉じる

概要

1979年11月30日、海老名ショッピングデパートの核テナント「ニチイ海老名店(ニチイえびなてん)」として開店。

ニチイおよびサティ時代に増床を進め、系列の運動施設を設置したほか、興行場として国内初のシネマコンプレックス形式の映画館(ワーナー・マイカル・シネマズ[4])を設置するなど[5]、後の商業開発で一般的となる「映画館を併設した商業施設」の先駆的存在となる。

ワーナー・マイカル・シネマズには、一般的な映画館としては国内初のTHX認定シアターを設置し、開業後は映画ファンのみならず「スターウォーズの聖地」などとして県内外から訪れる者も少なくなかった[6][7][8]

サティ時代にはホームページ上で「規模・売上高ともにマイカルグループを代表する店舗」と謳っていたが[9]、増床を重ねる中で厚木サティ(現:イオン厚木店)よりも売り場面積の広い旗艦店として、イオン傘下となった後も営業を続けた。

近隣には業務提携を経てイオングループ傘下となったダイエーの運営する大規模小売店舗「ショッパーズプラザ海老名」(核テナントはダイエー海老名店)があり、イオンリテールは海老名ショッピングデパート(イオン海老名店)建て替え期間中の移転先として活用する方針を明らかにした。

移転にあたって、ショッパーズプラザ海老名の主要な小売店である「ダイエー海老名店」を2026年2月25日に閉店させ、施設の管理運営はイオンCREソリューションが事業継承、建物名を「ショッパーズプラザ海老名」から「イオン海老名」に変更し、専門店街に入るテナントの大半は営業継続を決めた[10]

2026年6月4日、建て替え期間中の移転先「イオン海老名」の主要な小売店として、イオンリテールが運営する「イオン海老名駅前店」を開店[11][12][注 1]

2026年5月17日の営業を最後に休業しているが、設置者のイオンリテールは新店舗の建設予定地について、隣接する平面駐車場の区域などを検討しているという[13][14]

年表

フロア構成

  • 4階:コナミスポーツクラブ海老名(2026年2月28日まで営業)
  • 3階:住まいと暮らしのフロア
  • 2階:紳士ファッションとキッズワールドのフロア
  • 1階:食品のフロアと婦人ファッション・H&BCのフロア

ポトラッチ館

  • 1階:専門店
  • 2階〜R階 : 立体駐車場

イオンシネマ海老名

概要 イオンシネマ海老名AEON CINEMA EBINA, 情報 ...
イオンシネマ海老名
AEON CINEMA EBINA
イオンシネマ海老名(2024年4月)
情報
正式名称 イオンシネマ海老名
旧名称 ワーナー・マイカル・シネマズ海老名
完成 1993年
開館 1993年4月24日
開館公演ロボコップ3』(フレッド・デッカー監督)他
閉館 2026年5月17日
最終公演スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(リチャード・マーカンド監督)[35][36]
収容人員 (7スクリーン)1,713人
延床面積 6,200[37] m2
設備 ドルビーデジタル5.1ch、DLPTHXシアター
用途 映画上映
旧用途 海老名ピープルアイスアリーナ(スケートリンク
運営 イオンエンターテイメント
所在地 243-0432
神奈川県海老名市中央二丁目4番1号
イオン海老名店 2 - 3階
アクセス 本文参照
外部リンク イオンシネマ海老名
テンプレートを表示
閉じる

イオンシネマ海老名(イオンシネマえびな)は、イオンエンターテイメント株式会社がイオン海老名店内で営業していた映画館で、定義にもよるが日本初のシネマコンプレックス(マルチプレックス・シネマ[38])だったことで知られていた[5][39][40]

歴史

ワーナー・ブラザース・インターナショナル・シネマズとニチイの合弁会社である株式会社ワーナー・マイカル第一号劇場として、1993年4月24日に開業した。

開業時の名称は「ワーナー・マイカル・シネマズ海老名」

以後、所管行政庁である厚生労働省[5]、映画、音響業界など各分野において「日本初のシネマコンプレックス」として認知されるようになる[39][40]

海老名は戦前、海老名村だった1926年に「相模座」という劇場が発足し、主にサイレントやトーキー映画を上映していたが、7年ほどで閉館していた[41]。その後、1972年頃「大塚劇場」が開業するも僅か4年で廃業を迎え、二度に渡り興行場の経営は長く続かなかった[42]

こうした海老名の歴史から、当時の映画業界では「アメリカンスタイル[38]」の新たな興行場経営に対して成功そのものが疑問視されたが[43]、開業後は業界の予想を裏切る形で大盛況となり、開業4年後の1997年時点で年間観客動員数が100万人を突破するまでに支持を広げて成功例となった[33]

これ以降、2000年の大規模小売店舗法(旧法)の改正に伴う大型モール開発も後押しする形で[5]、日本国内ではマイカルグループに留まらずシネマコンプレックスが小売業界のもと国内各地に急増し、都市部では併設型シネコンが立ち並ぶなど競争激化の要因となっていった。

本施設の延床面積6,200㎡中、3割程度は新規に増築した区画で、残り7割の専有部は従来のアイススケート場を改装して使用していた[37]

2013年7月1日、運営会社ワーナー・マイカルイオンシネマズと合併した事に伴い、イオンシネマ海老名に改称。

2020年以降、コロナ渦で感染症対策が重視されていたことから2021年2月28日、座席の一部を変更し約1.5倍の広さを確保し更にパーテーションを設置した「アップグレードシート」(以下表、US)を新設する取り組みを始めた[44]。これに伴い総座席数は従来の1,874席から1,713席に減少している。

2026年2月28日、入居しているイオン海老名店の建て替えに伴い、イオンシネマも同年5月中旬をもって閉館することを発表[40][45]。発表時点では建て替え後の施設への再出店は無いとしていた[40]

同年3月18日、閉館日が同年5月17日となることを公表し[11]、クロージングイベントとして4月24日から「スター・ウォーズ」シリーズ全11作品が7番スクリーンで順次上映[33]

イオンシネマ海老名としては5月17日14時5分上映開始の『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』が最終上映作品となった[注 2]

当日は471人が同作品を鑑賞[47]、上映後のクロージングセレモニーでは当時(17代目)の総支配人として加藤曉司、イオンエンターテイメント代表取締役社長の藤原信幸、神奈川県内のイオンシネマ[注 3]総支配人に加え、長年競合していたTOHOシネマズ海老名の総支配人らが登壇[48]

最後は登壇者と観客による「May The Movie Be With You.(映画と共にあらんことを)」[注 4]の掛け声で33年分の営業を締めくくった[35][47]。最終公演から3日後の5月20日、設置者のイオンエンターテイメント株式会社が興行場の廃止を神奈川県に届出が行われた[34]

国内初の業態で開館後、33年間の累計観客動員者数は約1800万人を数えた[48]

特徴

全7スクリーン[38]、合計定員は1,713人。1 - 6番スクリーンは2階ロビーから、メインの7番スクリーンは階段およびエレベーターで繋がる3階ロビーに上がってから入場する構造になっていた。

1993年の開業時からドルビーデジタル(ドルビーサラウンド[49])を各シアターに導入。開業時はシネコンとして最先端の仕様となっていたが、業界のデジタル化が進んだ2000年代以降は施設の基本設計が古く「HDR」や「ドルビーアトモス」など新しいフォーマットは導入せず、2026年の閉館まで標準上映のみ行っていた。

7番スクリーンは日本初のTHX認定スクリーン[45]ジョージ・ルーカスがTHXの発案者である関係で『スター・ウォーズシリーズ』ファンの聖地として県内外から認知され[40]、関東の郊外であるにもかかわらず関西からコアなファンが駆け付けるほどの人気ぶりだったという[39]

同時期にワーナー・マイカル・シネマズとして開業した興行場の中には「設備の老朽化」を理由に撤退した事例もある中、イオンシネマ海老名は母店の建て替えに伴う閉館まで基本設計を変えることなく営業を続けた。

さらに見る No., 座席数 ...
スクリーン詳細
No. 座席数 3D対応 備考
通常 US 車椅子
1 139 6 1
2 138 6 1
3 345 12 1
4 121 9 1
5 195 13 1
6 186 12 1
7 502 22 1 THX認定スクリーン
閉じる

過去にあった施設

海老名ビブレ

1982年11月20日の増築時に、ニチイ海老名店内のテナントとしてオープン。ニチイ直営ではなく、テナント主体となっていた[50][51]

海老名ピープル・アイスアリーナ

1982年11月20日の増築により、2階フロアに併設されたアイススケートリンク[18][19][20][52][53][54][15][17][18][21]。営業時間は平日が10:00〜21:00、日曜・祝日が9:00〜21:00[18]。施設面積2,190㎡の中に56×26m(1,456㎡)のアイススケートリンクが存在し[18]、付帯設備としてロッカールーム、スナックコーナー、医務室、事務室、貸し靴コーナー、自動販売機コーナーを有していた[18]

毎年10月半ば〜3月末を営業期間としており[55]、オフシーズン時はアイスマットが撤去され、コミュニティホールとして催事等に利用された[18][20]。なお、1987年(昭和62年)6月5日からはオフシーズン対策の一環も兼ね、パチスロ機の販売などを手がける株式会社メイドインサービスが運営する屋内レンタルカート場「サーキット・海老名」としても利用された[55]

「サーキット・海老名」の営業時間は10:00〜22:00、コースは全長130m、コース幅は最大8m、カート台数は17台であった[55]

閉館後、1993年4月に開業するワーナー・マイカル・シネマズ海老名の一部へ転用[37]

ケーヨーホームセンター海老名店

1986年10月、1階フロアの一角(現在のフードコート付近[56])にケーヨーホームセンターの48店舗目、および神奈川県では初の店舗として開業[22]。売場面積は約1,653㎡(約500坪)、外売場は約66㎡(約20坪)[22][23]。当店はニチイがホームセンターの業態開発として取り組んでいた「ニックメイト」の跡地を利用して開店した[22]

1982年11月に開店したニックメイトであったが[15][17][21]、一般的なホームセンターと異なり駅近という立地上駐車場等の確保においてカーショッピングへの対応が不十分であったこと[22]、ニチイに併設されていたため園芸用品等を展示する外売場を設けられなかったことなどから思うように売上げは伸びず[22]、1986年8月に閉店している[22]

ケーヨーホームセンター海老名店は設備(建物そのものや、自動車修理に対応したカーピット等)をニックメイト時代から引き続いてそのまま活用しており[22]、ニックメイトとしてニチイ海老名店の一角を形成していた名残から他店と比較して出入口が多い(出入口:店舗の正面、 海老名ビブレ とのつなぎ口(現在のイオンバイク付近[56])、カーピットへ出る出入口など)という特徴を持っていた[22]

売場面積についても外売場が増設された以外はニックメイト時代から変化していない[22]。 ただし、陳列レイアウトおよび取り扱い商品については大幅に変更が加えられた[22]。陳列レイアウトについては、店舗の形態が縦長となっている(奥行きが開口の約3倍ほど)こともあり、正面入口から真っ直ぐに主通路をとり、その両サイドにゴンドラ(1.8mのもの)を並べる形をとった[22]

また、取り扱い商品は日用品雑貨、家庭用品、家電、収納用品、インテリア、木材、DIY用品、カー・自転車用品などとし、文具や玩具、スポーツ用品などニチイ本体と競合するような商品は避けていた[22]

ポトラッチ

1990年11月に立体駐車場棟1階に開設された。ニチイが本格的に取り組んだ総合レンタル店業態の第1号店であった[27]。店舗面積は1,400㎡[26][25][27]。年中無休で、営業時間は10:00〜23:00[26][27]であった。取り扱い品目は大別すると、アメニティレンタル、コスチュームレンタル、アートレンタル、健康グッズレンタル(イオン整水器、空気清浄器など)の4つに分類される[26]

アメニティレンタルで取り扱われる商品はアウトドア用品、スポーツ用品、旅行用品、ベビー・介護用品、美容・健康器具であり、約330㎡(100坪ほど)のスペースに約1,000点が展示されていた[26]。コスチュームレンタルではパーティドレス、着物が取り扱われ、展示スペースは約99㎡(50坪)、展示商品数は500点であった[26]。アートレンタルには絵画、アートフラワー、グリーンインテリアがあり、このうち絵画については店内に存在した25mに渡る壁面に展示されていた[26]

なお、健康グッズレンタル業は法人顧客を対象としており、展示スペースはほとんど設けていなかった[26]

立体駐車場棟1階には複数の専門店が入居していたが、後に「ポトラッチ」の名称は立体駐車場棟の名称となった。

ノジマイオン海老名店

2010年に家電量販店「ノジマ海老名サティ店」として立体駐車場棟1階ポトラッチ跡に開店[57]。取り扱い商品はケーヨーと同様、日用品雑貨、家庭用品、家電、玩具等としていた。イオン転換後も営業を続けたが、2016年5月18日に閉店している[58]

周辺施設

ニチイ海老名店の開店後は商業地として駅周辺が開発され、2002年に入り厚木街道を挟んだ北側に大型商業施設「ビナウォーク」が開業。

テナントとしてTOHOシネマズ海老名(旧:ヴァージンシネマズ海老名)が入り、至近距離にシネマコンプレックスが競合する状況が約24年間に渡り続いた。

駅周辺は一帯で再開発され、2015年には海老名駅西口に「ららぽーと海老名」が開業した。

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI