イヌザンショウ

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イヌザンショウ
イヌザンショウ、鳳来寺山(愛知県新城市)にて、2023年7月11日撮影
イヌザンショウ
鳳来寺山愛知県新城市)にて、2023年7月
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ムクロジ目 Sapindales
: ミカン科 Rutaceae
: サンショウ属 Zanthoxylum
: イヌザンショウ Z. schinifolium
変種 : イヌザンショウ Z. c. var. schinifolium
学名
Zanthoxylum schinifolium Siebold et Zucc. var. schinifolium (1845) 標準[1],
Zanthoxylum schinifolium Siebold et Zucc. (1845) 広義[2]
シノニム
和名
イヌザンショウ(犬山椒)、
オオバイヌザンショウ[1]
ホソバイヌザンショウ[1]
コバノイヌザンショウ[1]

イヌザンショウ(犬山椒[10]学名: Zanthoxylum schinifolium var. schinifolium または Zanthoxylum schinifolium)は、ミカン科サンショウ属分類される落葉低木の1。別名、オオバイヌザンショウ、ホソバイヌザンショウ、コバノイヌザンショウともよばれる。

和名「イヌザンショウ」の由来は、サンショウに似るが、香りが弱く香辛料にならないため、名に本物のサンショウに比べて役に立たないという意味の「イヌ」をつけたものである[11]。中国名は「青花椒」[1]

特徴

落葉広葉樹低木から小高木[11][12]。高さは1 - 3メートル (m) になる[10][13]樹皮は灰褐色で、若木はこぶ状になったトゲがあるが、次第に少なくなる[13]。成木の樹皮には縦に裂け目が入ってくる[13]。若いは暗緑色や赤褐色で無毛[13]、トゲが互生し、トゲが対生するサンショウと見分けられる[11][10]

奇数羽状複葉で互生し、小葉は長楕円形から広披針形で長さは2 - 4センチメートル (cm) ある[10]。葉に腺点がある[10]

花期は7 - 8月でサンショウよりも遅い[11][12]雌雄異株[11]。枝の先に淡緑色の小花を多数つける[10]は淡緑色で、花弁萼片が5枚ずつつくのが特徴で[11]、サンショウには花弁がないのが相違点である[10]。果期は10月[10]果実は楕円形状球形の蒴果で、紅紫色から紅褐色を帯び、3個の分果に分かれる[10][12]。分果はほぼ球形で長さ4 - 5ミリメートル (mm) あり、熟しても淡緑色で、熟すと2つに裂けて、中から光沢がある黒色の種子を出す[11][10][12]。種子は長さ3 - 4 mmの楕円状の球形で、種皮は光沢があるが、種皮を剥くと黒色で表面に凹凸が並ぶ[12]。葉や果実はサンショウほど香らない[13]

冬芽は互生し、暗褐色の芽鱗2 - 3枚に覆われた小さな半球状をしており、葉痕のほうが大きい[13]。枝先には仮頂芽がつく[13]。葉痕は半円形や心形で、維管束痕が3個ある[13]。しばしば枝先に果序が残る[13]

分布と生育環境

イラスト

中国朝鮮半島日本に分布する[11]。日本では本州(秋田・岩手県以西[14])、四国九州に分布する。

山地や山野の河原や林縁などに生える[11][12]

利用

果実を煎じた液や葉の粉末は漢方薬に利用される[11]。樹皮や果実を砕いて練ったものは湿布薬になる[10]

脚注

参考文献

外部リンク

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