01 トリオ(オロモウツ市電 )
ヨーロッパ向けの片運転台式3車体連接車 。2019年 の時点でチェコ の2都市に導入された[ 3] [ 10] 。
12 トリオ(ポートランド・ストリートカー )
アメリカ向けの両運転台式3車体連接車 。2019年 までに3都市の路面電車に導入された[ 3] [ 11] 。
ヨーロッパの路面電車へ向けて、3車体連接車の"トリオ"を基に開発された片運転台式の5車体連接車 。編成は台車を備えた短い3つの車体とそれらに挟まれた2つのフローティング車体で構成され、車内の64%が低床構造 となっている。両端の車体に設置された台車はトリオと同様に2基の三相誘導電動機 を搭載した動力台車となっており、故障など何らかの異常が発生した場合は片方の台車の電動機を停止させ、もう片方の動力台車を用いて走行する事が可能である。車内にはドイツ やチェコ の基準を満たした空調装置が常備され、運転台は冷暖房双方、客室は暖房・換気 機能が搭載されるが、顧客の要望に応じて客室にも冷房を設置する事が出来る[ 12] [ 13] 。
形式
製造年
総数
軌間
編成
運転台
台車数
備考・参考
"11 ペント"
?
1編成(試作車)
1,435mm
5車体連接車
片運転台
2基(動力台車) 1基(付随台車)
[ 13]
全長
全幅
全高
床面高さ
低床率
車輪経
軸距
30,210mm
2,460mm
3,460mm
350mm(低床部分) 780mm(高床部分)
64%
610mm
1,880mm
電圧
重量
最高速度
定員 (乗車密度5人/㎡時)
定員 (乗車密度8人/㎡時)
電動機出力
編成出力
直流 600-750V
36.0t
70km/h
214人
304人
90kW (三相誘導電動機 )
360kW
ヨーロッパの路面電車向けの片運転台式3車体連接車 。構造は"トリオ"や"ペント"から一新され、3つの大型車体が用いられる編成になった他、両端の車体に1基ずつ設置されている動力台車を含め、全ての台車は中央部に回転軸を有しており、曲線走行時の線路 や車輪 の摩耗が大幅に抑制される。中間車体に設置された2基の台車については顧客の要望に応じて動力の有無を選択する事が出来、それに応じて車内の低床率も50 - 70%と変化する。車両のデザインはチェコ のインダストリアルデザイナー であるパトリック・コタス (チェコ語版 ) が手掛けており、歴史的な建造物との調和や安全性を重視した外見・内装に仕上がっている[ 14] [ 15] 。
形式
製造年
総数
軌間
編成
運転台
台車数
備考・参考
"04 スペリオル"
-
0編成(計画のみ)
1,435mm
3車体連接車
片運転台
4基
[ 15]
全長
全幅
全高
床面高さ
低床率
車輪経
軸距
32,620mm
2,460mm
3,460mm
350mm(低床部分) 780mm(高床部分)
50-70%
610mm
1,800mm
電圧
重量
最高速度
定員 (乗車密度5人/㎡時)
定員 (乗車密度8人/㎡時)
電動機出力
編成出力 (全台車動力台車時)
直流 600-750V
42.0t
70km/h
230人
324人
70kW (三相誘導電動機 )
560kW
カナダ ・トロント の路面電車 であるトロント市電 の新型車両導入計画にあたり、イネコン・トラムは2001年 に合弁事業を解消したシュコダ・トランスポーテーションと再度の業務提携の合意を結び、共同で車内全体が低床構造となる100%超低床電車 の設計を実施した[ 7] 。市電を運営するトロント交通局 から提示された条件に基づき、半径13mの曲線区間を走行できるよう、旧共産圏に導入された連接車 である"KT4 "の構造を基に、各車体に1基の台車が配置されるよう設計が行われ、中間車体の台車は車体下部のサブフレームで接続する構造が採用された。編成は片運転台式の4車体連接式 で、集電装置 はトロント市電で伝統的に用いられるポールが使われる事になっていた[ 16] 。
だが、2009年 にトロント交通局は新型車両としてボンバルディア・トランスポーテーション が手掛けるフレキシティ・アウトルック (英語版 ) を導入することを発表したため、トロント市電向けのスペリオル・プラスが製造される事はなかった[ 17] 。
形式
製造年
総数
軌間
編成
運転台
台車数
備考・参考
"スペリオル・プラス"
-
0編成(計画のみ)
1,495mm
4車体連接車
片運転台
4基(動力台車)
[ 16]
全長
全幅
全高
床面高さ
低床率
車輪経
軸距
30,780mm
2,500mm
3,962mm
350-470mm
100%
?
1,800mm
電圧
重量
最高速度
着席定員
立席定員
電動機出力
編成出力
直流 600V
?
?
62人
?
?
?
発展著しい中国 の路面電車 市場への参入を模索したイネコンは、2014年 7月23日 に中国鉄路通信信号(CRSC)、湘潭電機(XEMC)との合弁会社である"通號軌道車輛有限公司"(THRV)を設立し、同年に試作車の製造を実施した[ 18] 。
編成は04 スペリオルに類似した両運転台式の3車体連接式 で、車体デザインもパトリック・コタスが手掛けたものを用いているが、台車の外側に電動機を配置する事で車内全体が床上高さ350 - 470 mmの低床構造となっており、210 スペリオル・プラス (210 Superior Plus)という形式名が与えられた。しかし、チェコでの試運転にあたり中国側の仕様と合致しない箇所を変更する必要があった事や、12 トリオの発送の遅延への対処から、オストラヴァ市電の線路を用いた試運転の開始は2016年 9月 からとなった[ 19] [ 20] [ 21] 。
形式
製造年
総数
軌間
編成
運転台
台車数
備考・参考
"210 スペリオル・プラス"
2014
1編成(試作車)
1,435mm
3車体連接車
両運転台
4基(動力台車)
[ 20]
全長
全幅
全高
床面高さ
低床率
車輪経
軸距
33,500mm
2,400mm
3,480mm
350-470mm
100%
600mm
1,800mm
電圧
重量
最高速度
着席定員
立席定員 (乗車密度4人/㎡時)
立席定員 (乗車密度8人/㎡時)
電動機出力
編成出力
直流 600V
47.6t
75km/h
63人
224人
321人
75kW (三相誘導電動機 )
600kWずつ
ブルガリア ・ソフィア市電 のT8M-700IT形 T6M形(2車体連接車)に低床式の中間車体が組み込まれた
新型車両の開発と並行し、イネコン・トラムでは旧共産圏で長期にわたって使用されていた旧型路面電車の更新事業も展開していた。最大20年の延命を視野に置いた工事内容となっており、制動装置や制御装置の改修、最新の海外製の部品の導入などによりエネルギー消費量を最大40%削減する事が可能となった。また顧客の需要に応じて、車内の近代化、乗降扉の交換、台車の修理なども受け持っていた。2006年 までに実施された更新事業は以下の通りである[ 22] 。