イボダイ亜目
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ニシマナガツオ Peprilus paru | |||||||||||||||||||||
| 分類(Eschmeyer's Catalog[1]) | |||||||||||||||||||||
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本文参照 |
イボダイ亜目(イボダイあもく、学名:Stromateoidei)は、サバ目に所属する魚類の分類群の一つ。2026年時点で6科が分類されているが[1]、これらは単系統群を構成しないと考えられている[2]。
イボダイ・エボシダイ・マナガツオなど73種が記載されており[3]、成長の過程において多くの種類がクラゲや流れ藻に帯同した浮遊生活を送ることで知られている[4]。
形態
イボダイ亜目の仲間は左右に平たく側扁した体型をもち、最大種では全長1.2mに達することもある[3]。明瞭な縦縞など比較的鮮やかな斑紋をもつ仔稚魚に対し、成魚は地味な体色であることが多い[4]。
食道の両側に食道嚢、あるいは咽頭嚢と呼ばれる袋状の構造をもつことが、イボダイ亜目の魚類の最たる特徴である。食道嚢は咽頭の後方に位置し、内部に並んだ歯のような突起によって、餌の嚥下や消化を助ける役割があるとみられている[6]。ただし、本亜目の中では古い系統の一群と考えられているトコナツイボダイ科の魚類(1種のみ)は、この食道嚢をもたない[3]。
鱗は通常円鱗で、一部の種類は微小な櫛鱗をもつ[3]。上顎の大部分は涙骨で覆われる[3]。下尾骨は2-6枚の板状で、尾鰭の分枝鰭条は15本[3]。鰓条骨は5-7本、椎骨は24-61個[3]。
分類
イボダイ亜目にはNelson(2016)の体系において6科16属70種が認められている[3]。鰭の形態と棘条の高さ、本数などが主な分類形質として利用されている[3]。本亜目内部の構成はなお流動的であり、イボダイ属を独立の科とし、トコナツイボダイ科の前に置く見解もある[7]。
トコナツイボダイ科
トコナツイボダイ科 Amarsipidae は1属1種。インド洋・太平洋の赤道付近の海域に分布する[3]。腹鰭は胸鰭よりも前方、頚部に位置する。体は無色で半透明。イボダイ亜目の他の仲間とは異なり、食道嚢をもたない[3]。背鰭には丈の低い10-12本の棘条が並び、その後ろにより丈の高い軟条がある。
本科に属する唯一の種であるトコナツイボダイ Amarsipus carlsbergi は、1969年に初めて報告された中層遊泳性の魚類である[3]。
イボダイ科



イボダイ科 Centrolophidae は7属31種で構成される。熱帯から温帯の海域に分布する種類が多いが、クロメダイ属・Centrolophus 属はそれぞれ北太平洋(アラスカ近海)・北大西洋(アイスランド近海)の寒い海にも生息する[3]。
成魚は腹鰭をもつ。背鰭は1つで、棘条(0-5本)がほぼ同じ高さの軟条と連続する種類と、棘条(5-9本)が軟条よりもずっと丈の低い種類とに分かれる。臀鰭にも3本の棘条をもつ。
- イボダイ属 Psenopsis
- クロメダイ属 Icichthys
- メダイ属 Hyperoglyphe
- Centrolophus 属
- Schedophilus 属
- Seriolella 属
- Tubbia 属
エボシダイ科


エボシダイ科 Nomeidae は3属16種を含む。世界中の熱帯・亜熱帯の海に分布する[3]。成魚には腹鰭がある。背鰭は2つで、第1背鰭には細長い棘条が9-12本、第2背鰭には0-3本ある。臀鰭の棘条は1-3本。最大で体長1mに達する種類がある。
オオメメダイ科
オオメメダイ科 Ariommatidae は1属7種からなる。熱帯・亜熱帯海域の深海に生息する[3]。成魚は腹鰭をもち、背鰭は2つある。第1背鰭の棘条は細長く10-12本で、第2背鰭は軟条のみで構成される。臀鰭の棘条は3本。
ドクウロコイボダイ科

ドクウロコイボダイ科 Tetragonuridae は1属3種。熱帯・亜熱帯海域に分布。体は細長く、成魚は腹鰭をもつ。背鰭は2つあり、第1背鰭の棘条は10-20本で、丈が短い。第2背鰭は軟条のみ。臀鰭の棘条は1本である。主に腔腸動物・有櫛動物(クラゲやクシクラゲの仲間)を餌にしていると考えられている[3]。
マナガツオ科
マナガツオ科 Stromateidae は3属15種を含む。南北アメリカ大陸・アフリカ西部・南アジアの沿岸域に分布する[3]。体高が非常に高く、成魚は腹鰭をもたない。背鰭は1つで、臀鰭の棘条は2-6本。