エコール・ド・パリ
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歴史
1923年、批評家のロジェ・アラール(Roger Allard,1885-1961)が「エコール・ド・パリ」の呼び名を最初に使っており、1925年に刊行された批評家のアンドレ・ワルノー(André Warnod,1885-1960)の評論によって世に広まっている。印象派のようにグループ展を開いたり、キュビスムのようにある芸術理論を掲げて制作したわけではなく、「パリ派」とはいっても、一般に言う「流派」「画派」ではない。ピカソとマティス[1]は、パリ派の双子のリーダーと形容された[2]。
狭義のエコール・ド・パリは、パリのセーヌ川左岸のモンパルナス地区につくられた「ラ・リューシュ(蜂の巣)」や「シテ・ファルギエール」などの共同アトリエ住宅に集った外国人の芸術家たちをさす。一方、セーヌ河右岸のモンマルトルには、ピカソが住んでいた「バトー・ラヴォワール(洗濯船)」があり、キュビスムの画家が多かった。狭義のエコール・ド・パリはキュビスムなどの理論に収まらない画家たちのことだが、広義のエコール・ド・パリは、キュビストも含めてこの時代のパリで活躍した外国人画家(異邦人的なフランス人画家も含む)すべてを指す。
外国人画家の中でも、モディリアーニ、シャガール、スーティン、パスキン、キスリングなど、国籍は違えどもユダヤ系の画家が多い点も特徴である。また、それぞれの作風は個性的であったが、モディリアーニをはじめ、後の世代の画家たちへの影響は大きい。

時代背景
1920年代、保守的なフランス・アカデミスムの陣営が、異邦人たちのアヴァンギャルドな活動に敵愾心を示して、外国人を排斥しようとする反動が高まり、フランス美術の伝統や純潔を守らなければならないとする排他的な論調も多く見られた。その背景には第一次世界大戦後の外国人の大量移入に端を発する民族問題や、非ヨーロッパ圏の異文化に対する忌避など不穏な状況があった。1923年、批評家のロジェ・アラール(Roger Allard,1885-1961)によって生まれた「エコール・ド・パリ(パリ派)」という用語は、このような時代思潮を背景として、パリの美術界を活動の舞台とする外国人芸術家たちへの嫌悪を臭わせる排外主義的な意味あいを孕んでいた。 しかし1925年になると、エコール・ド・パリの芸術家たちと親交のあった雑誌『コメディア』の記者で、批評家のアンドレ・ワルノー(André Warnod,1885-1960)によってこの呼称は肯定的に捉え直された。ワルノーは、1925年1月27日に発刊された『コメディア』の1月号で「“エコール・ド・パリ”は存在する。」と述べ、「いつの日か美術史の研究者たちがより的確にその特質を語り、そこに属する者たちが誰であるかを検証するであろうが、その一群が今日確かに存在することは明らかなのだ。そしてエコール・ド・パリというものを通して、フランスが世界中から芸術家たちを引き寄せる力があると断言できるのである。」と論述して、パリに集った異邦人芸術家たちを「エコール・ド・パリ」と総称し、彼らの活動を排他的なフランスの芸術界に新しい息吹を吹き込む動向として評価した。
主たる作家(年齢順)
- キース・ヴァン・ドンゲン(1877 - 1968)オランダ
- マリー・ローランサン(1883-1956)フランス
- モーリス・ユトリロ(1883 - 1955)フランス[3]
- アメデオ・モディリアーニ(1884 - 1920)イタリア - ユダヤ人[3]。
- ジュール・パスキン(ジュル・パスキン)(1885 - 1930)ブルガリア - ユダヤ人。
- エルミーヌ・ダヴィッド(1886 - 1970)フランス - パスキンの妻。
- レオナール・フジタ(藤田嗣治)(1886 - 1968)日本[3]
- ディエゴ・リベラ(1886 - 1957)メキシコ - フリーダ・カーロの夫。パリに住み、エコール・ド・パリのメンバーと交流。ユダヤ人を祖先に持つと言われる。
- マルク・シャガール(1887 - 1985)ロシア(ベラルーシ) - ユダヤ人[3]。
- レオ・マイケルソン(1887 - 1978)ロシア(ラトビア)
- アレクサンダー・アーキペンコ(1887 - 1964)ウクライナ - キュビスムのピュトー・グループのメンバー。
- フアン・グリス(1887 - 1927)スペイン - キュビスムの画家。ピュトー・グループにも属するとされる。
- ジョゼフ・クサキー(1888‐1971)ハンガリー - キュビスムの彫刻家。
- レオポルド・ズボロフスキー(1889 - 1932)ポーランド - 詩人、画商。
- ペール・クローグ(1889 - 1965)ノルウェー
- ルーシー・クローグ(リュシー・ヴィダル)フランス - Cécile Marie ("Lucy") Vidil、クローグの妻。パスキンの恋人。
- オシップ・ザッキン(1890 - 1967)ロシア(ベラルーシ) - ユダヤ人。
- ピンクス・クレメーニュ(1890-1981)ロシア(ベラルーシ) - スーティンの友人。パリに一緒に出てきた。ユダヤ人。
- モイズ・キスリング(1891 - 1953)ポーランド - 「モンパルナスの帝王」。ユダヤ人。
- 長谷川潔(1891 - 1980)日本 - 版画家。
- ジャック・リプシッツ(1891‐1973)リトアニア - 彫刻家。ディエゴ・リベラの紹介で、エコール・ド・パリのメンバーと交流。ユダヤ人。
- ミシェル・キコイーヌ(1892-1968)ロシア(ベラルーシ) - Michel Kikoine、スーティンの友人。パリに一緒に出てきた。ユダヤ人。
- シャイム・スーティン(ハイム・スーチン)(1893 - 1943)ロシア(ベラルーシ) - ユダヤ人。
- ガブリエル・フルニエ(1893–1963)フランス - 画家。
- エマニュエル・マネ=カッツ(1894–1962)ウクライナ - ユダヤ人。
- ベラ・シャガール(ベラ・ローゼンフェルド)(1895-1944)ロシア(ベラルーシ) - Bella Rosenfeld Chagall、シャガールの妻。
- 佐伯祐三(1898-1928)日本
- ジャンヌ・エビュテルヌ(1898-1920)フランス - モディリアーニの恋人。画学生。
- アイザック・フレンケル・フレネル (1899-1981), (イスラエル、フランス、ウクライナ) - 画家, ユダヤ人.
- 板倉鼎(1901 - 1929)日本 - 画家。
- アリス・プラン (1901 - 1953)フランス - モンパルナスのキキとして知られる歌手、画家。多くの画家のモデルをつとめた。
- 板倉須美子(1908 - 1934)日本 - 画家。板倉鼎の妻。
周辺の作家
- アンリ・ルソー(1844 - 1910)フランス - 素朴派の代表であるルソーの自由な作風は、エコール・ド・パリ的だとされる。しかし、活躍した時代が異なるので、通常はエコール・ド・パリには含まれない(ロートレックやゴーギャンと親しかったように、世代的にはポスト印象派の世代。ただし有名になったのはアポリネールやピカソと交流していた最晩年)。
- シュザンヌ・ヴァラドン(1865 - 1938)フランス - ユトリロの母。絵画モデル、画家。ロートレックの恋人。ドガの弟子。
- レオン・バクスト(1866 - 1924)ロシア - 画家。ユダヤ人。
- アンリ・マティス(1869 - 1954)フランス - フォーヴィスムの画家。
- ジョルジュ・ルオー(1871 - 1958)フランス - フォーヴィスムの画家。
- フランティセック・クプカ(1871 - 1957)チェコ
- ピエト・モンドリアン(1872 - 1944)オランダ
- アルベール・マルケ(1875 - 1947)フランス - フォーヴィスムの画家。主に風景画の分野に力を発揮し、マティスから「我々の世代の北斎」と呼ばれた。
- マックス・ジャコブ(1876 - 1944)フランス - 詩人、画家、評論家。キュビスムなどに影響を与えた。ユダヤ人。
- コンスタンティン・ブランクーシ(1876 - 1957)ルーマニア - 彫刻家。モディリアーニに影響を与えた。
- フリオ・ゴンサレス(1876 - 1942)スペイン
- モーリス・ド・ヴラマンク(1876-1958)フランス - フォーヴィスムの画家。佐伯祐三に影響を与えた。
- ラウル・デュフィ(1877-1953)フランス - フォーヴィスムの画家。
- アンリ=ピエール・ロシェ(1879 - 1959)フランス - 画商。
- フランシス・ピカビア(1879 - 1953)フランス
- アンドレ・ドラン(1880-1954)フランス - フォーヴィスムの画家。
- ギヨーム・アポリネール(1880 - 1918)イタリア - 詩人・小説家・美術批評家。ローランサンの恋人として知られるほか、キュビスムなど美術の革新運動を支持した。
- アンドレ・サルモン(1881 - 1969)フランス - 詩人。
- パブロ・ピカソ(1881 - 1973)スペイン - ほぼ同時期にパリで活躍した同世代の画家。ローランサンと親しく、エコール・ド・パリと交流もあったが、その後の業績が華々しいために、狭義のエコール・ド・パリには含まれない。
- フェルナン・レジェ(1881 - 1955)フランス - ピカソやブラックとともにキュビスムの画家として知られる。ピュトー・グループの一員。モンパルナスの共同住宅兼アトリエ「ラ・リューシュ」に住んでいたときに、そこに住んでいたマルク・シャガールらの画家と知り合った。
- ジョルジュ・ブラック(1882-1963)フランス - ピカソとともにキュビスムの創始者として知られる。ピュトー・グループに所属。
- ウンベルト・ボッチョーニ(1882 - 1916)イタリア
- ジーノ・セヴェリーニ(1883 - 1966)イタリア
- ジャン・メッツァンジェ(1883 - 1956)フランス
- アンドレ・ロート(1885-1962)フランス - ピカソやブラックと同じピュトー・グループに属したキュビスムの画家。教師として後の画家に影響を与えた。
- ロベール・ドローネー(1885-1941)フランス
- ソニア・ドローネー(1885-1979)ウクライナ - ユダヤ人。ロベールの妻。ソニアがウクライナ出身のユダヤ人であったため、ドローネー夫妻はシャガールを始めとして、エコール・ド・パリの画家たちとの交流が深かった。
- アンリ・ローランス(1885-1954)フランス - 彫刻家。
- 川島理一郎(1886 - 1971)日本
- 田中保(1886 - 1941)日本
- ジャン・アルプ(1886-1966)フランス - 画家。
- ブレーズ・サンドラール(1887 - 1961)スイス - 詩人、小説家。パリでエコール・ド・パリのメンバーと交流。
- マルセル・デュシャン(1887 - 1968)フランス - ダダイスムの画家。
- ジョルジョ・デ・キリコ(1888 - 1978)イタリア - シュルレアリスムの画家。
- ゾフィー・トイバー=アルプ(1889-1943)スイス - 画家、彫刻家。ジャン・アルプの妻。パリに来てジャンと出会う。
- ジャン・コクトー(1889 - 1963)フランス - 詩人、画家。ピカソと親しい。
- マン・レイ(1890 - 1976)アメリカ - 画家、写真家。モンパルナスのキキの恋人。
- マックス・エルンスト(1891 - 1976)ドイツ - 画家。
- ジョアン・ミロ(1893‐1983)スペイン - パリでシュルレアリスム運動に参加。
- ガラ・エリュアール(1894 - 1982)ロシア - ポール・エリュアール、サルバドール・ダリの妻。
- ポール・エリュアール(1895 - 1952)フランス - 詩人。
- 常玉(1895 - 1966)中国 - 画家。
- 潘玉良(1895 - 1977)中国 - 画家。
- アンドレ・ブルトン(1896‐1966)フランス - シュルレアリスム宣言。
- レオニード・ベルマン(ベルマン兄弟兄)(1896 - 1976)ロシア
- アレクサンダー・カルダー(1898 - 1976)アメリカ - パリでミロなど、前衛芸術家と交流。
- ルネ・マグリット(1898 - 1967)ベルギー - 画家。
- ウージェーヌ・ベルマン(ベルマン兄弟、弟)(1899 - 1972)ロシア
- 高野三三男(1900 - 1979)日本
- 荻須高徳(1901 - 1986)日本
- アルベルト・ジャコメッティ(1901 - 1966)スイス - 彫刻家。
- 高崎剛 (1902 - 1932)日本
- レイモン・ラディゲ(1903 - 1923)フランス - 小説家、詩人。
- サルバドール・ダリ(1904 - 1989)スペイン - シュルレアリスムの画家。
- 海老原喜之助 (1904~1970)日本
- アレクシス・アラポフ(1905 - 1948)ロシア
- ダヴィド・ペレツ(1906 - 1982)ブルガリア - アンドレ・ロートの弟子。
関連作品・著作・論考等
映画
- 『モンパルナスの灯』1958年 ジャック・ベッケル監督。ジェラール・フィリップがモディリアーニを演じたフランス映画。
- 『モディリアーニ 真実の愛』2004年 ミック・デイヴィス監督のフランス=イギリス=イタリア合作映画。アンディ・ガルシアがモディリアーニを演じた伝記映画。
- 『FOUJITA』2015年 小栗康平監督。オダギリジョーが藤田嗣治を演じた、日本・フランス合作映画
OVA
- 『サクラ大戦 エコール・ド・巴里』2003年 セガのテレビゲーム作品『サクラ大戦3 〜巴里は燃えているか〜』のゲーム内で描かれなかったエピソードをアニメ化した全3巻のOVA作品。
ドキュメンタリー映像作品
- 『NHKスペシャル・パリ 狂騒の1920年代』2013年 NHK
小説
- 『エコール・ド・パリ殺人事件』2008年 講談社 深水黎一郎のミステリー小説 作中作という形で、エコール・ド・パリに関する美術論が展開され、それが事件の真相と深く結びつく。
ノンフィクション、エッセイ、研究論文等
- 『モンパルナスのエコール・ド・パリ』ジャン=ポール・クレスペル,2013,八坂書房
- 『モンパルナス讃歌―1905-1930 エコル・ド・パリの群像』J.P.クレスペル,1977,美術公論社
- 『エコール・ド・パリの日本人野郎―松尾邦之助交遊録』玉川信明,2005,社会評論社
- 『腕一本・巴里の横顔』藤田嗣治・近藤史人,2005,講談社
- 『エコール・ド・パリ』全三巻,福島繁太郎,1948-1951
- 『ミュゼオロジーとエコール・ド・パリ-比較芸術学の視座とキュレーションの在処-/Museology for Fine Arts and the Trend of “École de Paris” ― From the Viewpoint of the Comparative Aesthetics and the Whereabouts of Curation 』村上哲 崇城大学芸術学部 2023年3月
- 『ミュゼオロジーと比較芸術論―美の異種交配とモダニスム絵画―/Museology for Fine Arts and Methods of Comparative Aesthetics : Interbreeding of Beauty in Modernism Paintings』村上哲 崇城大学芸術学部 2024年3月
- 『ミュゼオロジーの構築とキュレーションの連鎖 ―藤田嗣治とエコール・ド・パリを基軸として―/Constructing Museology and the Linkage with Curation : Focusing on Leonard-Tsuguharu FOUJITA and the Trend of "Ecole de Paris"』村上哲 崇城大学芸術学部 2025年3月
- 『孤独なる祝祭―藤田嗣治におけるエコール・ド・パリの形成』村上哲 2006年4月
- 『藤田嗣治 手しごとの家』林洋子解説、集英社新書ヴィジュアル版、2009年11月
- 『藤田嗣治 本のしごと』林洋子解説、集英社新書ヴィジュアル版、2011年6月
- 『フジタをめぐる図像の継承と変容』(藤田嗣治研究論考) 村上哲 2012年3月 熊本県立美術館
- 『フジタ以前の藤田嗣治―渡仏前・1912-1913年の油彩画とその周辺』(藤田嗣治研究論考) 村上哲 2013年3月 熊本県立美術館
- 『美の系譜を泳ぐ―藤田嗣治をめぐる造形の継承と変容』村上哲 2013年4月
- 『藤田嗣治 手紙の森へ』林洋子解説、集英社新書ヴィジュアル版、2018年1月
- 『もっと知りたい 藤田嗣治 生涯と作品』林洋子監修、東京美術「アート・ビギナーズ・コレクション」、2013年
- 『パスキンとエコール・ド・パリをめぐって』村上哲 2014年
- 『レオナール・フジタとランス―藤田嗣治をめぐるキリスト教図像の系譜』村上哲 2016年4月
- 『フジタをめぐる夢の系譜』村上哲 2016年12月
- 布施英利『藤田嗣治がわかれば絵画がわかる』NHK出版新書、2018年8月
- 『旅する画家 藤田嗣治』林洋子監修、新潮社「とんぼの本」、2018年9月
- 『猫と藤田嗣治』内呂博之監修、エクスナレッジ、2019年4月
- 『キスリングとエコール・ド・パリ―華麗なるメランコリーをめぐって』村上哲 2019年
- 『藤田嗣治をめぐる追憶と哀悼の画譜―レオナール・フジタ研究・抄録―/Studies for Trajectory of Iconographies by Leonard Foujita Paintings for Recollections and Condolences of Leonard-Tsuguharu FOUJITA』村上哲 崇城大学芸術学部 2022年3月
- 『夜と猫』藤田嗣治・絵、エリザベス・コーツワース・詩、矢内みどり訳、2023年10月
- 『藤田嗣治/レオナール=ツグハル・フジタ研究断章―生誕140年を契機として―/Research Notes and Columns on Léonard-Tsugouharu FOUJITA-On the Occasion of the 140th Anniversary of His Birth-』村上哲 崇城大学芸術学部 2026年3月
文献・出典
André Salmon, L’Art vivant, la passion reine et servante de la raison, Editions Crès, Paris, 1920. Roger Allard, « Les Beaux-Arts. Le salon des Indépendants », La Revue universelle, 1er mars 1923. Roger Allard, « Le Salon des Indépendants », La Revue française, 17 février 1924. André Warnod, Les Berceaux de la jeune Peinture. Montmartre-Montparnasse, Albin Michel Editeurs, Paris, 1925. Adolphe Basler,Henri Rousseau,Ed.de la nouvelle revue française,Paris,1927. André Salmon, Kisling, imprimé pour compte de Gualtieri di San Lazzaro,directeur des Chroniques du Jour, par Oreste Zeluk, Paris, 30.10.1927. Florent Fels, Kisling, Collection “Artistes juifs”, Editions Le Triangle, Paris, 1928. Romy Golan, “The “École Française” vs. the “École de Paris” :The Debate about Status of Jewish Artists in Paris Between the Wars”,in Kenneth E. Silver & Romy Golan,eds.,The Circle of Montparnasse : Jewish artists in Paris,1905-1945,exhibition catalogue,Jewish Museum,New York,Universe Books,1985. Kessel, Ed. J. Kisling, Paris, 1971. Vol. II, texte d’Henri Troyat, Ed. J. Kisling, Paris, 1982. Vol. III, texte de Jean Dutourd, Ed. J. Kisling, Paris, 1995. L’École de Paris,1904-1929,la part de l’Autre,Musée d’Art moderne de la ville de Paris,2000. L’École de Paris :Entre Primitivismes et Nostalgie, Textes de Sophie Krebs, Jacqueline Munck,Marc Restellini,Marianne Sarkari,Satoshi Murakami,Yasuharu Muramatsu,Yutaka Hayami,Kumamoto Prefectural Museum of Art,Okazaki City Museum,Hyogo Prefectural Museum of Art,Brain Trust Inc.,Comité d’organisation de l’exposition,2006. Kisling and his Friends,Exhibition of Paintings and Sculptures from the Collection of the Muée du Petit Palais in Geneve,National Museum in Warsaw, National Museum in Cracow,1996. Kisling,Textes de Claude Ghez,Gilles Genty,Itzhak Goldberg, Sophie Krebs, Jacqueline Munck, Hitoshi Yamamura,The Museum of Modern Art,Ibaraki,Sogo Museum of Art,Kitakyushu Municipal Museum of Art,Fuchu Art Museum,Brain Trust Inc.,Comité d’organisation de l’exposition, 2007. Kisling, sous la direction de Maïthé Vallès-Bled, textes de Gilles Genty, Itzhak Goldberg, Maïthé Vallès-Bled, Musée de Lodève, 2008. Sylvie Buisson,Foujita et ses amis du Montparnasse, Éditions Alternatives,2010.