エチルサリン

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エチルサリン(ethylsarin)とは、有機リン化合物の一種サリンアナログ(類縁体)で、サリンのメチル基またはイソプロピル基のどちらかがエチル基になっている物質である。前者がイソプロピルエチルホスホン酸フルオリダート(isopropyl ethylphosphonofluoridate)、後者がエチルメチルホスホン酸フルオリダート(ethyl methylphosphonofluoridate)で、この2種類の物質のどちらを指す事もある。

エチルサリン
(イソプロピルエチルホスホン酸フルオリダート)
識別情報
CAS登録番号 1189-87-3
PubChem 65566
ChemSpider 59009
特性
化学式 C5H12FO2P
モル質量 154.12 g mol−1
沸点

170 °C, 443 K, 338 °F

蒸気圧 1.97 mmHg
危険性
主な危険性 Extremely toxic
引火点 56.7 °C (134.1 °F; 329.8 K)
半数致死量 LD50 690 mg/kg (mice, intraperitoneal)[1]
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

日化辞webとアンソニ・トゥーの論文[2]でエチルサリンとされているのは、エチルホスホノフルオリド酸のイソプロピルエステルである。CAS登録番号は1189-87-3である。

化学兵器として用いられ、化学兵器としての略号はGEである。第二次世界大戦後に開発された。ただし毒性情報はBo Holmstedtによる1報しかなく、それによれば、マウスのLD50は腹腔内投与で0.69 mg/kgで、サリンと同程度とされている[3]

エチルメチルホスホン酸フルオリダート

オウム真理教裁判

脚注

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