エディ・テイラー
アメリカ合衆国のブルース・ギタリスト、歌手 (1923-1985)
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来歴
1923年1月29日、ミシシッピ州ベノイトに生まれた。少年時代にテイラーは独学でギターを習得。彼のギターは伝統的なミシシッピ・デルタのスタイルに深く根ざしたものであった。キャリア初期には、彼はミシシッピ州リーランド界隈の会場で演奏し、ここで友人のジミー・リードにギターを教えた[4]。
1949年、テイラーはメンフィスを経由してシカゴに移住した[5]。そこでスヌーキー・プライアー、フロイド・ジョーンズと出会い、旧友のジミー・リードとも再び共演するようになった[5]。彼は特にリードとは1953年よりレコーディングも行ない、彼の多くのヒット曲にその演奏を刻んでいる[6]。他彼はジョン・リー・フッカー、ビッグ・ウォルター・ホートン、サム・レイなどとも共演をしている[7]。
彼は1955年、リードと同じヴィージェイ・レコードと契約し、シングル「Bad Boy」でソロ・デビューを果たした[5]。翌1955年の「Big Town Playboy」は地元でそこそこのヒットとなったものの、その後もリードのようにチャート入りをするヒットには恵まれなかった[5]。
ヴィージェイでは4枚のシングルをリリースしており[8]、その殆どは1971年リリースのエルモア・ジェームスとのカップリングLP『South Side Blues』で聴くことができる[9]。これらの曲にはジミー・リードを始め、ヒューバート・サムリン(gt)、ジョージ・メイウェザー(harp)らが参加している[9]。
1970年代に入ると、テイラーはイギリスのビッグ・ベア・レコードが主催したアメリカン・ブルース・レジェンズ'74ツアーでヨーロッパに渡って演奏し、その様子は同名のLPとしてリリースされた。同レーベルからは、1975年ロンドン録音のソロ作『Ready For Eddie』もリリースしている[10]。
1977年12月、テイラーはルイス・マイヤーズ、デイヴ・マイヤーズ、オディ・ペインらと来日し、日本各地で公演を行なった[11]。そのツアーの京都公演が翌1978年にライヴ・アルバム『Bad Boy A Long Way From Chicago』としてリリースとなっている。このアルバムは後に『Live In Japan, 1977』とのタイトルでCD化され、2009年の再発盤では曲目も大幅に増えている[12]。
テイラーは、1989年リリースのサニーランド・スリムのアルバム『Be Careful How You Vote』の数曲に参加しており[13]、またスリムとは1980年代にはツアーなどでも共演している。
彼はジョー・カーター、カンザスシティ・レッド、ビッグ・ジョン・レンチャーらとアルバム『Original Chicago Blues』をレコーディングし、1982年にJSPレコードよりリリースとなった[14][15]。
テイラーは1985年12月25日、シカゴで死去した。62歳であった[2]。彼はシカゴの郊外アルシップのレストヴェール墓地に埋葬されている[16]。
評価
彼は没後の1987年、ブルースの殿堂入りをしている[17]。
2010年には、テイラーを讃え、生まれ故郷のミシシッピ州ベノイトに、ミシシッピ・ブルース・トレイルの標識(マーカー)が設置された。標識番号は101番である[18]。
家族
ディスコグラフィー
リーダー作
| 年 | タイトル | レーベル | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1972年 | 『I Feel So Bad』 | Advent | 1972年6月、ハリウッド録音 |
| 1975年 | 『Ready For Eddie』 | Big Bear | 1974年2-4月、ロンドン録音 |
| 1978年 | 『Bad Boy A Long Way From Chicago』 | P-Vine | 1977年12月17-18日、京都大学西部講堂でのライヴ録音。ルイス&デイヴ・マイヤーズ、オディ・ペイン参加。 |
| 1980年 | 『My Heart Is Bleeding』 | L+R | 1980年1月21日、シカゴ録音 |
| 1987年 | 『Still Not Ready For Eddie』 | Antone's |
コンピレーション・アルバム
| 年 | タイトル | レーベル | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1975年 | 『Street Talkin'』 | Muse | ヴィージェイ音源のコンピレーション。エルモア・ジェームスも収録。 |
| 1981年 | 『Big Town Playboy』 | Charly | ヴィージェイ音源のコンピレーション |
コラボレーション・アルバム
| 年 | タイトル | レーベル | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1966年 | 『Floyd Jones/Eddie Taylor - Masters Of Modern Blues Volume 3』 | Testament | 1966年6月、シカゴ録音 |
| 1969年 | 『Goin' To Chicago』 | Testament | 4組を収録したコンピレーション。シカゴ録音。フロイド・ジョーンズとテイラーの楽曲3曲を収録。 |
| 1971年 | 『South Side Blues』 | Cobblestone | 1950年代シカゴ録音。B面7曲がテイラーで、ジョージ・メイウェザー、ジミー・リードらと共演している。 |
| 1974年 | 『American Blues Legends '74』 | Big Bear | 1974年2-3月、ロンドン録音。Eddie Playboy Taylor名義で2曲収録。 |
客演アルバム
| 年 | タイトル | レーベル | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1958年 | 『Jimmy Reed - I'm Jimmy Reed』 | Vee-Jay | |
| 1959年 | 『John Lee Hooker - I'm John Lee Hooker』 | Vee-Jay | |
| 1967年 | 『Jimmy Reed - Soulin'』 | BluesWay | |
| 1968年 | 『Jimmy Reed - Big Boss Man』 | BluesWay | |
| 1969年 | 『Carey Bell - Carey Bell's Blues Harp』 | Delmark | |
| 1969年 | 『Jimmy Reed - Down In Virginia』 | BluesWay | |
| 1972年 | 『Big Walter Horton With Carey Bell - Big Walter Horton And Carey Bell』 | Alligator | |
| 1973年 | 『Carey Bell - Last Night』 | BluesWay | |
| 1982年 | 『Joe Carter & Kansas City Red Featuring Eddie Taylor & John Wrencher - Original Chicago Blues』 | JSP | カンザスシティ・レッドの6曲に参加。 |
| 1989年 | 『Sunnyland Slim - BeCareful How You Vote』 | Earwig | |