エルプラド
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戦跡
デビュー戦を2馬身半差で快勝すると、続くレイルウェイステークスで重賞初制覇。次走アングルシーステークスでは後のアイリッシュダービー勝ち馬セントジョヴァイトの2着と初敗戦を喫してしまうが、続くナショナルステークスでは後続に半馬身差をつけG1初勝利をあげた。しかし、続くハイフライヤーステークスで12着と惨敗、巻き返しを図ったベレスフォードステークスは勝利したものの、翌年は3戦して5着、7着、10着と勝つことはおろか、上位に来ることさえ儘ならなかった。結局ジャック・ル・マロワ賞10着を最後に引退、種牡馬入りした。
年度別競走成績
- 1991年(6戦4勝) - ナショナルステークス (G1) 、ベレスフォードステークス (G2) 、レイルウェイステークス (G3)
- 1992年(3戦0勝)
種牡馬入り後
引退後はアメリカ合衆国のエアドリースタッドで種牡馬になり、後にアデナスプリングスに移動した。多数の重賞勝ち馬を輩出し、2002年にはアメリカのリーディングサイアーに輝いている。2009年に心臓麻痺で死亡した。
代表産駒
※アルファベット順、競走名は全てG1
- アーティーシラー/Artie SChiller - ブリーダーズカップ・マイル
- アシシェンプレ/Asi Siempre - スピンスターステークス
- ボレゴ/Borrego - パシフィッククラシックステークス、ジョッキークラブゴールドカップステークス
- キトゥンズジョイ/Kitten's Joy - ジョーハーシュ・ターフクラシック招待、セクレタリアトステークス
- メダグリアドーロ/ Medaglia d’Oro - トラヴァーズステークス、ホイットニーハンデキャップ、ドンハンデキャップ
- パディオプラド/Paddy O'Prado - セクレタリアトステークス
- スパニッシュムーン/Spanish Moon - サンクルー大賞
- ウィンターメモリーズ/Winter Memories - ガーデンシティステークス、ダイアナステークス
サドラーズウェルズの血
本馬は父サドラーズウェルズの後継種牡馬として、初めて北米に輸入された。父サドラーズウェルズは欧州の大種牡馬であるが、欧州競馬は芝競走主体の為、ダート競走主体のアメリカ競馬では、その血は敬遠されがちだった。また、欧州では重厚な芝コースであり、比較的軽い芝コースを用いるアメリカでは適応性に欠けることが予想され、これもまたアメリカでのサドラーズウェルズ敬遠の一因になっていると考えられる。
実際、本馬が死亡した際に、アデナスプリングスのダーモット・カーティーは「エルプラドは単なる芝馬としか見ておらず、サドラーズウェルズの血を欲しがる者はアメリカでは誰もいなかった。サドラーズウェルズ産駒を買うのはギャンブルだった。」と述懐している[1]。
しかし、前述の通りアメリカのリーディングサイアーに輝くなど、このような評価を見事に覆し、父サドラーズウェルズの優秀さをアメリカにも認知させた。また、後継種牡馬のキトゥンズジョイは2013年に父子2代となるアメリカリーディングサイヤーとなり、メダグリアドーロも年度代表馬のレイチェルアレクサンドラを出すなど成功し、その血を広めている。
血統表
| エルプラドの血統(サドラーズウェルズ系 / Mahmoud 5×5×4=12.50%、Turn-to 5×4=9.38%、Pharamond 5×5=6.25%) | (血統表の出典) | |||
父 Sadler's Wells 1981 鹿毛 |
父の父 Northern Dancer1961 鹿毛 |
Nearctic | Nearco | |
| Lady Angela | ||||
| Natalma | Native Dancer | |||
| Almahmoud | ||||
父の母 Fairy Bridge1975 鹿毛 |
Bold Reason | Hail to Reason | ||
| Lalun | ||||
| Special | Forli | |||
| Thong | ||||
母 Lady Capulet 1974 芦毛 |
Sir Ivor 1965 鹿毛 |
Sir Gaylord | Turn-to | |
| Somethingroyal | ||||
| Attica | Mr.Trouble | |||
| Athenia | ||||
母の母 Cap and Bells1958 芦毛 |
Tom Fool | Menow | ||
| Gaga | ||||
| Ghazni | Mahmoud | |||
| Sun Miss F-No.1-I | ||||
- 母レディキャプレットはアイリッシュ1000ギニーをデビュー戦で制した馬。近親にドローン(ダンシングブレーヴの母父)、ノートブック(ウェルアームドの母父)がいる。