エンブリオ (小説)
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| エンブリオ | ||
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| 著者 | 帚木蓬生 | |
| 発行日 | 2002年7月19日 | |
| 発行元 | 集英社 | |
| ジャンル | 医療 | |
| 国 |
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| 言語 | 日本語 | |
| 形態 | 上製本 | |
| ページ数 | 488 | |
| コード | ISBN 978-4-08-775313-4 | |
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エンブリオとは出産まで母体に入っている赤ん坊のこと。ヒトの場合、受精後、8週間以降を胎児と呼ぶが、本作では8週以降の胎児も"エンブリオ"と呼ばれている。
単行本が2002年に集英社から、文庫本が2005年に集英社文庫から刊行された。著者の作品の中では、『臓器農場』『受精』に続き、3作目の生命倫理を扱った作品。2008年8月に発売された『インターセックス』も、本作と同じくサンビーチ病院を舞台としている。
産婦人科医・岸川卓也は、人柄が良く、患者に親身に接するいい医師と評判だった。
だが裏では、人工中絶された胎児の臓器を培養させ凍結保存させ、移植が必要になった子どもに使用したり、病気治療のために胎児を中絶させ、その脳組織を使ったりと、露見すれば非難を免れない「異常な医療行為」に手を染めていた。そして、彼が目下最も熱心に研究しているのが、男性の妊娠だった。ホームレスの男性の腹腔内に受精卵を着床させ、病院で研究を続けている人工子宮での成育が可能になるまで観察を続けていた。
法の盲点をついて、生命倫理を無視した行いに走る岸川は、モナコで開かれた学会で"男性の妊娠"の研究を発表し、一躍注目の的となる。だが、それに目を付けたアメリカの大企業が、研究技術を入手しようと企む。