エンブリオ (小説)

From Wikipedia, the free encyclopedia

エンブリオ
著者 帚木蓬生
発行日 2002年7月19日
発行元 集英社
ジャンル 医療
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 上製本
ページ数 488
コード ISBN 978-4-08-775313-4
[ ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示

エンブリオ』は帚木蓬生による日本小説

エンブリオとは出産まで母体に入っている赤ん坊のこと。ヒトの場合、受精後、8週間以降を胎児と呼ぶが、本作では8週以降の胎児も"エンブリオ"と呼ばれている。

単行本2002年集英社から、文庫本2005年集英社文庫から刊行された。著者の作品の中では、『臓器農場』『受精』に続き、3作目の生命倫理を扱った作品。2008年8月に発売された『インターセックス』も、本作と同じくサンビーチ病院を舞台としている。

産婦人科医岸川卓也は、人柄が良く、患者に親身に接するいい医師と評判だった。

だが裏では、人工中絶された胎児の臓器を培養させ凍結保存させ、移植が必要になった子どもに使用したり、病気治療のために胎児を中絶させ、その脳組織を使ったりと、露見すれば非難を免れない「異常な医療行為」に手を染めていた。そして、彼が目下最も熱心に研究しているのが、男性妊娠だった。ホームレスの男性の腹腔内に受精卵着床させ、病院で研究を続けている人工子宮での成育が可能になるまで観察を続けていた。

法の盲点をついて、生命倫理を無視した行いに走る岸川は、モナコで開かれた学会で"男性の妊娠"の研究を発表し、一躍注目の的となる。だが、それに目を付けたアメリカの大企業が、研究技術を入手しようと企む。

登場人物

用語

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI