カサブランカ市電
From Wikipedia, the free encyclopedia
営業中の路線
T1線
T1線は、2012年12月12日にカサブランカで初の路面電車として開業した[3]。カサブランカ東部のSidi Moumenからカサブランカ中心部を経てカサブランカ南西部のLissasfaに至る24キロメートルの路線である。T1線はカサブランカ中心部にあるカサ・ヴォヤジャー駅で高速鉄道のTGVに接続されている。
T1線はAnoualからAin Diabに至る枝線は2019年のT2線開業と共にT2線となった[4][7][8]。
T2線
2019年に2番目に開業した路面電車である[4]。本路線はカサブランカ北西部の海岸のAïn Diabからカサブランカ中部を経てカサブランカ東部のSidi Bernoussiに至る全長23キロメートルの路線である。このうちAïn DiabからAnoualまでの区間は、2012年12月にT1線の枝線としてT2線開業以前から開通していた[7][8]。またT2線は、Anoual(T1線駅名:Abdelmoumen)とMdakra(T1線駅名:Ibn Tachfine)でT1線に接続されている。
営業
EnnassimからQuartier des Facultésまでの想定所要時間は64分、EnnassimからHay Hassaniまでは69分で結ばれる見込みである[9]。交差点における優先度を75%とした場合、商用での平均時速は19キロメートル/時に達すると見込まれる[9]。路面電車は、週日は6時30分から22時まで、週末は6時30分から23時30分まで運行される[2]。運行間隔は、ピーク時は4.5分、平常時は8.5分程度である[9]。ただし、運行に乱れが生じる場合はこの限りではない。
カサブランカ市電を運行するCasa Tramは、パリ交通公団傘下であり、Caisse de dépôt et de gestion(Caisse de dépôt et de gestion)、TransinvestとともにCasa Tramに出資している[10]。RATPは5年間で11億ディルハム(約9千万ユーロ)の契約を結んでいる[11]。
保有車両
カサブランカ市電では、フランス・アルストム製のシタディス302を74両保有している[12]。車両はフランス・アルザスのReichshoffen(Reichshoffen)にて組み立てられる[13]。車両は空調を備え、電光掲示板によりアラビア語およびフランス語で案内がされる。列車の長さは全部で65メートルに及び、総括制御により運転するようになっている[9]。車両は低床型で、身体の不自由な者にも利用しやすい作りとなっている。アルストムとの契約には、15年にわたる車両の保守も含まれている。機体の購買および保守、付随するサービスを含めて、総額で1億9千万ユーロの契約を結んでいる[12]。
運賃
運賃はモロッコの物価に見合うもので、乗車1回6ディルハムの均一料金である。また、1週間で60ディルハム、1か月で230ディルハムの乗車券もある[14]。学生については1か月150ディルハムの割引定期乗車券がある[14]。
利用者数
営業開始後、最初の1か月の利用者数は、平均して1日あたり4万人から4万5千人であった[15]。2015年には1日の利用者数は25万5千人に上ると見込まれている[10]。


