カラミアジカ
From Wikipedia, the free encyclopedia
| カラミアジカ | ||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
サンディエゴ動物園飼育個体 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 保全状況評価[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||
| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Axis calamianensis (Heude, 1888) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Calamian deer Calamian hog deer[3] | ||||||||||||||||||||||||||||||
|
分布図 |
カラミアジカ(Axis calamianensis)は、シカ科に分類されるシカの一種。フィリピンに生息する3種のシカのうちの1種。
Hyelaphus 属に分類する意見もあるが、通常アクシスジカ属に分類される[4]。種小名calamianensisは「カラミアン産の」の意で、和名や英名と同義。
分布
形態
生態
化石記録
パラワン島の洞窟で、カラミアジカ、トラ、カニクイザル、パラワンイノシシ、小型哺乳類、トカゲ、ヘビ、カメのものとされる化石が発見された。骨に石器の切り傷や火を使った痕跡が見つかり、初期の人類が骨を集めていたことが分かった[6][7][8]。
Von den Drieschの研究[9]を参考に、イノシシとシカを除く化石において、臼歯以外の解剖学的特徴を測定し、近縁関係のある分類群を区別し、年齢とともに形態計測学的変化が確認された。シカについては洞窟で発見された頭蓋骨と下顎骨の一部と歯を、カラミアジカ、マリアナジカ、アルフレッドサンバーのサンプルと比較し、化石にはアクシスジカ属とシカ属が含まれることが判明した。洞窟内の更新世末期と完新世初期の堆積物全体にわたって、シカの骨格は次第に少なくなり、完新世末期には消滅した。頭蓋後部と歯列のサイズの変化によって、大型の分類群と小型の分類群を簡単に区別できる[3]。歯の化石と下顎歯列を現生種と比較すると、カラミアジカが小型分類群の最有力候補であると思われる。カラミアジカは現在パラワン島には分布しておらず、更新世にはパラワン島と陸続きであったクリオン島とブスアンガ島の森林の端と開けた草原に生息している[10]。
人間との関係
生息地では食用とされたり、角や皮が利用される。食用や角、皮目的の乱獲などにより生息数は減少している[1]。