キャデラック・セレスティック
From Wikipedia, the free encyclopedia
| キャデラック・セレスティック | |
|---|---|
|
フロント | |
|
リア | |
| 概要 | |
| 製造国 |
|
| 販売期間 | 2024年1月 - |
| デザイン | マガリー・デベリス |
| ボディ | |
| 乗車定員 | 4名 |
| ボディタイプ | 5ドアリフトバック(セダン) |
| 駆動方式 | 全輪駆動(AWD) |
| プラットフォーム | BEV3(英語版) |
| パワートレイン | |
| モーター | 永久磁石同期電動機 2基 |
| 最高出力 | 664 PS(488 kW,655 HP) |
| 最大トルク | 876 N・m(646 lb⋅ft) |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 3,308 mm(130.2 インチ) |
| 全長 | 5,517 mm(217.2 インチ) |
| 全幅 | 2,081 mm(81.9 インチ) |
| 全高 | 1,453 mm(57.2 インチ) |
| 車両重量 | 3,102 kg(6,839 lb) |
キャデラック・セレスティック(Cadillac Celestiq)は、アメリカの自動車メーカーであるゼネラルモーターズ(GM)が開発・製造し、キャデラック部門で販売している電気自動車のセダンである。
2022年10月27日(米国・現地時間)、キャデラックはセレスティックを発表した[1]。
日本市場においては、発売から数年経過している2026年3月現在でも導入されていない。
セレスティックは、CT6の後継ともなる同ブランドのフラッグシップBEVセダンである。同車は、「最先端のテクノロジー」や「パーソナライズされたラグジュアリー」が特徴となっている。また、セレスティックは、一台一台ハンドメイドされ、購入者はディーラーやデザイナーと直接面談し好みに合わせた車を作ることができる。[1][2]
生産は、ミシガン州のウォーレンにあるGMグローバル・テクニカルセンター(英語版)内にあるGM社が新たに8100万ドルを投資して改修したアルチザン・センターにて、上記のように手作業で行われる。その生産は2024年1月より始まっており、2025年6月には第1号車が納車されていた。[3][4][5]
上記発表に先行して、2020年3月の「EV Day」というイベントと2021年1月のコンシューマー・エレクトロニクス・ショーでセレスティックの存在は明らかとなっていた[6]。また、2022年6月8日・22日に、ティザー画像が公開された[7][8]。さらに、同年7月13日にショーカーとしての公開予定を発表し、7月22日に米国にて公開されていた。同年10月17日には米国にて市販車プロトタイプが公開されていた。[9][10][11][12]
デザイン
デザインはマガリー・デべリス氏(英語版)が担当している[13]。
同氏はリリックのデザインも担当しており、この2台の電気自動車はフロントグリルやテールランプなどのデザイン要素を共有している。また、全体として、1957年のエルドラド・ブロアムや1930~40年のV-16(英語版)などの初期のキャデラックモデル、およびテクニカルセンターやミズーリ州のゲートウェイ・アーチを設計したエーロ・サーリネンの建築からインスピレーションを得ている。[13][14]
また、乗員分の4つのゾーンに分けて光の量を調整することのできる「Suspended Particle Device Technology」という固定スマートガラスルーフを装備している。助手席のダッシュボードには、55インチの「アドバンストHDディスプレイ」を搭載し、1枚のガラスの下に2つの画面が配置されている。[1][14]
セレスティックの特徴として、キャデラック・ゴッデスの70年ぶりの復活がある。1930年から1956年までキャデラックのボンネットに装着されてきたが、フロントのクォーターパネルとセンターコンソールのマルチファンクションコントローラーに配されている。[15]
構造・パワートレイン
セレスティックは、「アルティウム(Ultium)」バッテリー技術および「BEV3 (英語版)」プラットフォームが組み合わされている[16]。アルティウムは、パウチ型のセルをバッテリーパック内で垂直・水平に積み重ねることが可能で、バッテリーの蓄電容量やレイアウトはセレスティック用に最適化されている[12]。加えて、キャデラックが今までに培った技術を用いて、窓のスイッチやグラブハンドル、コンソールの装飾、構造部品など130点以上の部品が3Dプリントで製造されており、同センター内のアディティブインダストリアライゼーションセンター(AIC)にて作られる[17]。
また、前後に配置された2基のモーターが全輪を駆動し、111kWhのバッテリパックと組み合わされている。このパワートレインは、最高出力664PS・最大トルク876Nmを発揮し、また、一充電走行距離は、303マイル(487.6 km)を実現している。パフォーマンスに関して、「Velocity Max1」モード設定時の0-60mph加速は、3.7秒である。[18][14][19]
さらに、200kWのDC急速充電器を使用すすれば、10分の充電で78マイル分を充電できると公表されている[1]。
その他の技術として、前進時の運動エネルギーをバッテリパックに充電できる「リジェン・オン・デマンド・ブレーキ(強制回生ブレーキ)」を標準装備している。また、「ワンペダルドライビング」と呼ばれるワンペダルでの運転が可能である。さらに、「アクティブリアステアリング」と呼ばれる後輪操舵も装備し、前輪と逆位相に3.5度まで舵を切ることができる。[1][20]