クイーンダイヤモンド
From Wikipedia, the free encyclopedia
Sea World Express Ferry
Endeavor Lines
Sea World Express Ferry
| クイーンダイヤモンド | |
|---|---|
|
神戸港を航行中の「クイーンダイヤモンド」 | |
| 基本情報 | |
| 船種 | フェリー |
| 船籍 |
|
| 所有者 |
ダイヤモンドフェリー(1986-2003) Sea World Express Ferry Endeavor Lines |
| 運用者 |
ダイヤモンドフェリー(1986-2003) Sea World Express Ferry |
| 建造所 | 来島どっく大西工場 |
| 母港 | 大分 |
| 姉妹船 | フェリーダイヤモンド |
| 航行区域 | 限定沿海 |
| 船級 | JG |
| 信号符字 | JM5574[1] |
| IMO番号 | 8604345 |
| 前級 | フェリーゴールド型 |
| 次級 | さんふらわあ ごーるど |
| 経歴 | |
| 起工 | 1986年4月23日[2] |
| 進水 | 1986年7月9日[2] |
| 竣工 | 1986年10月15日[3] |
| 就航 | 1986年10月20日[3] |
| 運航終了 | 2003年4月1日 |
| 現況 |
|
| 要目 | |
| 総トン数 | 9,022トン[1] |
| 載貨重量 | 4,028トン[1] |
| 全長 | 150.87 m[1] |
| 登録長 | 144.90 m[1] |
| 垂線間長 | 140.00 m[1] |
| 幅 | 25.0 m |
| 型幅 | 25.00 m[1] |
| 型深さ | 13.30 m[1] |
| 喫水 | 3.80 m[1] |
| 満載喫水 | 5.54 m[1] |
| 機関方式 | ディーゼル |
| 主機関 | 三菱B&W 8L58/64 2基 |
| 推進器 | 2軸 |
| 出力 | (24,000PS) |
| 最大速力 | 24.55ノット[1] |
| 航海速力 | 23.0ノット[1] |
| 旅客定員 | 942名 |
| 乗組員 | 36名 |
| 車両搭載数 | トラック105台、乗用車50台 |
クイーンダイヤモンドは、ダイヤモンドフェリーが運航していたフェリー。
フェリーゴールドの代船として来島どっく大西工場で建造され、1986年10月に神戸 - 松山 - 大分航路に就航した。日本の長距離フェリーの新造代替としては最初期の事例となり、以降1990年代にかけて各社が続いた。
2003年4月1日、関西汽船との共同運航開始による航路再編で引退した。
その後、海外売船され、韓国のSea World Express FerryでNEW SEA WORLD EXPRESSとなり、木浦 - 済州島航路に就航した。
2008年にEndeavor Linesに売却されPRINCESS Tとなり、中国の造船所で改造を行った後、2009年7月にギリシャへ回航された。 2011年にVASTERVIKと改名、スウェーデンのゴットランドボートに傭船されヴィスビュー - ベステルビーク航路で夏期に運航される予定だったが、計画の不備により改装工事が伸展せず頓挫した。続いてギリシャのEUROPEAN MANAGEMENT MARITIME COMPANYがピレウス - レシムノン航路での運航を計画したが、同様に実現せず、係船されている。
Sea World Express Ferryで運航されていた際は、ダイヤモンドフェリー時代の塗装がおおむね引き継がれ、特徴的なイルカマークはそのまま残されていた。 Endeavor Linesへの売却後は、バウバイザーを廃止して船首を整形するなど大幅な改造を受けている。
設計
[3] 2層の車両甲板と3層の居住区を配した全通船楼船である。従来船からは総トン数で約2倍近く大型化し、車両航送能力の向上と旅客設備のグレードアップが図られたほか、省エネルギー、省力化にも意が注がれた。
燃料等のタンク類と機関室はすべてEデッキ下に配置、D・Eデッキを車両甲板として、Cデッキに二等指定室(ドライバーズルーム)、Bデッキに特等室、ダイヤモンドホール、団体用二等和室、Aデッキに一等室及び二等室を配した。また、乗組員居住区は航海船橋甲板及びDデッキ前方に配置した。旅客一人当たりのスペースを従来船の2倍以上とし、二等室でも一人当たり床面積は1.4平米を確保している。船体中央部にはAデッキからEデッキまでのエレベーターを設置し、車椅子の利用が容易となった。
船首にバウバイザーと水密扉兼用の旋回式ランプを設け、中央部にD-Eデッキ間のシーソー式ランプ、船尾に水密扉兼用の船尾ランプをそれぞれ設置し、船首・船尾いずれの側からも車両の搭載を可能とした。一台当たりの最大荷重は50t、有効高さはDデッキ4.2m、Eデッキ4.4mを確保した。Dデッキは自然換気とされたことから、両舷に開口部の並ぶ船容となった。
ファンネルは当初背の低いもので、ファンネルマークも無かったが、就航後に増高の上、整風板が付けられた[4]。