Wikiwand AI

クリスチャン・ガリン

From Wikipedia, the free encyclopedia

クリスチャン・イグナシオ・ガリン・メドーネ(Cristian Ignacio Garín Medone, スペイン語発音: [ˈkɾis.tjãn iɣ.ˈna.sjo ɡa.ˈɾĩn me.ˈðo.ne][1]; 1996年5月30日 - )はチリ・アリカ出身の男子プロテニス選手。ATPツアーでの優勝はシングルス5勝。自己最高ランキングはシングルス17位。ダブルス206位。身長185cm。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

フルネーム Cristian Ignacio Garín Medone
国籍  チリ
生年月日 (1996-05-30) 1996年5月30日(30歳)
概要 クリスチャン・ガリンCristian Garín, 基本情報 ...
クリスチャン・ガリン
Cristian Garín
2024年ムバダラ・シティDCオープンでのクリスチャン・ガリン
基本情報
フルネーム Cristian Ignacio Garín Medone
国籍  チリ
出身地 アリカ・イ・パリナコータ州アリカ
生年月日 (1996-05-30) 1996年5月30日(30歳)
身長 185cm
体重 85kg
利き手 右
バックハンド 両手打ち
デビュー年 2011年
ツアー経歴・シングルス
ツアー通算 5勝
自己最高ランキング 17位(2021年9月20日)
グランドスラム最高成績・シングルス
全豪オープン 3回戦(2022)
全仏オープン 4回戦(2021)
ウィンブルドン ベスト8(2022)
全米オープン 2回戦(2019-21)
ツアー経歴・ダブルス
ツアー通算 0勝
自己最高ランキング 206位(2021年5月10日)
グランドスラム最高成績・ダブルス
全仏オープン 1回戦(2019・20)
ウィンブルドン 1回戦(2019)
全米オープン 1回戦(2019)
2025年12月10日現在
閉じる

選手経歴

ジュニア時代

チリのサンディエゴで生まれた。5歳から父親と共にテニスを始める。

2013年 ツアー本戦参戦

2013年全仏オープン男子ジュニアシングルスでは決勝でアレクサンダー・ズベレフに勝利し、ジュニアグランドスラム優勝を果たす。2013年VTRオープン(英語版)ではワイルドカードにより、ATPツアー本戦初出場を果たし、1回戦でドゥシャン・ラヨビッチを破り、ツアー初勝利を挙げた。年間最終ランキングは388位。

2014年 フューチャーズ初優勝

ナタール・フューチャーズ(英語版)ではフューチャーズ初優勝を果たす。さらにフューチャーズ3勝目を挙げ、今季通算フューチャーズで4勝目を挙げた。年間最終ランキングは252位。

2016年 チャレンジャー初優勝

ジュネーブ・オープンで予選を勝ち上がり、ATPツアー本戦に再び出場を果たす。リマ・チャレンジャー(英語版)でATPチャレンジャーツアー初優勝を果たした。また、同年1月からデビスカップチリ代表にも選抜された。年間最終ランキングは211位。

2017年 グランドスラム初出場

ウィンブルドン選手権では予選を通過し、グランドスラム初出場をする。1回戦では第17シードのジャック・ソックに敗れた。年間最終ランキングは311位。

2018年 トップ100入り

2月のモレロス・オープン (英語版)、5月のリスボン・ベレム・オープン(英語版)、9月のチッタ・ディ・コモ・チャレンジャー(英語版)でATPチャレンジャーツアー3大会で準優勝を飾る。さらに10月になるとサンパウロ・チャレンジャー (英語版)、サンタ・ドミンゴ・オープン(英語版)、リマ・チャレンジャー(英語版)ではチャレンジャー3勝を挙げた。今季のチャレンジャーでの活躍により、トップ100入りを果たした。年間最終ランキングは84位。

2019年 ツアー初優勝 トップ50入り

2019年全仏オープンでのクリスチャン・ガリン

全豪オープンではグランドスラム本戦に初のストレートイン。1回戦で第21シードのダビド・ゴファンに0-6, 2-6, 2-6のストレートで初戦敗退。

3月のブラジル・オープンではツアー初の決勝進出をするも、ギド・ページャに敗れ、準優勝。しかし、4月の全米男子クレーコート選手権では決勝でキャスパー・ルードに勝利し、ツアー初優勝を飾った[2]。BMWオープンではディエゴ・シュワルツマン、アレクサンダー・ズベレフらを下して、決勝進出。決勝ではマッテオ・ベレッティーニを破り、ツアー2勝目を挙げた[3]。全仏オープンでは1回戦でライリー・オペルカをストレートで破るも、2回戦では元世界ランキング3位かつ第24シードのスタン・ワウリンカに1-6, 4-6, 0-6のストレートで敗退。

2019年ウィンブルドン選手権でのクリスチャン・ガリン

ウィンブルドン選手権ではアンドレイ・ルブレフに6-4, 4-6, 5-7, 4-6で初戦敗退。ナショナル・バンク・オープンでは3回戦進出。3回戦ではダニール・メドベージェフに敗れた。ウエスタン・アンド・サザン・オープンではアドリアン・マナリノに初戦敗退。全米オープンでは第31シードとして出場するも、2回戦でアレックス・デミノーに3-6, 5-7, 3-6のストレートで敗れた。

2019年パリ・マスターズでのクリスチャン・ガリン

上海マスターズでは2回戦でマッテオ・ベレッティーニに敗退。パリ・マスターズではATPマスターズ1000で初のベスト8入り。準々決勝ではグリゴール・ディミトロフに2-6, 5-7のストレートで敗れた。年間最終ランキングは33位。

2020年 ツアー4勝目 トップ25入り

ATPカップではチリ代表として出場。セルビアのジョコビッチに3-6, 3-6、フランスのガエル・モンフィスに3-6, 5-7、南アフリカ共和国のケビン・アンダーソンに0-6, 3-6でそれぞれ敗れ、チームはラウンドロビン敗退。

全豪オープンでは1回でステファノ・トラヴァーリャに6-4, 6-3, 6-4のストレートで初戦突破するも、2回戦では第32シードのミロシュ・ラオニッチに3-6, 4-6, 2-6のストレートで敗退したが、2月のコルドバ・オープンとリオ・オープンでそれぞれ優勝を果たして、ツアー通算4勝目を挙げた[4]。

全米オープンでは第13シードとして出場したが、2回戦でミハイル・ククシュキンに2-6, 1-6, 6-3, 6-4, 5-7のフルセットの末に敗退。全仏オープンでは第20シードとして出場し、第15シードのカレン・ハチャノフに2-6, 3-6, 6-4, 2-6で3回戦敗退。年間最終ランキングは22位。

2021年 ツアー5勝目 トップ20入り

3月のチリ・オープンには第1シードとして出場し、1セットも落とすことなく、地元でツアー優勝を果たし、ツアー5勝目を挙げた。さらにマドリード・オープンでは3回戦で世界ランキング3位のダニール・メドベージェフを破り、マスターズ2度目のベスト8入り。準々決勝ではマッテオ・ベレッティーニに7-5, 3-6, 0-6の逆転で敗れた。

全仏オープンでは第22シードとして出場。2回戦でのマッケンジー・マクドナルド戦ではを4-6, 4-6, 7-6(7), 6-3, 8-6の大逆転で破り、2年連続2度目の3回戦進出を果たした。この試合、2セットダウンと崖っぷちに追い込まれ、第3セットのタイブレークではマクドナルドに2本のマッチポイントを握られる。しかし、このピンチをしのぐと、その後はブレークを許すことなく4時間14分の死闘を制した[5]。 グランドスラム初の4回戦進出を果たし、4回戦では第2シードのダニール・メドベージェフに2-6, 1-6, 5-7のストレートで敗れた。ウィンブルドン選手権で第17シードで出場し、初の4回戦進出を果たした。4回戦では第1シードのノバク・ジョコビッチに2-6, 4-6, 2-6のストレートで敗れたが、2005年のフェルナンド・ゴンザレス以来のチリ人として初のウィンブルドン4回戦進出者となった。

2021年7月24日に開幕する東京オリンピックを欠場することを自身のSNSを更新し「怪我や新型コロナウイルスの陽性反応による全豪オープンの欠場に加え、このような状況ではオリンピックの醍醐味を味わうことができないから、今回の決断に至った」と綴り、辞退を発表した[6]。

ナショナル・バンク・オープンではジョン・イズナーに6-4, 3-6, 4-6、ウエスタン・アンド・サザン・オープンでもトミー・ポールに6-4, 3-6, 4-6でそれぞれ逆転で初戦敗退。全米オープンでは第16シードとして出場するも、2回戦敗退。BNPパリバ・オープンでは3回戦でアレックス・デミノーに4-6, 2-6のストレートで敗れた。年間最終ランキングは17位。

2022年 ウィンブルドンベスト8

ATPカップでは2年ぶりにチリ代表として出場。セルビアのドゥシャン・ラヨビッチ戦では相手の不戦勝により勝利するも、スペインのロベルト・バウティスタ・アグートに0-6, 3-6、ノルウェーのキャスパー・ルードに4-6, 1-6でそれぞれ敗れ、チームはラウンドロビン敗退。

全豪オープンでは第16シードで出場して、1回戦でファクンド・バグニスを6-3, 6-4, 5-7, 6-7(4), 6-3、2回戦でペドロ・マルティネスに6-7(1), 7-6(4), 2-6, 6-2, 6-2の2試合連続のフルセットの熱戦で勝利するも、3回戦では第17シードのガエル・モンフィスに6-7(4), 6-1, 6-3のストレートで敗れた。

BNLイタリア国際では自身3度目のマスターズ1000ベスト8入り。準々決勝でアレクサンダー・ズベレフに5-7, 2-6のストレートで敗れた。全仏オープンでは3回戦で第7シードのアンドレイ・ルブレフに4-6, 6-3, 2-6, 6-7(11)で敗れた。

ウィンブルドン選手権では3回戦でジェンソン・ブルックスビーに6-2, 6-3, 1-6, 6-4で勝利して、4回戦ではお互い初の大会ベスト8入りをかけて第19シードのアレックス・デミノーと対決して、2-6, 5-7, 7-6(3), 6-4, 7-6(6)のフルセットの熱戦の末に勝利を収め、同時にグランドスラム初のベスト8入りを果たした[7]。試合後の会見では準々決勝で対戦するキリオスについて「僕にとって、グラスコートで明らかに最高の一人」と明かし、準々決勝を心待ちにしていた[8]。そして、準々決勝ではニック・キリオスに4-6, 3-6, 6-7(5)のストレートで敗れた。

全米オープンではウィンブルドンの再戦となる2回戦で第18シードのデミノーに3-6, 0-6, 6-4, 2-6で敗れ、リベンジされた。年間最終ランキングは85位。

2023年 ツアー通算100勝

1月、全豪オープンでは第29シードのセバスチャン・コーダに4-6, 6-1, 3-6, 2-6で初戦敗退。

2月、コルドバ・オープンではペドロ・マルティネスを7-6(3), 2-6, 6-0で破り、ツアー通算100勝を達成した。

3月、BNPパリバ・オープンでは予選から参戦するも、3回戦でキャスパー・ルードを6-4, 7-6(2)のストレートで破り、初のベスト16進出を果たした。予選も含めた5試合で10セット戦い、1セットも落としていない完璧なプレーを続け「満員のスタジアムで、ツアーで尊敬している相手にこのようなプレーができたことは、とてもとても嬉しいことだ」とコメントした[9]。4回戦ではアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナに3-6, 4-6のストレートで敗れた。年間最終ランキングは82位。

2024年 トップ100圏外

全豪オープンではクリストファー・オコネル(英語版)に6-3, 5-7, 6-4, 1-6, 5-7のフルセットの末に初戦敗退となったが、クレーシーズンでのエストリル・オープンとBMWオープンではベスト4進出をする。ウィンブルドン選手権では予選を通過するも、1回戦で商竣程に5-7, 4-6, 4-6のストレートで初戦敗退。年間最終ランキングは152位。

2025年 チャレンジャー8勝目

1月の全豪オープンと7月のウィンブルドン選手権ではそれぞれ予選3試合を制し本戦出場。それぞれ3年ぶりに初戦突破を果たした。

5月のマウトハウゼン・チャレンジャー(英語版)とオエイラス・チャレンジャー(英語版)、10月のアントファガス・チャレンジャー(英語版)、11月のモンテビデオ・チャレンジャー(英語版)でATPチャレンジャーツアーで今季だけで4度の優勝を飾り、通算チャレンジャー8勝目を挙げたことで、世界ランキング80位まで復調させる活躍を見せた。 年間最終ランキングは80位。

2月に開催されたデビスカップファイナル予選1回戦(英語版)でのジズー・ベルグスとの第4試合のシングルスの途中でチェンジコートのため両者は審判台とネットの間を順番に通ろうとしたが、ベルグスが大喜びで迎え入れるチームメンバーを見て飛び上がった際、少しうつむき加減でコート脇を通ろうとしたガリンに接触。運悪く、飛び上がったベルグスの体はガリンの顔面に入り、ガリンはコートに倒れ込んでしまった。コート上は騒然とし、ガリンはいったん治療を行われ、審判がどのような裁定を下すか注目されたが、ガリンが治療を終わってもコート復帰に間に合わなかったとして3度のタイムバイオレーションを取り、ゲームペナルティになり、後味の悪い終わり方となった[10]。

人物

2020年3月28日、ATPツアーの特集において、自身の生い立ちについて紹介したことがある。18歳のときにスペインにテニスのために移住し、2018年にはアルゼンチン、その後はサンティアゴに落ち着いた。この当時のことを「たくさんの変化があってあのときは大変だった。悪いこともあったと思う。何度も試合で負けた。おそらく前のコーチと問題があった。スペインに引っ越したのはいい決断ではなかったと感じた。でもここ数年間、いいことが起こっている。さらにここから毎日ハードにトレーニングして、結果を見ていこうと思う」と振り返った[11]。

2022年10月22日、西岡良仁が自身のYouTubeチャンネルでガリンのことを「ジュニアの頃からプライベートコーチをつけていて、かなりのお金持ちだった」と紹介したことがある[12]。

プレースタイル

バランス型ベースライナーであり、得意なショットはフォアハンド。ラリーやリターンの場面で、威力のあるフォアハンドを叩き込み、主導権を握る。ATPツアータイトルのすべてがクレーであることからわかるようにクレーを得意とする。その勝率は7割近くを誇る[13]。

ATPツアー決勝進出結果

シングルス: 6回 (5勝1敗)

大会グレード
グランドスラム (0–0)
ATPファイナルズ (0–0)
ATPツアー・マスターズ1000 (0–0)
ATPツアー・500シリーズ (1–0)
ATPツアー・250シリーズ (4–1)
サーフェス別タイトル
ハード (0–0)
クレー (5-1)
芝 (0–0)
カーペット (0–0)
さらに見る 結果, No. ...
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2019年3月3日 ブラジルの旗 サンパウロ クレー (室内) アルゼンチンの旗 ギド・ペラ 5–7, 3–6
優勝 1. 2019年4月14日 アメリカ合衆国の旗 ヒューストン クレー ノルウェーの旗 キャスパー・ルード 7–6(7–4), 4–6, 6–3
優勝 2. 2019年5月5日 ドイツの旗 ミュンヘン クレー イタリアの旗 マッテオ・ベレッティーニ 6–1, 3–6, 7–6(7–1)
優勝 3. 2020年2月9日 アルゼンチンの旗 コルドバ クレー アルゼンチンの旗 ディエゴ・シュワルツマン 2–6, 6–4, 6–0
優勝 4. 2020年2月23日 ブラジルの旗 リオデジャネイロ クレー イタリアの旗 ジャンルカ・マジェル 7–6(7–3), 7–5
優勝 5. 2021年3月15日 チリの旗 チリ・オープン クレー アルゼンチンの旗 ファクンド・バグニス 6-4, 6-7(3-7), 7-5
閉じる


成績

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

さらに見る 大会, 通算成績 ...
大会2017201820192020通算成績
全豪オープン A A 1R 2R 1–2
全仏オープン LQ LQ 2R 1–1
ウィンブルドン 1R 1R 1R 0–3
全米オープン LQ LQ 2R 1–1
閉じる

大会最高成績

さらに見る 大会, 成績 ...
大会 成績 年
ATPファイナルズ A 出場なし
インディアンウェルズ 4R 2023
マイアミ 3R 2023
モンテカルロ 3R 2021
マドリード QF 2021
ローマ QF 2022
カナダ 3R 2019
シンシナティ 1R 2019-2021
上海 2R 2020, 2023
パリ QF 2019
オリンピック A 出場なし
デビスカップ RR 2019, 2023
ATPカップ RR 2020, 2022
閉じる

脚注

外部リンク

Related Articles

Timelines

Top Qs

Fact Checks