グロースキャピタル
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グロースキャピタル(英: Growth capital。成長資本、拡張資本、グロースエクイティとも)は、未公開株投資の一種である。主に未上場企業に対して行われる株式投資の一形態であり、企業の事業拡大や新市場への進出、設備投資、買収資金の調達、財務体質の改善などを目的として提供される資金を指す。多くの場合、投資家は企業の経営権を取得するのではなく、少数株主として出資する形をとる。 通常は少数株主持分(マイノリティ出資)の形態をとり、事業の拡大や再編、新規市場への参入、あるいは経営権の変更を伴わない重要な買収のための資金を求めている、比較的成熟した企業に対して行われる。
グロースキャピタルは、創業初期の企業に投資するベンチャーキャピタルと、成熟企業の経営権取得を伴うバイアウト投資の中間的な投資領域に位置付けられることが多い。
グロースキャピタルを求める企業は、小規模で急速に成長しており、その資産は無形資産であることが多い。[1] これらの企業は、自社のライフサイクルにおける変革的なイベントの資金調達のためにこれを利用することが多い。また、ベンチャーキャピタルから資金調達を受ける企業よりも成熟しており、収益や利益を上げることはできるものの、大規模な拡張や買収、その他の投資に必要な十分なキャッシュを生成できない場合が多い。[2] 規模の欠如により、成長資金を確保するための代替手段がほとんどないため、グロースキャピタルを利用することは、必要な施設の拡張、販売・マーケティング活動、設備の購入、新製品開発を追求する上で極めて重要となる。
グロースキャピタルは、企業の貸借対照表の再編、特にレバレッジ(または負債)の額を減らすためにも使用される。
グロースキャピタルは多くの場合、優先株として構造化されるが、一部の投資家は、企業の所有権に加えて契約上の収益(すなわち利払い)を含む様々なハイブリッド証券を使用することもある。[3] グロースキャピタルによる投資を求める企業は、収益の安定性や既存の債務水準を理由に、追加の負債による借り入れが適さない場合が多い。
グロースキャピタルはプライベートエクイティ(未公開株)とベンチャーキャピタルの交差点に位置しており、そのため様々な供給源から提供される。グロースキャピタルを提供する投資家の種類は、エクイティ(資本)とデット(負債)の両方の供給源にわたっており、プライベートエクイティファンドやレイトステージのベンチャーキャピタルファンド、ファミリーオフィス、政府系ファンド、ヘッジファンド、事業開発会社(BDC)、メザニンファンドなどが含まれる[4]。 また、より伝統的なレバレッジド・バイアウト(LBO)ファンドによって行われることもある。特に、LBOのためのデット調達が困難な市場や、スタートアップ企業への投資競争が激しい市場において、グロースキャピタルは魅力的な代替手段となる。
投資アプローチ
全米ベンチャーキャピタル協会(NVCA)の定義によれば、[5] グロースエクイティ投資には以下の特徴がある。
- 企業の収益が急速に成長している。
- 企業のキャッシュフローがプラスであるか、黒字であるか、あるいは黒字化に近づいている。
- 企業は創業者所有である場合が多く、機関投資家からの投資を受けたことがない場合が多い。
- 投資家は支配権(経営権)の有無を問わず、多くの場合、少数株主としての地位を購入する。
- 投資対象の業界構成はベンチャーキャピタル投資家と似ている。
- 資金は企業のニーズや株主の流動性のために使用され、通常、エグジット(投資回収)まで追加の資金調達ラウンドは想定されない。
- 投資は無レバレッジ、あるいは購入時に軽いレバレッジを使用する。
- 投資収益は主にレバレッジではなく、成長に依存する。[6]