ケダ地区
ジョージアのアジャリア自治共和国の地区
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ケダ地区(ケダちく、ジョージア語: ქედის მუნიციპალიტეტი、ジョージア語ラテン翻字: Kedis Munitsipaliteti)は、ジョージアのアジャリア自治共和国にある地区。行政中心地はケダ。
地理
ケダ地区はアチャリスツカリ川の中流にあり、アチャリスツカリ川が地区の中央を流れている。アチャリスツカリ川の全長90キロメートルのうち半分に近い42キロメートルが、このケダ地区を流れている。またアチャリスツカリ川の左支流であるメリシ川も、この地区にとって重要な位置づけである。ケダ地区の周囲は、北をコブレティ地区、東をシュアヘヴィ地区、西をヘルヴァチャウリ地区に囲まれ、南はトルコと17キロメートルの国境線で接している。
ケダ地区の総面積は452平方キロメートルである。人口は1万6,760人(2014年時点)[1]。行政中心地は標高約200メートルにある町ケダ。最高峰はゴマ山(2,441メートル)。
自然
ケダ地区のアチャリスツカリ川の峡谷には、コルキス型の植生が広がっている。谷の斜面にはブナ属やクリ属の樹木が多く分布し、ムラサキセキナンやキバナツツジの草花、ハシバミ属やスノキ属の植物、そしてセイヨウバクチノキがよく発達している。ヤマナシ、セイヨウリンゴ、シナノグルミ、セイヨウミザクラ、セイヨウカリン、カキノキ、ベニバスモモといった果樹が見られるのも特徴である。標高の高い部分は混交林に針葉樹が混じり、ごく一部には亜高山植物と高山植物も自生している。
ケダ地区では広い範囲で絶滅危惧植物が発見されており、クヴェダ・マフンツェティの地域には第三紀からの遺存種であるヨーロッパイチイやコルキスツゲが生育している。ブナやクリの森には、イノシシ、アカシカ、ノロジカ、ユーラシアヒグマ、オオカミ、キンイロジャッカル、キツネ、ヨーロッパアナグマ、ハリネズミ、ユウダ属のヘビやハナダカクサリヘビが生息している。鳥類ではサヨナキドリ、ヒバリ、ツグミ、トビ、カササギなど多様な種が見られる。川ではバーベル、マス、ハゼが生息している。
年間降水量は1,500ミリメートル。気候は亜熱帯に近い。
行政区画
ケダ地区には10の行政区画があり、1ダバ、10テミで構成されている。11テミの下には、合計63村が存在する。
- ケダ・ダバ管区
- ケダ・テミ
- 村 (11): ケダ、グレビ、フンクダ、オルツヴァ、アルセナウリ、シェヴァブリ、ゼンツマニ、コロムヘティ、ツヘムナ、アクツァ、ゼンディディ
- ダンダロ・テミ
- 村 (7): ダンダロ、タキゼエビ、モシアシヴィレビ、ゴギアシヴィレビ、バラゼエビ、ハラウラ、ジャラバシヴィレビ
- ドロガニ・テミ
- ズヴァレ・テミ
- 村 (5): ズヴァレ、ゼソペリ、クヴァシタ、シラビゼエビ、ヴァイオ
- ムフンツェティ・テミ
- 村 (9): ゼダ・ムフンツェティ、クヴェダ・ムフンツェティ、ズンダガ、ゼダ・ブズブズ、クヴェダ・ブズブズ、ウチヒティ、ナムリセヴィ、コソペリ、ミリシ
- メリシ・テミ
- 村 (7): メリシ、シハリゼエビ、イナシャリゼエビ、ガレツケ、グンダウリ、ナモナスツレヴィ、シリバウリ
- オクトムベリ・テミ
- 村 (5): オクトムベリ、クチュラ、メジブナ、アゴタ、ゴギニゼエビ
- ピルヴェリ・マイシ・テミ
- 村 (4): ピルヴェリ・マイシ、ゼダ・アガラ、クヴェダ・アガラ、コロタウリ
- ツフモリシ・テミ
- 村 (6): ツフモリシ、アホ、チェツキゼエビ、ゴブロネティ、ココタウリ、ゲゲリゼエビ
- ツォニアリシ・テミ
- 村 (6): ツォニアリシ、ヴァルジャニシ、ティベタ、カンタウリ、アブケタ、サバドゥリ
人口
観光地
- 城塞
- ツィヴァスラ要塞、ゲレビ要塞、サゴレティ要塞、カヴィアニ要塞、ゼンディディ要塞
- 橋
- ダンダロ橋、マフンツェティ橋、ミツァ橋、ジャイメラ橋
- 博物館
- ケダ歴史博物館、プリドン・ハルヴァシ博物館
- 聖堂
- ズヴァレ聖ギオルギ聖堂、聖ニコロズ聖堂
- その他
- 石でできた古代のワイン圧搾機
ギャラリー
- ダンダロ橋
- マフンツェティ橋
- ゲゲリゼ山
- ムティララ国立公園の滝
