コゴメイヌノフグリ
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| コゴメイヌノフグリ | |||||||||||||||||||||||||||
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コゴメイヌノフグリ | |||||||||||||||||||||||||||
| 分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Veronica cymbalaria Bodard (1798) | |||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| コゴメイヌノフグリ |
コゴメイヌノフグリ Veronica cymbalaria Bodard (1798) はオオバコ科の植物の1つ。オオイヌノフグリやフラサバソウに似て、白い花を付ける。
越年生の草本[1]。茎は分枝を出して斜めに伸び、長さ10〜20cm程になり、白い毛がまばらに生えている。葉は茎の下部では対生になっているが、上の方では互生である。葉柄は長さが0.5〜2cmで、長い毛が生えている。葉身は卵楕円形で長さ、幅共に0.5〜1.5cmで、先端近くは丸く、先端はやや尖っており、基部側は切り落とした形になっている。また1〜4個の大きな鋸歯がある。葉の表裏ともに毛がまばらに生えている。
花期は3〜4月で、葉腋ごとに1個の花を付ける。花柄は細くて長さは1-2cmで、毛はない。萼は基部まで大きく4つに裂けており、裂片は卵形で長さが約3mm、その先端は鈍く尖っており、長い毛がまばらに生えている。花冠は白で、皿形で深く4つに裂けており、径は約5mm。蒴果は横に広い扁平な球形をしており、径は約6mmで先端が凹んでいる。普通はやや半球形で舟形の大きな種子を4個持つ。
和名は白い花がコゴメグサを思わせることによる、と清水編(2003)は記しているが、山崎、淺井(1995)でこの和名を提起している段では「可憐な小さい純白花を着けることからコゴメ(小米)イヌノフグリとしたい」となっており[2]、これではコゴメグサを想起しているものとの判断は難しい。
- 草全体の様子
- 花の拡大像
- 果実の拡大像
- 果実と種子
分布と生育環境
原産地はヨーロッパである[3]。地中海沿岸を中心にして南ヨーロッパに広く分布しているものである[4]。
日本での分布は清水(2003)では東京都から広がりつつある、とのこと。それから10年ちょっと後の植村他編著(2015)においてもその国内の分布域は東京都内となっているが、しかし分布状況には千葉県の報告例が示されており、多少の分布拡大はあるようであるが、その拡散速度は速くない様子である。山崎、淺井(1995) はオオイヌノフグリ、イヌノフグリが日本で広く定着していることから「今後,一般的な帰化植物として君臨するものと思われ」と記している[5]が、それに至るにはもっと時間が必用な様子である[6]。
日本では市街地の空き地や道路脇に見られる[7]。
侵入の過程
本種が日本に持ち扱かれたのは1961年、東京の小石川植物園がヨーロッパから種子交換で入手したものを栽培されたのが始まりで、翌年にはこぼれ種から繁殖が始まった[8]。1970年頃には園内にかなり広がり、それが逸出して東京都内に見られるようになった[9]。