コダチスズムシソウ

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コダチスズムシソウ
コダチスズムシソウの花
(2026年1月 沖縄県石垣市)
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類
core eudicots
階級なし : キク上群 superasterids
階級なし : キク類 asterids
階級なし : シソ類 lamiids /
真正キク類I euasterids I
: シソ目 Lamiales
: キツネノマゴ科 Acanthaceae
亜科 : ハアザミ亜科 Acanthoideae
: ルイラソウ連 Ruellieae
: イセハナビ属 Strobilanthes
: コダチスズムシソウ
S. glandulifera
学名
Strobilanthes glandulifera Hatus.
シノニム
和名
コダチスズムシソウ、セイタカスズムシソウ

コダチスズムシソウ(別名セイタカスズムシソウ、学名:Strobilanthes glandulifera[1])はキツネノマゴ科イセハナビ属の半低木または1回繁殖型多年生植物[2][3]

かつては別名の「セイタカスズムシソウ」が使用されることが多かった[4][5][6][7]が、ラン科クモキリソウ属に同一和名のセイタカスズムシソウ Liparis makinoana[8]が存在し、紛らわしい[2][9][7]ことから、後に提案された、和名の重複しないコダチスズムシソウが推奨されている[10]

沖縄本島のコダチスズムシソウは大型で高さ2 mに達し、約6年に1度一斉開花して結実後に枯れる1回繁殖型の生態で知られる[2][3]が、石垣島と西表島のものは高さ1 m以下で開花は不定期[7][11]。葉は菱形状の楕円形から卵状楕円形、鋸歯縁で対生するが、一方が小さい。花枝につく葉は小型だが、花のつかない下方の枝につく葉は大きい[4]。葉裏や茎はほぼ無毛。花は長さ3 cm、淡青紫色地に明瞭な白い網目模様が入る。花期は1–3月。萼は花冠の1/3より短く、半分くらい切れ込む[2][11][3][12]。染色体数は2n=30[7]コノハチョウ幼虫の食草として知られる[12]

同属のオキナワスズムシソウと類似するが、オキナワスズムシソウは複数回開花する小型の多年生草本であり、葉幅が狭く、茎や葉裏に毛が多く、萼が長い等の特徴がコダチスズムシソウと異なる[12][11][3]

ギャラリー

分布と生育環境

沖縄本島、石垣島、西表島に分布[7][11]。山地の湿った場所に群生する[12]

分類について

コダチスズムシソウはかつて、台湾に分布する多年性草本のアリサンアイS. flexicaulis Hayataと形態的に区別できないことから同種とされていた[6][12]が、生態と分布の違いによりアリサンアイとは別種と判断された[7][11]

コダチスズムシソウの学名については、YListではS. glanduliferaを標準、S. flexicaulisシノニムアウクトルム)としている[1]が、POWOでは山崎(1981, 1991)[5][6]と同様の見解を取りS. glanduliferaアリサンアイS. flexicaulis var. flexicaulisのシノニムとしている[13]。本記事における学名表記は前者のYListおよび邑田(2017, 2021)[7][11]に従った。

脚注

参考文献

外部リンク

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