コール・ミー (ブロンディの曲)
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| 「コール・ミー」 | ||||
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| ブロンディ の シングル | ||||
| 初出アルバム『アメリカン・ジゴロ オリジナル・サウンドトラック』 | ||||
| B面 | 「コール・ミー/インストメンタル」 | |||
| リリース | ||||
| 録音 |
1979年8月 ニューヨーク[1] | |||
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| 作詞・作曲 | ||||
| プロデュース | ジョルジオ・モロダー | |||
| ブロンディ シングル 年表 | ||||
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「コール・ミー」("Call Me")は、アメリカ合衆国のニュー・ウェイヴ・バンドのブロンディの楽曲であり、1980年の映画『アメリカン・ジゴロ』のテーマ曲である。イタリアのミュージシャンのジョルジオ・モロダーはプロデュースと作曲、ブロンディの歌手のデボラ・ハリーが作詞を務めたこの曲は、映画で使用され、1980年初頭にシングルとして発売された。シングルはBillboard Hot 100で6週連続1位を獲得したが、これはバンドにとって最大のヒット・シングルで、また2枚目の1位であった[1]。またイギリスではバンド史上4枚目、カナダでは2枚目となるチャート1位を獲得した。1980年の年間チャートでは、『ビルボード』で1位、カナダの『RPM』誌で3位となった[6][7]。
「コール・ミー」は、イタリアのディスコ・プロデューサーのジョルジオ・モロダーにより、1980年の映画『アメリカン・ジゴロ』の主題歌として作曲された。これは143BPMのテンポのニ短調で演奏され[8]、デボラ・ハリーのボーカルはC4からE5の範囲である[9]。モロダーは当初、フリートウッド・マックのスティーヴィー・ニックスにサウンドトラック曲の歌唱を依頼したが、彼女はモダン・レコードとの契約を控えていたために実現しなかった。モロダーはブロンディのハリーに依頼し、「Man Machine」というインストルメント曲を提案した。ハリーは作詞を依頼されたが、彼女によると作業はわずか数時間で済んだしている[10]。歌詞は映画の主人公でである男娼の視点で書かれた[11]。
ハリーは歌詞が映画を観た際の視覚的印象から着想を得たとし、「書いているときに、カリフォルニアの海岸をドライブするオープニング場面を想像した」と語った[12]。完成した曲は、モロダーがプロデュースし、バンドによって収録された。オリジナル英語版のブリッジ部分では、ハリーはイタリア語で「Amore, chiamami」、フランス語「Appelle-moi, mon chéri」で歌っている箇所がある。
2014年、キーボード奏者で作曲家のハロルド・フォルターメイヤーは、この収録過程を3つの主要部分に分けて回想している。まず、モロダーと彼の音楽スタッフがロサンゼルスのウエストレイク・レコーディング・スタジオでこの曲のインストルメント版を収録し、テープは映画と同期するようにSMPTEタイムコードにロックされた。その後、プロジェクトはニューヨークへと移り、ブロンディの収録セッションが実施された。そこでバンドは、自分たちのパートを自分たちで演奏すると主張し、モロダーを驚かせた。ハリーが歌い、クリス・シュタインがエレキギターを弾く間、フォルターメイヤーはエンジニアリングを務めた。シュタインのギターとアンプは雑音が多く、クリアな音源を得るためにセットアップは修理された。バンドは同期に苦労したため、モロダーは時間の節約のために未完成のセッションを中止し、プロジェクトをロサンゼルスに戻し、フォルターメイヤーによるキーボード・ソロなど、自身が選出したミュージシャンらとともにより迅速に最終的なパートを追加した[13]。
アルバム『アメリカン・ジゴロ オリジナル・サウンドトラック』では、ブロンディのメンバーはボーカルのハリーのみがクレジットされ、ドラム/パーカッションはキース・フォーシー、キーボードとアレンジメントはフォルターメイヤーというようにその他はすべてモロダーのスタッフが名を連ねている[14]。フォルターメイヤーによると、ブロンディはセッション・ミュージシャンに代られたことに怒っていたが、曲が大成功を収めたために彼らはそれを受け入れた。ブロンディのキーボード奏者のジミー・デストリは、コンサートでフォルターメイヤーのソロを演奏する義務があった[13]。
公開
アメリカ合衆国ではこの曲は3つのレコード会社から発売された。最長版(8分6秒)はポリドールのサウンドトラック・アルバム、7インチと12インチはブロンディのレーベルであるクリサリス、そしてバディとメアリー・マクラスキー作詞によるスペイン語12インチ版はディスコ・レーベルのサルソウル・レコードより発売された。「Llámame」と題されたスペイン語版はメキシコと南アメリカ諸国での発売が予定された。このバージョンはアメリカ合衆国とイギリスでも発売されており、クリサリス/EMIのコンピレーション『ブロンド・アンド・ビヨンド』(1993年)に収録された。1988年にはブロンディのリミックス・アルバム『スーパー・ダンス・ヒット・リミックス!』でベン・リーブランドがリミックスしたものがイギリスでシングルとして発売された。2001年、再発売されたアルバム『オートアメリカン』のボーナストラックとして「オリジナル・ロング・ヴァージョン」が収録された。
2014年、ブロンディはコンピレーション・アルバム『グレイテスト・ヒッツ・デラックス・リダックス』のためにこの曲を再録した。このコンピレーションは、ブロンディ結成40周年を記念した10枚目のスタジオ・アルバム『ゴースツ・オブ・ダウンロード』を含む2枚組アルバム『ブロンディ・フォーエヴァー』に収録されている。
ハリーは1980年8月に『マペット・ショー』にゲスト出演した際、マペット・バンドのバックコーラスでこの曲の短縮版を収録した。このバージョンは1981年1月に初放送された[15]。
評価
シングルはアメリカ合衆国では1980年2月に発売され、6週連続で1位を獲得し、RIAAからゴールド認定(売り上げ100万枚)を受けた。またアメリカのダンス・チャートで4週間2位を獲得した。さらにこのシングルは『ビルボード』の1980年の年間チャートでも1位を獲得した。曲は2012年の『ビルボード・オールタイム・トップ100』では57位となった[16]。2か月後にはイギリスでも発売された、ブロンディにとっては4枚目となるシングル1位を獲得した。
「コール・ミー」は、『レコード・ワールド』誌からは「心揺さぶるエレクトロニック・ダンス・カット」と評された[17]。『ステレオガム』誌のトム・ブレイハンは、この曲を10点満点で10点と採点し、「洗練されていて効率的で、(中略)機械的な奇蹟」であり、「あなたを卑猥なネオンの未来へと駆り立てる」と評した[18]。
発売から25年後、「コール・ミー」は『ローリング・ストーン』の選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500で283位となった。1981年には、『ヴィレッジ・ヴォイス』誌の年間批評家投票であるパズ&ジョップで1980年の年間ベスト3位に選出された[19]。2017年には『ビルボード』誌の「ブロンディの偉大な10曲」で3位[20]、また2021年には『ガーディアン』紙による「ブロンディの偉大な20曲」で4位に選ばれた[21]。
ミュージック・ビデオ
この曲のミュージック・ビデオは2本制作された:
- 1本目は、ニューヨークでのデビー・ハリーのクリップとビデオ素材で構成されている。このビデオは、1991年発売のイギリス版のビデオ・コンピレーション『The Complete Picture: The Very Best of Deborah Harry and Blondie』に収録されている。
- もう1本は1981年に公開されたものであり、ブロンディのメンバーは一切出演していない。これでは、ブロンディの他のミュージック・ビデオにも出演しているニューヨークのタクシードライバーが、マンハッタンの交通渋滞の中をチェッカータクシーで走る様子が描かれている。このバージョンは、1981年のコンピレーション・ビデオ『ベスト・オブ・ブロンディ』に収録された。
チャート
週間
|
年間
10年間
オールタイム
1988年のリミックス
|
売り上げと認定
発売史
1980年のオリジナル
- US, UK 7" (CHS 2414)
- "Call Me (Theme from American Gigolo)" (7" edit) — 3:32
- "Call Me" (7" instrumental) — 3:27
- UK 12" (CHS 12 2414)
- "Call Me" (7" edit) — 3:32
- "Call Me" (Spanish version – 7" edit) — 3:32
- "Call Me" (7" instrumental) — 3:27
- US 12" (Polydor PRO 124) [promo only]
- "Call Me" (Theme from American Gigolo) — 8:04
- "Night Drive" (Reprise) - by Giorgio Moroder — 3:52
- US 12" (Salsoul SG 341)
- "Call Me" (Spanish version, extended) — 6:23
- "Call Me" (Instrumental) — 6:10
1989年の再発売
- UK 7" (CHS 3342-1)
- "Call Me" (Ben Liebrand Remix edit) — 3:48
- "Call Me" (Original Version) — 3:31
- UK 12" (CHS 12 3342)
- "Call Me" (Ben Liebrand Remix) — 7:09
- "Backfired" (Bruce Forrest And Frank Heller Remix) — 6:03
- "Call Me" (Original Version) — 3:31
- UK CD (CHSCD 3342)
- "Call Me" (Ben Liebrand Remix) — 7:09
- "Backfired" (Bruce Forrest And Frank Heller Remix) — 6:03
- 歌: デビー・ハリー
- "Call Me" (Original Version) — 3:31
- "Hanging on the Telephone" — 2:23
サンプリングとカバー
- チップマンクスによるカバーが1980年のアルバム『Chipmunk Punk』に収録された[54]。
- 1996年、オーストラリアのヘヴィメタルバンドのダンジョンが、デビュー・アルバム『デモリッション』でこの曲をカバーした。これは2003年にバンドの日本ツアーCD『Rising Power』で再収録された。
- 2022年、エレクトロニック・ダンス・ミュージック・プロデューサーのガブリー・ポンテ、R3hab、ティミー・トランペットがこの曲のカバーを発表した[55]。これは、オランダのシングル・トップ100で最高80位を記録した[56]。
- 2023年9月、U2のシングル「アトミック・シティ」が「コール・ミー」の影響下にあることを考慮し、ハリーとモロダーが共作者としてクレジットされた。
- 2024年6月、ドイツのユーロポップ・グループであるカスケーダが、5枚目のスタジオ・アルバム『Studio 24』からの2枚目のシングルとしてこの曲のカバーを発表した。