どうせ恋だから
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| 「どうせ恋だから」 | |||||||
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| ブロンディ の シングル | |||||||
| 初出アルバム『恋の平行線』 | |||||||
| B面 | 「ジャスト・ゴー・アウェイ」 | ||||||
| リリース | |||||||
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| 作詞・作曲 | |||||||
| プロデュース | マイク・チャップマン | ||||||
| ブロンディ シングル 年表 | |||||||
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「どうせ恋だから」("One Way or Another")は、アメリカ合衆国のロック・バンドのブロンディの1978年のアルバム『恋の平行線』に収録されている曲である。歌詞は、バンドのフロントウーマンであるデボラ・ハリーがニュージャージー州からの移住を余儀なくされた1970年代初頭のストーカー被害の経験にインスピレーションを得ている。作曲は、バンドのベーシストのナイジェル・ハリスンが担当し、彼はベンチャーズの影響を受けたこのトラックをキーボーディストのジミー・デストリに紹介した。
「どうせ恋だから」は、バンドのチャート1位シングル「ハート・オブ・グラス」に続く『恋の平行線』の4枚目の北米シングルとして発売された。この曲はアメリカでは最高24位、カナダでは7位に達した。イギリスではシングルとして発売されなかったが、2013年にワン・ダイレクションがカバーした際に同時にチャート入りした。
「どうせ恋だから」は、ハリーのアグレッシブなボーカルとバンドのエネルギッシュなパフォーマンスが批評家から絶賛され、その多くからはブロンディの最高傑作の1つとして挙げられており、いくつかのコンピレーション・アルバムに収録され、ライブでも人気の曲となっている。
デボラ・ハリーとナイジェル・ハリスンが3枚目のスタジオ・アルバム『恋の平行線』(1978年)のために作曲した「どうせ恋だから」は、ハリーの元恋人が別れた後に彼女にストーカー行為をした事件にインスピレーションを得たものである[7]。ハリーによると、その人物のしつこい電話や執拗なつきまとい行為によって彼女はニュージャージー州からの引っ越しを余儀なくされた[8]。このストーカー事件は、ハリーがスティレッツのメンバーであった1973年に発生しており、彼女の元バンド・メイトのエルダ・ジェンタイルは、「私たち全員が怖がってた、特にクリス(・シュタイン)は」と回想している[9]。ハリーは『エンターテインメント・ウィークリー』誌のインタビューで次のように説明している:
実をいうと変質者にストーカー行為をされたことがあって、この曲はあまり愉快とはいえない個人的な出来事から生まれたのです。でも、少し軽妙な要素を加えて、もっと明るい雰囲気にしようとしたのです。ある意味で、これはごく普通の生存本能だと思えます。とにかく、何とかしてそれを振り払い、自分の人生を継続する。誰でも共感できるし、そこがこの作品の美しさだと思います[10]。
作曲はベーシストのハリスンが担当し、彼は最初にこの曲をキーボーディストのジミー・デストリに紹介した[11]。彼は、「私による『どうせ恋だから』のオリジナル音源は、サイケデリックで、ベンチャーズにようなサーフ・ソングだったんだが、うまくいかなかった。ジミー(・デストリ)はこの曲をとても気に入って、ツアーで演奏していた。それから、デビーがそれを拾い上げて、『getcha-getcha-getcha』というフレーズを思いついたのです」と説明した[12]。ハリーは後に、この曲をハリスンとライブで作り上げたと主張している[13]。この曲は1978年6月から7月にかけて、ニューヨークのレコード・プラント・スタジオで収録された[8]。ハリスンによると、曲の混沌としたエンディング部分はプロデューサーのマイク・チャップマンによって考案された[12]。
発表
「どうせ恋だから」は、アメリカ合衆国とカナダにおいて『恋の平行線』からの4枚目のシングルとして、1位を獲得した「ハート・オブ・グラス」に続く形で発売された。シングルはBillboard Hot 100で最高24位、『RPM』の100シングルスでは最高7位を記録した。イギリスでは公式シングルとして発売されなかったが[8]、ワン・ダイレクションによるカバー「One Way or Another (Teenage Kicks)」の成功により、2013年2月にダウンロード販売でチャート入りした。『ガーディアン』紙のアダム・ボルトは、このカバーを「忌まわしいもの」と評した[14]。
『恋の平行線』の後、この曲はブロンディ初のコンピレーション・アルバム『軌跡! ザ・ベスト・オブ・ブロンディ』(1981年)において、シングルの発売地であるアメリカおよびカナダ版に収録された。その後も2014年の『ブロンディ・フォーエヴァー』を含む複数のコンピレーションに収録されている。
ブロンディは、1999年のアメリカのテレビドラマ『スヌープス』のテーマ曲として、観客のノイズを削除した加工済みライブ・バージョンが発表された。このバージョンは、アメリカ合衆国ではライブ・アルバム『Live』のボーナス・トラックとして収録された[15]。オリジナルの未加工のライブ・バージョンは、『Livid』と改題された『Live』の欧州版に収録された[16]。後にハリーは、この曲をライブでの人気曲の1つとして挙げ、観客が彼女を指しながら一緒に歌ったコンサートを回想している[11]。
評価
発表以降、「どうせ恋だから」は批評家から高く評価されている。『ビルボード』誌からは、「マシンガンのように疾走する楽曲で、デビー・ハリーのボーカルは悪魔的ともいえる」と評された[17]。『キャッシュボックス』誌は、「グリッティなファズ・ギター」、「打ち付けるようなドラム・ビート」、「やや風変わりなリズム」、「魅力的なベース・ライン」を指摘し、「ハリーのしなやかなボーカルは遊び心のある攻撃性で歌い上げられている」と述べた[18]。『ピッチフォーク』はこの曲を、「80年代のサウンドを特徴づける、硬直したぎこちないトラックよりもはるかに自由で、活気に満ちたニュー・ウェイヴ」と称賛し[19]、一方で『ラウダー』は「この曲により彼らはニューヨークのパンク・クラブから世界のアリーナへと導かれ、デビー・ハリーをロック界随一のバッドアスとして確固たる地位に押し上げた」と評した[8]。『ローリング・ストーン』は、オールタイム・グレイテスト・ソング500でこの曲を298位とした[20]。
『ペースト』は、この曲をブロンディで2番目に偉大な楽曲であると評した上で、「ブロンディのみならず、あらゆるアーティストの楽曲の中でも史上最高の1曲として君臨している」と記した[21]。『ビルボード』は、この曲をバンドの中で5番目に優れた曲であると評し[22]、また『アルティメット・クラシック・ロック』からは6番目に位置づけられ、「冒頭の刺すようなギター・リフから、悲鳴をあげるような混沌とした終幕まで、『どうせ恋だから』は偉大なバンドがその名声を確立するサウンドだ」と評された[23]。『インデペンデント』は、バンドの中で9番目に優れた楽曲であると位置づけた[24]。
トラックリスト
- アメリカ 7インチ (CHS 2336)
- "One Way or Another" (ナイジェル・ハリスン、デビー・ハリー) - 3:31
- "Just Go Away" (ハリー) – 3:21
- アメリカ 12インチ プロモ (CHS 10 PDJ)
- "One Way or Another" (ハリスン、ハリー) – 3:31
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