サッカー科
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口は頭部下面にあり、厚く肉質の唇を持つ。多くの種は60cmに達しないが、Ictiobus 属やMyxocyprinus 属の大型種は1mに達する。近縁の科とは、咽頭骨が長く伸びること、咽頭歯が1列であることで区別できる[1]。咽頭歯は16本以上。唇にはひだや突起をもつものが多い。上顎は前上顎骨と主上顎骨によって縁取られる。
河川を中心に、淡水域に広く分布する。餌はデトリタスや底生動物(甲殻類・環形動物)だが、表層で昆虫・小魚を食べるものもいる。
利用
オザーク高原では200年ほど前から簎(やす)を用いた漁が行われている[2]。非常に小骨の多い魚だが、骨切り("scoring"と呼ばれる)を施してから油で揚げることで小骨を溶解させて食べることができる[3]。
- Amyzon aggregatum(化石種)
分類
4亜科に13属72種が属する。
- Myxocyprininae - 1属1種で、中国東部の長江および黄河水系に分布するイェンツーユイ(M. asiaticus)のみが属する。未成魚は体高が高い。背鰭・臀鰭の鰭条数はそれぞれ52-57本・12-14本。
- Cycleptinae - 1属(Cycleptus)に2種が属する。ミシシッピ川水系など、アメリカ合衆国南部およびメキシコに分布する。背鰭・臀鰭の鰭条数はそれぞれ28-37本・7本。
- Ictiobinae - 2属8種。カナダからグアテマラにかけての北アメリカに分布する。咽頭歯の数は非常に多く、115-190本に達する。背鰭・臀鰭の鰭条数はそれぞれ22-32本・7-11本。
- Carpiodes
- Ictiobus - Bigmouth buffalo (Ictiobus cyprinellus)など
- Catostominae - 4族9属61種。シベリア北東部・アラスカ・カナダ北部など寒冷な地域からメキシコにかけて分布する。背鰭・臀鰭の鰭条数はそれぞれ10-18本・7本。
- Erimyzonini 2属4種で、カナダ東部とアメリカ合衆国に分布する。側線はないか、あっても不完全。
- Catostomini 4属30種。ほとんどの種類は北アメリカ西部に分布する。Chasmistesの仲間は湖の中層を遊泳して生活し、大きな口をもつプランクトン食性の魚類である。
- Thoburnini 2属6種。カナダ東部とアメリカ合衆国に生息する。
- Moxostomatini 1属21種。カナダからメキシコにかけての北アメリカに分布する。完全な側線をもつ。
化石属
4属が発見されている。Amyzon 属以外は始新世の層のみから得られている[4]。
- †Plesiomyxocyprinus - 1種 吉林省の樺甸市より産出
- †Vasnetzovia - 1種 ロシア沿海地方のアルチョームより産出
- †Jianghanichthys - 1種 湖北省の当陽市より産出
- †Amyzon - 中国・北米から数種 おそらくIctiobinae