サディル・ジャパロフ

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サディル・ジャパロフ
Садыр Жапаров

大統領公式肖像(2021年3月31日撮影)

任期 2021年1月28日 現職
首相
→内閣議長
アルテム・ノヴィコフ英語版(代行)
ウルクベク・マリポフ英語版
アキルベク・ジャパロフ
アディルベク・カスィマリエフ英語版

任期 2020年10月16日 2020年11月14日
首相 サディル・ジャパロフ(兼務)

任期 2020年10月14日 2020年11月14日
大統領 ソーロンバイ・ジェーンベコフ
サディル・ジャパロフ(代行、兼務)

出生 (1968-12-06) 1968年12月6日(57歳)
ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
キルギス・ソビエト社会主義共和国イシク・クル州ケン・スー英語版
政党 メケンチルロシア語版英語版
配偶者 アイグル・ジャパロヴァ

サディル・ヌルゴジョエヴィチ・ジャパロフキルギス語: Садыр Нургожоевич Жапаров, ラテン文字転写: Sadyr Nurgojo uulu Japarov, IPA: [sɑ'dɯr nurʁo'd͡ʒo d͡ʒɑ'pɑrof]; 1968年12月6日 – )は、キルギスの政治家。同国第6代大統領を務めている。政党メケンチルロシア語版英語版党首。

2012年、クムトール鉱山の国有化を求めるデモの際に大統領府の占拠を試みた疑いで禁固刑を言い渡された。2013年には自身が指揮したデモで参加者が地方首長を一時的に誘拐した。実行犯ではないが誘拐容疑で起訴されたジャパロフは国外に脱出した。2017年にキルギスへの帰国を試み国境で拘束、収監された。

2020年10月4日に行われたキルギス総選挙は、親大統領派の政党が議席の大部分を占める結果となり、不正投票を疑う声が高まった。市民デモが発生し、ジャパロフはデモ参加者によって解放された。10月14日に首相に就任。翌15日にソーロンバイ・ジェーンベコフ大統領が退陣し、ジャパロフが16日に大統領代行に就任。翌年の大統領選挙に出馬するため、11月に大統領と首相を辞任。2021年1月の大統領選挙で勝利し正式に大統領に就任した。

生い立ち、学歴

1968年、キルギス・ソビエト社会主義共和国イシク・クル州の村ケン・スー英語版で生まれた[1]

1987年から1989年までソ連地上軍で2年間軍務についた[1]

1991年にキルギス国立体育大学ロシア語版を卒業後、地元の集団農場の責任者を務めた[1]

2000年から2002年まで石油製品卸売「Guzel-MKHAAD」社、2002年から2005年まで石油製品生産「Nurneftegaz」社で社長を務めた[2]

2006年、キルギス・ロシア・スラブ大学ロシア語版英語版法学部を卒業[1][2]

政治家として

2005年、共和国議会「ジョゴルク・ケネシ」の議員に当選[1][2]

2007年から2009年までクルマンベク・バキエフ大統領顧問、2008年から2010年まで汚職対策庁長官を務めた[2]

2010年4月の政変バキエフ大統領が失脚。10月の共和国議会選挙でカムチュベク・タシーエフ率いるアタ・ジュルト党から立候補し再選[2]

2010年6月、政党メケンチルロシア語版英語版を結成し党首となる[3]

2012年10月、タシーエフ、タラント・マミトフキルギス語版英語版らとともにクムトール鉱山の国有化を求める集会を大統領府英語版近くで行った[4]。この集会において大統領府を占拠しようとした疑いでタシーエフらとともに逮捕、起訴され、裁判所から1年半の禁錮を言い渡された[4]

2013年10月、カラコルでの集会の際、地方首長エミルベク・カプタガエフロシア語版がデモ参加者によって一時的に連れ去られた[5][6]。ジャパロフは実行犯ではなかったものの、デモを指揮していたことから政府に追われる身となり、国外へ脱出した[4]

2017年3月、ジャパロフはキルギスへの帰国を決め、カザフスタンとの国境へ向かった。多くの支持者が集まっていたが、ジャパロフは警察機関によって拘束された[4]。裁判では懲役11年6ヶ月を宣告され収監された[7][8]

首相および大統領就任

2020年10月4日に行われた2020年キルギス総選挙キルギス語版英語版では新大統領派の政党が多くの議席を得る結果となり、不正選挙を疑う声が上がった。翌5日以降、市民によるデモが発生し、当時の大統領ソーロンバイ・ジェーンベコフの退陣を要求する声が上がった[9][10]。収監されていたジャパロフとアルマズベク・アタンバエフ前大統領がデモ参加者らによって解放された[10][11]

10月6日、議会はジャパロフを首相に推挙することで合意した[12][13]

10月10日、議会で首相に選出された[14][15][16]。議会は不在議員の委任状を含め定足数を満たす62人が集まり、彼を満場一致で新首相に選出したが、ジャパロフ就任賛成に回ったうち10人は委任投票で欠席したため、無効だとの指摘があった[17]。ジェーンベコフ大統領は彼の首相任命を承認拒否した上で、投票の再実施を求めた[8][18]。アタンバエフ前大統領は暴動を組織した容疑で同日に逮捕された[19]

10月14日、大統領の承認を得て首相に就任した[20][21]

10月15日、ジェーンベコフが大統領を退いた[22]。憲法によればキルギス議会議長が大統領代行を務める規定となっているが、10月13日に議長に就任したばかりであったカナトベク・イサエフキルギス語版英語版が代行就任を拒否したため、ジャパロフが大統領代行を引き継いだ[22][23][24]

11月14日、ジャパロフは翌年の大統領選挙に出馬する意向を表明し、大統領職と首相職を辞任した[25]。大統領職はタラント・マミトフキルギス語版英語版、首相職はアルテム・ノヴィコフキルギス語版英語版が引き継いだ。

2021年1月10日の大統領選挙で79%もの票を得て勝利した[26]。勝利宣言では大統領権限強化と親露政策を掲げた[27]

外交

私生活

脚注

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