サーレポル州

From Wikipedia, the free encyclopedia

標高 636 m
等時帯 UTC+4:30
サーレポル州

سرپل
北緯36度12分56秒 東経65度55分57秒 / 北緯36.21556度 東経65.93250度 / 36.21556; 65.93250座標: 北緯36度12分56秒 東経65度55分57秒 / 北緯36.21556度 東経65.93250度 / 36.21556; 65.93250
アフガニスタンの旗 アフガニスタン
州都 サリ・プル
政府
  州知事 マウラウィー・ムザファー・サーヒブ (ターリバーン)
面積
  合計 16,385.6 km2
標高 636 m
人口
(2012)[2]
  合計 532,000人
  密度 32人/km2
等時帯 UTC+4:30
ISO 3166コード AF-SAR
主要言語 ダリー語
ウズベク語
座標は[4]

サーレポル州(サーレポルしゅう、ペルシア語: سر پل[5][4][6])は、アフガニスタン北部のである。石油を産出する。サレポル州と表記される事もある。州都はサレプル。サーレポル州の面積は1万6386平方キロメートル[2](34州中16位)、総人口は約53万人(34州中17位)[2]、人口密度は32人/平方キロ(34州中19位)[2]である。

日本の岩手県より少し広い州であり、中山間地と高山が8割を占める山あいの州である[7]。サーレポル州の南部にはヒンドゥークシュ山脈尾根の1つがあり、最も高い部分は標高3000メートルを越える[3]。斜面には高地が広がっており、特に州東部は尾根が南に下がっているので標高1000メートル前後[3]の広い高地がある。山脈からは幾筋もの川が流れてきて谷を下り、所々にオアシスを作って北に流れていく。それらの河川は州都サレポルの辺りで集まって1つになり、サフィード川となって北西に流れて行く。高地の先にはトルクメニスタンカラクム砂漠から続く広大な砂漠があるが、高地を抜ける前に州境になる。

歴史

冷戦時代

1988年4月、バルフ州ジョウズジャーン州サマンガーン州を分割して、サーレポル州が作られた[8]

アメリカ同時多発テロ事件以降

2004年10月、第一回の大統領選挙が実施され、サーレポル州ではラシッド・ドスタム(約48%)が最多得票を得た[9]。2009年8月、第二回の大統領選挙が実施され、サーレポル州ではドスタムが応援するハーミド・カルザイ大統領が最多得票(約47%)を得た[10]。2011年12月、中国石油天然気集団(CNPC)はサーレポル州などで石油開発を始めたが[11]、ドスタム派は分け前を要求していると言う[12]。2012年12月、ISAF軍はサヤド郡以外の治安権限をアフガニスタン軍に移譲した[13]

第三回大統領選挙後

2014年4月、第三回の大統領選挙が実施され、サーレポル州ではアブドラ・アブドラ元外相が最多得票(約50%)を得た[14]。2015年7月、ターリバーンが郡の1つを攻撃したが、戦意に劣る警察は10日戦っただけで降伏し、数百人居た守備隊も逃亡したと言う[15]

第四回大統領選挙後

2021年2月のPajhwok Afghan Newsの電話調査によると、ターリバーンはKohistanat郡の中心都市を支配していると言う[16]。8月8日、ターリバーンは州都サレプルを攻撃し、州知事公邸や警察本部、国家保安局の施設を占領した。アフガニスタン軍は州都の陸軍基地やBalkhab郡に撤退して戦っている[17]

行政区分

サーレポル州の郡

1市6郡を擁する[2]

  • Sar-e-pul - 州都サレプル
  • Sayyad
  • Kohistanat
  • Sozma Qala
  • Sancharak
  • Gosfandi
  • Balkhab(バルクハーブ郡[4]

産業

農業

サーレポル州の農作物 (2012年度)[18]
種類生産量順位
小麦16万1000トン12位
大麦1万7296トン11位
とうもろこし1386トン31位
グレープフルーツ315トン13位
アーモンド35トン21位
10トン27位
りんご5トン31位
綿花5.5トン15位

サーレポル州は農業が盛んで、農業収入が家計収入の大半(75%)を占めている[7]小麦(34州中12位)と大麦(34州中11位)の生産量は平均的だが、全国的に見て特産と呼べるようなものは無い。

鉱業

アフガニスタン北西部の地底にはトルクメニスタンから数百キロ続く広大なアムダリヤ堆積盆地(Armu Darya Basin)があり、天然ガス石油が埋まっている[19]。冷戦時代、アフガニスタンでも他の産油国と同じように資源開発が始まり、サーレポル州ではアンゴット油田(Angot)やカシュカリ油田(Kashkari)、アーク・ダリヤー油田[4](Aqdarya)、バーザール・カミー油田[4](Bazarkami)などの有望な油田が見つかった。サーレポル州の北隣にあるジョウズジャーン州では3つの有望なガス田が発見され[20]、東隣のファーリヤーブ州でも油田が見つかり、この地域の6大油田の推定埋蔵量は8800万バレルに達した[21]。しかしその後の内戦で生産量はほぼゼロになり、新規開発も行われなくなった[20]。8700万バレルの石油[21]が20年以上も未採掘のまま残っていた、アフガニスタン北西部の資源開発が再開したのは2010年代に入ってからである。2011年12月、中国石油天然気集団(CNPC)がサーレポル州などで石油生産を始めた[11]。なおサーレポル州には、この他にバルクハーブ銅山英語版英語: Balkhab)がある[22][23]

住民

脚注

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI