ザナバザル

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ザナバザル(Zanabazar)は白亜紀後期に現在のモンゴルに生息したトロオドン科獣脚類恐竜の属の一つである。この属は最初リンチェン・バルスボルドによりサウロルニトイデス属の1種としてS. juniorと命名された。その後2009年に独自の属として再分類され、チベット仏教化身ラマの名跡の初代ジェプツンタンパ1世(法名ザナバザル)にちんで命名された。ホロタイプGIN 100–1は部分骨格であり、頭骨、椎骨、右後肢で構成されている。ザナバザルは最も派生的なトロオドン科の属であり、このグループではトロオドンに次いで2番目に大きい。

Jaime Headdenによる骨格復元図

1974年、リンチェン・バルスボルドはブギンツァフのネメグト層の7000年万年前の地層から派生的なトロオドン科の化石を発見した[1][2]。この標本GI No. SPS 100–1はバルスボルドによりサウロルニトイデス属の新種としてS. junior と命名された。骨格にはほぼ完全な頭骨と脳函、部分的な骨盤、いくつかの尾椎、後肢の大部分が含まれていた[1]。2009年のこの属の再評価によりS. juniorS. mongoliensis と同属であるとする特徴を欠いているとされ、マーク・ノレルらによりこの種を新属ザナバザルへと再分類された。属名は外モンゴルにおけるチベット仏教化身ラマの名跡の初代であるジェプツンタンパ1世(法名ザナバザル)に献名されたものである[2]

特徴

ザナバザルは既知のものとしてはアジアで最大のトロオドン科であり、頭骨の長さは272mmである。トロオドン科でこれを上回るものは現在はトロオドン属に分類されているアラスカ産の標本のみである[2]

分類

脚注

関連項目

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