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ユニオン駅 (シカゴ)

アメリカの鉄道駅 From Wikipedia, the free encyclopedia

ユニオン駅 (又はユニオン・ステーション、英語: Union Station) は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴにある鉄道駅で、今日、シカゴを発着する長距離列車はすべてこの駅を発着する。ダウンタウンのシカゴ川西側に位置し、その広さは全体で約9.5街区に及ぶが、駅舎本館以外は道路及び高層ビルの地下にある。アムトラック子会社のChicago Union Station Company社が所有。

初代駅舎
二代目駅舎 手前がコンコース、奥が本館(1924年)
コンコース内部、上屋は1969年に解体された
所在地 アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ
北緯41度52分43.21秒 西経87度38分19.52秒
所属路線 (記事参照)
駅構造 地下駅
概要 ユニオン駅 (シカゴ), 所在地 ...
ユニオン駅 (シカゴ)
ユニオン駅 本館
Union Station (Chicago)
ユニオン・ステーション
所在地 アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ
北緯41度52分43.21秒 西経87度38分19.52秒
所属事業者 アムトラック
メトラ
所属路線 (記事参照)
駅構造 地下駅
ホーム 12面24線(旅客用ホームのみ)
乗降人員
-統計年度-
約54,000人/日
-2007年-
開業年月日 1925年5月16日*
* 現在の駅舎の事業供用開始日。初代の駅舎は1881年開業。
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歴史

シカゴに初めて鉄道が敷かれたのは1848年のことであったが、ほどなくシカゴは米国で最も重要な鉄道の連結点となった。ところが、有力な鉄道会社がそれぞれターミナル駅を建設した結果、シカゴを通り抜ける乗客はきわめて不便な乗換を強いられることになり、そのような状況を改善することが課題となった。

1874年 鉄道事業者5社(ペンシルバニア鉄道子会社のペンシルバニア・カンパニー、シカゴ・バーリントン・アンド・クインシー鉄道、ミシガン・セントラル鉄道(ニューヨーク・セントラル鉄道の一部)、シカゴ・アンド・アルトン鉄道、およびミルウォーキー鉄道)によるユニオン駅建設合意書が締結、建設開始。

1881年 完成。もっとも、上記鉄道事業者のうちミシガン・セントラル鉄道はすでに合意から離脱し、開業当初のユニオン駅は利用しなかった。また、ボルチモア・アンド・オハイオ鉄道、イリノイ・セントラル鉄道、ノース・ウェスタン鉄道、ロック・アイランド鉄道、サンタフェ鉄道、ウォーバッシュ鉄道などの有力鉄道会社も別の駅を利用していたため、乗客の利便性向上は限定的だった。

1913年 Chicago Union Station Company社が設立され、駅の拡張と駅舎の建替え工事が開始。第一次世界大戦、労働力不足及びストライキの影響で工事進行が中断した。

1925年 建替え工事が完了し、同年5月16日より供用開始(高架道路工事などは1927年まで継続)。

第二次世界大戦中は、一日あたり300本もの列車と10万人の乗降客が利用する、ユニオン駅にとって最も繁忙な時期であった。

1968年 ペン・セントラル鉄道の成立に伴い、ニューヨーク・セントラル鉄道の列車がユニオン駅から発着するようになった。

1969年 利用客の著しい減少に伴い、コンコースの上屋が取り壊され、後に高層ビルが建てられた。本館も取壊す意向があったが、利便性のため回避された。

1971年 アムトラックの成立とともにシカゴ発着の長距離列車の大部分がユニオン駅を発着するようになった(統合が完了するのは翌1972年)

1992年 建築会社Lucien Lagrange Associatesによる改修が行われた。

現在、ユニオン駅はアムトラックのシカゴ発着路線全線と、州内鉄道であるメトラのうち6路線のターミナルとして使用されている。2007年の一日平均利用客数は約54,000人(うちアムトラック利用客6,000人)。

駅構造

プラットフォーム・コンコース

北プラットフォーム

プラットフォームはシカゴ川と並行に南北に配置されている。中央部のコンコースで線路が分断されていて、頭端式の駅が背中合わせになったような構造になっている。このため列車の運行は北行きと南行きに分かれており、直通列車は存在しない。プラットフォームとコンコースは全て地下にあり、同一フロアにあるため、乗換の際に階段等を使う必要がない。

北プラットフォーム(奇数番線)はアムトラックのハイアワーサ(Hiawatha)線(ミルウォーキー行)、メトラのMD-N線・MD-W線・NCS線が使用し、それ以外の路線は南プラットフォーム(偶数番線)に乗り入れている。

コンコース中2階にはフードコートや各種売店がある。フードコートは毎日午前5時半から深夜12時まで営業。

1925年竣工のコンコースの上屋は新古典主義の建造物として高い歴史的価値を持っていたが、鉄道旅客輸送の衰退により取り壊された。現在は高層オフィスビルが建っている。

駅舎本館

プラットフォーム・コンコースがあるブロックの西側ブロックに所在。駅舎は、アメリカン・ルネッサンス時代を象徴するボザール様式による伝統的建築技法と現代的な技術工学・動線パターン及び都市計画を融合させている。

グレートホール

グレートホール

本館の中にある格調高い「グレートホール」(Great Hall)は天井高34mの大待合室であり、ヴォールト構造の天窓、バルコニー、彫像、木製ベンチから成るスペースは、米国の屋内公共空間の傑作とされている。地下1階にあり、コンコースとは通路で直結している。大階段を上がれば外に出る。

貸切にも応じており、300〜3,000人収容のイベント開催が可能である。映画「アンタッチャブル」の有名なシーンの撮影で使用された大階段は、グレートホール東面にある。他にグレートホールが使用された映画には「ベスト・フレンズ・ウェディング」(1997年)、「チェーン・リアクション」(1996年)などが、またテレビドラマには「ER緊急救命室」、「Early Edition」などがある。

乗り入れ路線

アムトラック

概要 アムトラック シカゴ・ユニオン駅, 所在地 ...
アムトラック
シカゴ・ユニオン駅
南ホームに停車中のアムトラックの列車
Chicago Union Station
所在地 アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ
所属事業者 アムトラック
駅構造 地下駅
乗降人員
-統計年度-
約6,000人/日
-2007-
開業年月日 1881年
乗入路線 18 路線
所属路線 ■ブルー・ウォーター/ウォルバリン
ニューバッファロー
(ブルー・ウォーター)
ハモンド - ホワイティング
(ウォルバリン)►
所属路線 ■カーディナル
所属路線 ■フロリダン/レイクショア・リミテッド
所属路線 ■ペレ・マルケット
所属路線 ■テキサス・イーグル/リンカーン・サービス
ジョリエット
(テキサス・イーグル)
サミット
(リンカーン・サービス)►
所属路線 ■エンパイア・ビルダー/ハイアワサ/ボリアレス
所属路線 ■カリフォルニア・ゼファー/サウスウェスト・チーフ/イリノイ・ゼファー/カール・サンドバーグ
ネイパービル
(カリフォルニア・ゼファー/サウスウェスト・チーフ)
ラ・グランジ
(イリノイ・ゼファー/カール・サンドバーグ)►
所属路線 ■シティ・オブ・ニューオーリンズ/イリニ/サルーキ
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ユニオン駅発着路線。アムトラックはオレンジ色、メトラは緑色で示されている。灰色はアムトラックの旧路線。

アムトラックの主要ターミナル駅であり、以下の路線が発着する。

メトラ

概要 メトラ シカゴ・ユニオン駅, 所在地 ...
メトラ
シカゴ・ユニオン駅
北ホームに停車中のメトラの列車
Chicago Union Station
所在地 アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ
所属事業者 メトラ
駅構造 地下駅
開業年月日 1881年
乗入路線 6 路線
所属路線 ■BNSF線
ハルステッド・ストリート►
所属路線 ■HC線
所属路線 ■MD-N線/■MD-W線/■NCS線
ウェスタン・アベニュー►
所属路線 ■SWS線
ライトウッド►
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シカゴダウンタウンとイリノイ州郊外とを結ぶメトラ(Metra)のうち、下記6路線のターミナル駅である。

  • MD-N線 (Milwaukee District North Line) 北方面、Fox Lake行。
  • MD-W線 (Milwaukee District West Line) 西方面、Elgin/Big Timber Road行。
  • NCS線 (North Central Service) 北方面、Antioch行。MD-W線とFranklin Parkまで同路線を走る。平日のみ。
  • BNSF線 (BNSF Railway Line) 西方面、Aurora行。
  • HC線 (Heritage Corridor) 南西方面、Joliet行。平日のみ。
  • SWS線 (SouthWest Service) 南西方面、Manhattan行。平日・土曜のみ。

アクセス

ユニオン駅は、米国他州の主要ターミナル駅[1]と異なり、地下鉄への直接の接続が無い。シカゴ交通局(CTA)の"シカゴ・L"(地下鉄・高架鉄道)の駅は、いずれもユニオン駅から1ブロック以上離れているため、バス・タクシーへの乗換と比べると若干不便である。

エントランス(入口)

本館ファサード(2011年)

全10ヵ所。

  • メイン・エントランス - Canal Street東側(Adams StreetとJackson Blvdの間)に面している。Canal Streetを挟んだ西側にグレートホールがある。日本式にいえば"中央口"に相当。主にCTAバス・長距離バスとの乗換に利用する。
  • Adams (& Riverside)・Jackson (& Riverside) - それぞれ"北東口"・"南東口"に相当。シカゴ川に面した出入口。シカゴ・Lのループ(Quincy駅)との乗換、ウィリス・タワー他ダウンタウン中心部へ向かうのに便利。
  • Jackson (& Canal/Riverside) - "南口"に相当。
  • Madison - "北口"に相当。北プラットホームの北端。メトラのオギルビー・トランスポーテーション・センターとの乗換えに便利だが、切符販売窓口が無いので注意。
  • Clinton - グレートホールの南北から西側のClinton Streetへ出る通路がある。このうち南の出入口は、シカゴ・LのBlue Line(Clinton駅)との乗換えに最も近い。
  • 前述のグランドホール内大階段を上がってCanal Streetに出るエントランスもあるが、利便性は低い。

CTA (バス・地下鉄/高架路線)・長距離バスへの接続

CTAバス

CTA(シカゴ交通局)トランジットカードや乗り放題パスの自動券売機が、コンコースのメトラ窓口のエリアに置かれているので、CTAバス使用の前に購入しておくと便利。なお、CTAバスのルート・停留所は道路状況等に応じて頻繁に移動するので、注意が必要である。

CTA シカゴ・L

  • ループ(Brown、Orange、Pink及びPurple Line)へ
    • Quincy駅 - Riverside側の出口から、東へ3ブロック。
  • Blue Lineへ
    • Clinton(& Congress)駅 - メイン・エントランス又はClinton出口から、南へ2ブロック。
    • Jackson(& Dearborn)駅 - Riverside側の出口から、東へ6ブロック。
    • 東行きのCTAバス(14番や60番など)でDearborn Streetまで行き、乗り換える[2]。
  • Green Lineへ
    • Clinton(& Lake)駅 - Madison出口から、北へ3ブロック・西へ1ブロック。
  • Red Lineへ
    • Jackson(& State)駅 - Riverside側の出口から、東へ7ブロック。
    • 東行きのCTAバスでState Streetまで行き、乗り換える[2]。

メガバス(Megabus) - 長距離バス。メイン・エントランスから1ブロック南に発着所がある。(Canal Street & Jackson/Van Buren)

空港への接続

ギャラリー

関連項目

外部リンク

脚注

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Timelines

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