シャム猫 -ファーストミッション-
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西暦20XX年。東京・湾岸地区一帯が国際テロリスト集団によって占拠され、野崎首相が人質に取られる事件が発生した。首謀者の海堂俊介は日本政府に対し、野崎首相と住民の身代金として800億ドルを要求してきた。これに対し、内閣調査室の粟田口次官は自身の指揮下にある対テロリスト殲滅チーム「シャム猫」の出動を提案した。しかし、国防軍のメンツを優先する国防大臣が横入りしたため、「シャム猫」は石動少佐率いる国防軍対テロリスト殲滅部隊「マイティードッグ」と共同作戦を張ることになった。協議の結果、「シャム猫」のジュンとナオミは有明原子力発電所の制圧を担当することになり、国防軍研究所の制圧を担当する石動とは別行動をとることになる。
その頃、海堂は国防軍研究所の金子博士を確保していた。実は、海堂の狙いは国防軍が極秘に開発していた次世代兵器「アルテミス」の奪取であった。海堂の部下ミユキの拷問を受ける金子博士だったが、ジュンとナオミによって助け出される。金子博士は二人に、「アルテミス」の起動キーは孫の金子和彦であることを告げ、「孫を守って欲しい」と頼み込む。しかし、その情報を聞き出した海堂も和彦の確保に向かい、「シャム猫」は和彦の保護に失敗してしまう。和彦を手に入れた海堂は「アルテミス」を起動させ東京の破壊を目論み、ジュンとナオミは「アルテミス」の破壊を試みる。
登場人物
- ジュン
- 「シャム猫」のメンバー。普段はラジオ番組のDJをしている。
- 銃器の扱いや格闘戦を得意とし、考えるよりも先に手が出てしまう行動派の性格をしている。
- ナオミ
- 「シャム猫」のメンバー。普段はラジオ番組のDJをしている。
- 機械の操作を得意とし、情報分析を担当している。理性を優先する性格をしているが、情にもろい一面を持つ。
- 石動 智明(いするぎ ともあき)
- 国防軍少佐。「マイティードッグ」の隊長。
- 海堂一味の殲滅作戦の指揮を執る。ジュンとナオミの実力を認めており、二人を過小評価する部下を叱責する。
- 海堂 俊介(かいどう しゅんすけ)
- 国際テロリスト集団のリーダーで、「アジアの虎」の異名を持つ男。
- 旧自衛隊の一等陸佐だったが、過激な思想を問題視され不名誉除隊になる。除隊後はアフリカ民族闘争を皮切りにアラブ石油権益戦争、レオジオ国大統領暗殺などの戦争・テロに関与する。
- ミユキ
- 海堂の部下。海堂に心酔し、彼の命令を忠実に実行する。好戦的で冷酷な性格をしている。
- 粟田口(あわたぐち)
- 内閣調査室次官。「シャム猫」の統括責任者。
- キャリア官僚であり、「日本の将来」を行動原理としている。ジュンには「人使いが荒い」と言われている。
- イッペー
- 「シャム猫」の補佐役。普段はラジオ番組のスタジオチーフをしている。
- 情報収集や移動手段の確保、兵器の開発など「シャム猫」を全般的にサポートしている。
- カオル、ジロー
- 警視庁特捜部の刑事。通称「毒虫コンビ」。
- 東京で頻発するテロ事件の捜査・鎮圧に当たるが、常に「シャム猫」に先を越されてしまう。