ジョルジャ・メローニ
イタリアの政治家、第68代首相 (1977-)
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ジョルジャ・メローニ(イタリア語: Giorgia Meloni、1977年1月15日 - )は、イタリアの政治家、首相(在任: 2022年10月22日 - )[2]。イタリア初の女性首相[3]。15歳で「イタリア社会運動(MSI)」の青年組織に参加[2][4]。2012年に右派政党「イタリアの同胞(FdI)」を結成し、現在まで党首を務めている[2][4]。また、EUでは、欧州保守改革グループを実質的に率いている[5]。
| ジョルジャ・メローニ | |
|---|---|
| Giorgia Meloni | |
| 就任 2022年10月22日 | |
| 大統領 | セルジョ・マッタレッラ |
| 前任者 | マリオ・ドラギ |
| 任期 2006年4月4日 – 2008年4月28日 | |
| 就任 2006年4月21日[1] | |
(若年層政策担当大臣) | |
| 任期 2008年5月8日 – 2011年11月16日 | |
| 個人情報 | |
| 生誕 | 1977年1月15日(49歳) ラツィオ州ローマ県ローマ |
| 国籍 | |
| 政党 | (イタリア社会運動→) (国民同盟→) (自由の人民→) イタリアの同胞 |
| 非婚配偶者 | アンドレア・ジャンブルーノ(2014-2023) |
| 子供 | ジネーブラ(2016年生、長女) |
| 出身校 | アメリゴ・ヴェスプッチ職業学校(言語成熟度証明書、60/60) |
| 専業 | ジャーナリスト |
| 宗教 | ローマ・カトリック |
| 署名 | |
| 公式サイト | www.giorgiameloni.it |
2022年10月22日からイタリア共和国閣僚評議会議長(首相)[6]。右派政党イタリアの同胞(Fratelli d'Italia、FdI)の党首(2014年3月8日 - 現在)。2020年9月から2025年1月13日まで欧州保守改革グループ(ECR)会長[7]。
人物


ローマ生まれ。税理士であった父は、メローニと母によると共産主義者であり[8][9]、2歳時に家族と別れカナリア諸島へ移住、後に麻薬取引で9年服役[10]。母はロマンス小説家(ペンネーム:Josie Bell、Amanda King)。祖父は映画監督ニーノ・メローニ、祖母は女優ゾエ・インクロッチ。イタリア共産党の創設者であるアントニオ・グラムシは遠戚に当たる[11][12]。3歳でローマのガルバテッラ地区に移住。1990年 - 1996年、アメリゴ・ヴェスプッチ職業学校で学び、言語成熟度証明書を満点(60/60)で取得[13]。
1992年、15歳でイタリア社会運動(MSI)の青年組織「青年戦線」に参加。学校改革反対運動「Gli Antenati」を設立。1996年、国民同盟(AN)の学生組織「学生行動」全国責任者に就任[14]。
来歴
初期の経歴
1998年、ANのローマ県議会議員に当選( - 2002年)。2000年、AN青年組織「青年行動」全国幹部、2004年会長(初の女性)。2004年 - 2006年、AN機関紙「Secolo d'Italia」記者。2006年、ジャーナリスト資格取得[15]。
国会議員と青年相
2006年、下院議員初当選(ラツィオ1区、AN)、副議長( - 2008年)。2008年、自由の人民(PdL)で再選(ラツィオ2区)、第4次ベルルスコーニ政権の青年相に31歳で就任(イタリア共和国史上最年少)[16]。2010年、3億ユーロの青年支援策「Diritto al Futuro」を発表。
イタリアの同胞設立
2012年、PdLの予備選中止に反発し、イニャツィオ・ラ・ルッサ、グイド・クロセットらとイタリアの同胞(FdI)を結党[17]。2013年、下院議員再選(ロンバルディア3区)、FdI議長団長。2014年3月8日、党首就任。2014年欧州議会選挙で3.67%(議席獲得失敗)。2016年、ローマ市長選で20.62%(3位)。
野党リーダーと首相就任
2018年、下院議員再選(ラツィオ2区-ラティーナ、41%)。FdIは4.35%で議席倍増。2019年、欧州議会選挙で6.5%、5議席獲得(自身は辞退)。2022年総選挙でFdIは26%で第1党、首相に就任(2022年10月22日 - )[6]。2024年欧州議会選挙で28%、24議席[18]。
2025年以降の動向
2025年1月、米フロリダでドナルド・トランプ次期大統領と会談(貿易、ウクライナ、イスラエル-ハマス問題)[19]。1月20日、2025年ドナルド・トランプ大統領就任式に欧州唯一の首脳として出席[20]。1月、ピアノ・マッテイ(アフリカ協力計画)を発表[21]。1月、Almasri事件で捜査対象となるが、8月4日不起訴[22]。2024年7月、TIME誌8月号表紙、「地中海の鉄の女」と評される[23]。
2026年3月22日には司法職の自治組織である最高司法評議会(CSM)を裁判官と検察官で分割し、両者のキャリアを分離することを意図した憲法改正国民投票に踏み切ったが、事前の世論調査では賛否が拮抗した[24]。投開票の結果、反対が約53%、賛成は約47%となって憲法改正案は否決され、メローニは結果を受け入れると表明したと同時に、イタリアは近代化する機会を逃したとコメント。改革を掲げてきたメローニ政権に打撃となると報じられた[25]。
政治思想
イデオロギー
国家保守主義・右派を掲げる。メディアは「極右」と分類するが、メローニは「主流保守」(英保守党・米共和党類似)を主張[26]。2024年、青年部のファシスト関連問題で関係者排除、現代保守を強調[27]。ジャンフランコ・フィーニの国民同盟の流れを汲むポスト・ファシズムを代表する政治家とも評されている[28]。
社会問題
伝統家族擁護、同性婚・LGBT養子反対、ジェンダー理論存在主張、性教育・安楽死・大麻・代理出産反対[29]。2022年選挙で同性カップルの権利維持を表明。女性の権利を「右派女性」として支持、ピンククォータ反対[30]。
移民
多文化主義批判、海軍封鎖・国境壁提案、NGO船への強硬策[31]。2023年、アルバニアに移民収容所設置(賛否両論)[32]。出生地主義に反対し、血統主義に基づき、アルゼンチン大統領のハビエル・ミレイに市民権を付与[33]。
外交
NATO支持、EU懐疑。2022年ロシア侵攻非難、ウクライナ武器支援[34]。台湾支援、二国家解決(イスラエル-パレスチナ)[35]。2023年一帯一路離脱、対中通商関係改善模索[36][37]。
ファシズムとの関係
1996年、ムッソリーニを「過去50年で最高の政治家」と発言(19歳)。2006年、ファシズムを歴史の一部とし、誤り(人種法、戦争、権威主義)を批判[38]。2020年、MSI創設者ジョルジョ・アルミランテ追悼(批判受ける)。FdIの三色炎はMSI由来[39]。2021年Fanpage調査で党員のファシスト関連行為が発覚、排除姿勢[40]。
私生活

- 姉アリアンナ(FdI幹部)。
- 2014年 - 2023年、ジャーナリストのアンドレア・ジャンブルーノと事実婚、娘ジネーブラ(2016年生)[41]。
- カトリック、守護天使「Harael」信者。Tolkien「ロード・オブ・ザ・リング」愛好者、Atrejuイベント名に反映[42]。
- 2024年2月訪日時、岸田文雄首相がジネーブラにハローキティの日伊辞典を贈呈[43]。
- 2026年1月16日訪日時、高市早苗首相がメローニへの誕生日記念として、ハローキティのコップや江戸切子のピアスを贈呈[44]。メローニがファンと公言している漫画『北斗の拳』作画担当の原哲夫と面会し、原からサイン付きジークレー版画を贈呈された[45]。
略歴
- 1977年:ローマで出生。
- 1992年:イタリア社会運動(MSI)の青年組織に参加。
- 1996年:アメリゴ・ヴェスプッチ職業学校卒業(言語成熟度証明書、満点)。
- 2000年:国民同盟(AN)の青年組織全国幹部。
- 2004年:AN青年組織「青年行動」会長。
- 2006年:下院議員初当選(ラツィオ1区)、下院副議長。
- 2008年:第4次ベルルスコーニ政権で青年相(史上最年少)。
- 2012年:イタリアの同胞(FdI)を結党。
- 2013年:下院議員再選(ロンバルディア3区)。
- 2014年:FdI党首就任。
- 2016年:ローマ市長選挙に立候補(3位)。
- 2018年:下院議員3選(ラツィオ2区-ラティーナ)。
- 2022年:イタリア初の女性首相に就任。
書目
- Meloni, Giorgia (2011) (イタリア語). Noi crediamo. Milan: Sperling & Kupfer. ISBN 978-8820049324
- Meloni, Giorgia; Meluzzi, Alessandro; Mercurio, Valentina (2019) (イタリア語). Mafia nigeriana. Origini, rituali, crimini. Mantova: Oligo Editore. ISBN 978-8885723252
- Meloni, Giorgia (2021) (イタリア語). Io sono Giorgia, le mie radici, le mie idee. Rome: Rizzoli. ISBN 978-8817154680