セミクジラ科
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| セミクジラ科 | |||||||||||||||||||||||||||
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人間との大きさの比較 | |||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| セミクジラ科[1] | |||||||||||||||||||||||||||
| 下位分類群 | |||||||||||||||||||||||||||
セミクジラ科(Balaenidae)はヒゲクジラ類の科。現生はセミクジラ属(Eubalaena)とホッキョククジラ属(Balaena)からなる[3][4]。
特徴
成体の平均体長は15-17m、平均体重は50-80tである。大きな個体は体長20m、体重100tにも達する[8][9][10]。
もっとも顕著な特徴は、狭くアーチ状の上向きの顎であり、強くカーブした顎の輪郭を生み出している。この形より、特に長いヒゲ板を持つことが可能になっている。このヒゲ板を使い、前進しながら採食(en:Ram feeding)を行う。すなわち、一度に数分間口を開けて水面または水面近くで泳ぎ、水から食物を漉し、それを舌でヒゲ板からこすり落とす[11]。これは、他には主にイワシクジラによって行われ[12]、他のナガスクジラ類やコククジラ類とは対照的である[13]。食料は主に甲殻類、主にカイアシ類であるが、大量のオキアミを食べる種もある[14]。顎の形状と使い方がフラミンゴに似ており、収斂進化の結果とされる[15]。
ナガスクジラ類に比べ体のつくりは堅牢で、ナガスクジラ類のような下顎・喉部の溝(下顎を膨らませるために存在)がない。胴部に比べ頭が異様に大きいのも特徴で、ホッキョククジラでは体長の40%が頭部である。前鰭は短く幅広で、背鰭はない。
全ての種は移動性で、冬は暖温帯域に移動し、そこで交尾、出産を行う。妊娠期間は10-11ヶ月。一度に1頭のみ出産し、出産は通常は3年に一度である[14]。
セミクジラ科の種は70年以上生きる。
分布
セミクジラ科に属す4種は温帯~極域に分布する(ホッキョククジラは北極海、ミナミセミクジラは南半球の中~高緯度域、タイセイヨウセミクジラは北大西洋、セミクジラは北太平洋)。