センノウ属

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センノウ属(センノウぞく、学名: Lychnis、和名漢字表記: 仙翁属)は、ナデシコ科の一つ。

概要 センノウ属, 分類 ...
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センノウの名称は、昔、京都嵯峨にあった仙翁寺(せんのうじ)にあったことによるという。

本属は、近年の分子系統学的研究の結果、ナンバンハコベ属 Cucubalus L.、フシグロ属 Melandryum Roehl.、ムシトリビランジ(ビスカリア)属 Viscaria Bernh. などとともに、現在は、マンテマ属 Silene L. に含められている[1][2]

特徴

ふつう多年草対生し、平たく、縁は全縁となる。

は集散花序をなす。萼片は合生して円筒形になり、10脈がある。花弁は5個で、舷部は全縁となるかまたは多裂する。雄蕊は10個、花柱は5個であるが、ときに2個または4個のものがある。

蒴果は先端から裂開し、蒴果の数は花柱と同数となる。

栽培

日なた、明るい日陰で育てる。暑さに強く、性質も強いので土質は問わない。

主に5月から6月に発生するヨトウムシが、葉を食害することがある。見つけた場合は、捕殺する。

鉢植えの場合は毎年植替えを要する。庭植えの場合は3年に1回植え替える。芽が動き始める直前から芽が出始めの、2月から3月に行う。芽がもろいので慎重に行う必要がある。

増やしたい場合は、主に株分け、さし木を利用する。株分けは、植え替えに合わせて行う。根茎を2~3芽つけて切り分ける。さし木の適期は4月から5月で、若い茎を切って、バーミキュライトや赤玉土の苗床にさし木する[3]

世界に約30種あり、日本には次の6種があるほか、多くの栽培種がある。ヨーロッパでは牧草地や沼、湿った森に広く生息する[4]。ガンピセンノウやセンノウは古くから観賞用として栽培されていた。

日本の種

帰化、栽培種

  • アメリカセンノウ Lychnis chalcedonica L.
  • カッコウセンノウ Lychnis flos-cuculi L.
  • ガンピセンノウ Lychnis coronata Thunb.
    • クルマガンピ Lychnis coronata Thunb. var. verticillata Makino
  • コムギセンノウ Lychnis coelirosa (L.) Desr.
    • ザクロガンピ Lychnis miqueliana Rohrb. f. plena (Makino) Okuyama
  • スイセンノウ Lychnis coronaria (L.) Desr. - 南ヨーロッパ原産。葉がふかふかしていて、ろうそくの芯を作るのに適していることから、「ランプの花」の別名もある[5]
  • センノウ Lychnis senno Siebold et Zucc.
  • チョウセンマツモト Lychnis cognata Maxim.
  • マツヨイセンノウ Lychnis alba Mill.

ギャラリー

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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