ゾンビランド:ダブルタップ
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| ゾンビランド:ダブルタップ | |
|---|---|
| Zombieland: Double Tap | |
| 監督 | ルーベン・フライシャー |
| 脚本 |
レット・リース ポール・ワーニック デヴィッド・キャラハム |
| 製作 | ギャヴィン・ポローン |
| 製作総指揮 |
ポール・ワーニック レット・リース レベッカ・リヴォ ルーベン・フライシャー デヴィッド・バーナド ジャック・ヘラー ダグ・ベルグラッド |
| 出演者 |
ウディ・ハレルソン ジェシー・アイゼンバーグ エマ・ストーン アビゲイル・ブレスリン ロザリオ・ドーソン ゾーイ・ドゥイッチ アヴァン・ジョーギア ルーク・ウィルソン トーマス・ミドルディッチ |
| 音楽 | デヴィッド・サーディ |
| 撮影 | チョン・ジョンフン |
| 編集 | ダーク・ウェスターヴェルト |
| 製作会社 | コロンビア ピクチャーズ |
| 配給 |
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| 公開 |
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| 上映時間 | 99分 |
| 製作国 |
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| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $42,000,000[1] |
| 興行収入 |
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| 前作 | ゾンビランド |
『ゾンビランド:ダブルタップ』(Zombieland: Double Tap) は、2019年のアメリカ映画。2009年に公開された『ゾンビランド』の続編。監督はルーベン・フライシャー、脚本はポール・ワーニックとレット・リースが担当した。
前作から10年後の世界を舞台に、爆発的なウイルス感染によってゾンビ化した人類の中で生き残った4人組、コロンバス、タラハシー、ウィチタ、リトルロックの活躍を描く。コロンバスが編み出した「生き残るためのルール」に従い、10年間ゾンビ社会を生き抜いてきた彼らだが、2019年にはゾンビたちがさらにパワーアップした新種へと進化。新たな生存者も加わり、ルールさえ守れば何でもありの世界で、ゾンビたちとの戦いに挑む。
主要キャストには、コロンバス役のジェシー・アイゼンバーグ、タラハシー役のウディ・ハレルソン、ウィチタ役のエマ・ストーン、リトルロック役のアビゲイル・ブレスリンが続投する。
副題の「ダブルタップ(Double Tap)」は、前作で提示された生存ルールのひとつ「二度撃ちして確実に仕留める」に由来しており、進化したゾンビとの戦いにおいて生存者たちが直面する新たな戦略や危険を象徴している。ゾンビがさらに知能と運動能力を持ち、群れで複雑な行動を取るなど、従来よりも高度な脅威として描かれており、進化したゾンビや人間同士のトラブルに立ち向かう姿を中心に展開する。前作同様、ホラーとコメディを融合させつつ、アクションシーンやキャラクター間の掛け合いが見どころとなっている。
ストーリー
ゾンビの発生から10年後、コロンバス、タラハシー、ウィチタ、リトルロックの4人は、進化した新種のゾンビ――遅くて愚かな「ホーマー」、部分的に知能を持つ「ホーキング」、静かで危険な「ニンジャ」――に遭遇しながら生き延びていた。前作からの生活の中で、コロンバスはルールに従った慎重な行動を続け、タラハシーは武器とゾンビ退治を愛するワイルドな性格を維持しているが、仲間との絆を深め、特にリトルロックには父親的な保護心を見せる場面も増えていた。
リトルロックが謎の平和主義者バークレーと共にグレイスランドへ向かったことが発端となり、ウィチタは妹の行方を案じて、コロンバスたちと再会して捜索の旅に出る。途中、モールで生き残った間抜けな生存者マディソンに出会い、彼女を仲間に加えるが、マディソンはゾンビ化の危険性をはらむ存在でもあった。旅の途上、車両変更など、様々な作戦を駆使して次々と困難を乗り越えていくが、ゾンビたちの一部が独自に進化し、弾を避けるなど知性を身に付けていることが確認される。コロンバスは、それらの個体を映画「ターミネーター2」のアンドロイドになぞらえてT-800と名付け、以降T-800タイプのゾンビとの交戦に警戒を続ける。
グレイスランドでリトルロックとバークレーを探す一行は、エルヴィスをテーマにしたモーテルの前で、彼らが乗り捨てたタラハシーの愛車を発見、そこでモーテルの主であるネバダと出会う。そこにアルバカーキとフラッグスタッフの二人のゾンビハンターたちが現れるが、T-800タイプの知性型ゾンビたちに噛まれ感染してしまう。ゾンビ化した二人を倒した後、ネバダは彼女たちの行き先がグレイスランドと呼ばれる平和主義者たちの理想郷であることを明かす。
たどり着いた平和主義の楽園、グレイスランドに住む人々は平和主義が行き過ぎて、武器の持ち込みを禁止し、入口で受け取った武器を直ぐに溶鉱炉で処分してしまうほど、もしもの事態に対しての危機感は皆無であった。リトルロックに再会するも、その環境に馴染めないタラハシーは一人その場を去ることを決める。しかし多数のT-800型ゾンビ達がグレイスランドで打ち上げられる花火に向かって集団で走っていく姿を目撃し、即座に引き返して、皆に迫りくる危機を呼びかけるも武器が全くない状況では対抗策はなく、タラハシーはゾンビたちを焼き払う作戦を立案し実行する。ゾンビの数が多すぎて全員を焼き払えず、取り囲まれた時に大型トラックに乗ったネバダが救出に現れ、しばらくはゾンビたちをなぎ倒した後、車体は横転してしまい、一行は脱出する。
そこでタラハシーが自らを囮にして、残りのゾンビの群れをあえてタワー最上階に誘導することで落下させて倒す方法を先導する。リトルロックや仲間の協力で、全てのゾンビたちを高所から落として危機を脱する。全員が無事に再会し、ウィチタはコロンバスのプロポーズを受け入れ、マディソンとバークレー、ネバダとタラハシーもそれぞれ落ち着くことでグループは再び結束する。
ミッドクレジットシーンでは2009年に遡り、ビル・マーレイが架空の自分自身として再び登場し、ゾンビの黙示録が襲う前の最後の数分間に、アル・ローカー、リリ・エステファン、ジョシュ・アレックス・ホロウィッツ、グレース・ランドルフ(いずれも架空の自分自身)からインタビューを受け、架空の『ガーフィールド3』を宣伝する場面が描かれる。ポストクレジットではコミカルなアウトテイクも映し出される。
キャスト
※括弧内は日本語吹替[3]
- 武器好きでワイルドなサバイバー。新たに進化したゾンビを前にしても臆せず突き進む。本作ではコロンバスたちと長く行動を共にする中で、徐々に仲間に対する父親的な保護心を見せる場面が増えている。特にリトルロックを何かと気にかけるシーンが多い。前作同様、愛車には何故か「3」の数字を書き込んでいる。
- 数少ない生き残りの1人であるアメリカ・テキサス州の生存者[8]。前作から10年が経過した現在も、「生き残るためのルール」を厳守する慎重な性格は変わっていない。本作では、新種ゾンビの動向にいち早く気づき、彼らをターミネーターに見立てて「T-800」と呼ぶなど、ユーモアを交えつつ状況を分析する姿が描かれる。また、前作のエンディング以降、ウィチタとの関係性がかなり進展している。
- 妹のリトルロックの面倒を見ながら、コロンバスとの関係も進展しているが、一方で一緒に暮らし続けることに消極的になっている。リトルロックが行方不明となった際には一度離れたコロンバスたちのもとを訪れて共に捜索の旅に出るなど、妹思いの姿が描かれる。
- ウィチタの妹。前作から大きく成長し、自立心が強くなり行動力がある反面、コロンバス達に対して反抗的な面も強くなっている。本作では謎の平和主義者バークレーに惹かれ、二人で一緒にグレイスランドへ向かう。
- 本作に初登場する新たな生存者。エルヴィスをテーマにしたモーテルのオーナーであり、タラハシーとは特に相性が良く、コロンバス達に協力的な態度を見せる。
- 14歳の時にゾンビの大惨事が始まって以来、ショッピングモールで暮らしている金髪女性で精神的に幼く、かなり能天気な面もあるが、出会って間もないコロンバスと意気投合してしまう。
- バークレー - アヴァン・ジョーギア(勝杏里)
- リトルロックが出会う謎めいた平和主義者で、ヒッピー風の外見と独特の哲学を持ち、ゾンビ・アポカリプス後の世界で独自の生存スタイルを確立し、リトルロックをグレイスランド(理想郷)へ誘う。
- タラハシーと似た雰囲気を持ち、ゾンビハンターとして生きるタフな男。相棒のフラッグスタッフと共に、ゾンビが溢れる世界で自分たちのルールに従って生きている。
- フラッグスタッフ - トーマス・ミドルディッチ(小川輝晃)
- アルバカーキの相棒であり、コロンバスに似た慎重でルールを重視する性格を持つゾンビハンター。
- 2009年のミッドクレジットシーンにビル・マーレイ本人役で登場。ゾンビ・アポカリプス直前に『ガーフィールド3』を宣伝の為にインタビューを受けている最中にゾンビ感染が広まり、余裕の態度でゾンビを倒しながら奮闘する。
製作
2018年7月に続編の製作とキャスト・監督の続投が発表され[13]、撮影は2019年1月14日から3月15日までジョージア州アトランタで行われた[14][15][16]。
2019年1月30日には原題が『Zombieland:Double Tap』に決定したこととともにポスタービジュアルが公式Twitterで公表され[17]、2019年7月25日には海外版予告編がYouTubeで公開された[18][19][20]。
2019年8月20日には日本での公開日の決定の発表とともに日本版ポスターと予告編が公開され[21][22][23][24][25]、2019年10月8日には新たな予告編が公開されビル・マーレイの出演が明らかになった[26][27][28]。
2019年10月23日にはキャストインタビューやメイキングを収めた特別映像がYouTubeで公開され[29][30]、2019年10月25日には日本語吹替え版の声優が発表された[4][5][6][7]。なお、日本語吹替え版のキャストは前作から一新されている。
2019年10月31日には、日本のテレビアニメ『ゾンビランドサガ』とのコラボが発表され[31]、11月18日にコラボ映像とコラボポスターが公開されると共に、アニメ内に登場するアイドルグループ・フランシュシュのメンバー2名が、本作の日本語吹き替え版にゾンビ役で参加することが発表された[32]。本編には源さくら(本渡楓)と星川リリィ(田中美海)が出演した[33]。