タデイ・ポガチャル

スロベニアの自転車競技選手 (1998-) From Wikipedia, the free encyclopedia

タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar-発音: [taˈdɛ́ːj pɔˈɡáːtʃaɾ] ( 音声ファイル)1998年9月21日 - )は、スロベニアコメンダ出身の自転車競技選手。

生年月日 (1998-09-21) 1998年9月21日(27歳)
出身地 コメンダ
身長 176cm
概要 タデイ・ポガチャルTadej Pogačar, 基本情報 ...
タデイ・ポガチャル
Tadej Pogačar
基本情報
生年月日 (1998-09-21) 1998年9月21日(27歳)
国籍 スロベニアの旗 スロベニア
出身地 コメンダ
身長 176cm
体重 66kg
選手情報
所属 UAE チーム・エミレーツ・XRG
分野 ロードレース
役割 選手
特徴 オールラウンダー[1]
クライマー[1]
プロ経歴
2017 ログ・リュブリャナ英語版
2018 リュブリャナ・グスト英語版
2019- UAE チーム・エミレーツ
グランツール最高成績
ジロ・デ・イタリア 総合優勝 (2024)
ツール・ド・フランス 総合優勝 (2020, 2021, 2024, 2025)
ブエルタ・ア・エスパーニャ 総合3位 (2019)
主要レース勝利

グランツール

ツール・ド・フランス
総合優勝(2020、2021、2024、2025)
山岳賞(2020、2021、2025)
ヤングライダー賞(2020、2021、2022、2023)
区間通算21勝
ジロ・デ・イタリア
総合優勝(2024)
山岳賞(2024)
区間通算6勝
ブエルタ・ア・エスパーニャ
ヤングライダー賞(2019)
区間通算3勝

ステージレース

ツール・ド・ロマンディ(2026)
パリ〜ニース(2023)
ティレーノ〜アドリアティコ (2021、2022)
ツアー・オブ・カリフォルニア(2019)
ヴォルタ・アン・アルガルヴェ(2019)
ツール・ド・ラブニール(2018)
UAEツアー(2021、2022、2025)区間通算6勝
ボルタ・ア・カタルーニャ (2024) 区間通算4勝
クリテリウム・デュ・ドーフィネ (2025) 区間通算3勝
イツリア・バスク・カントリー 区間通算1勝

ワンデイレースとクラシック

世界選手権自転車競技大会
個人ロードレース(2024、2025)
ヨーロッパ自転車競技選手権大会
個人ロードレース(2025)
スロベニアの旗 スロベニア選手権
個人TT(2019、2020)
個人ロードレース(2023)
ミラノ〜サンレモ(2026)
ロンド・ファン・フラーンデレン(2023、2025、2026)
リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ(2021、2024、2025、2026)
イル・ロンバルディア(2021、2022、2023、2024、2025)
ストラーデ・ビアンケ (2022、2024、2025、2026)
アムステルゴールドレース(2023)
フレッシュ・ワロンヌ(2023、2025)
グランプリ・シクリスト・ド・モンレアル (2022、2024)
獲得メダル
スロベニアの旗 スロベニア
ロードレース
オリンピック
2020 東京ロードレース
世界選手権自転車競技大会
2025 キガリ個人ロード
2024 チューリッヒ個人ロード
2023 グラスゴー個人ロード
ヨーロッパ自転車競技選手権大会
2025 ギレルナール=グランジュ英語版個人ロード
最終更新日
2026年5月4日
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経歴

2017年、スロベニアのコンチネンタルチームであるログ・リュブリャナ英語版でプロデビュー。

2019年、UAE チーム・エミレーツへ移籍[2]グランツール初出場となるブエルタ・ア・エスパーニャでは、第9ステージでグランツール初ステージ勝利[3]、第13ステージで2勝目を挙げる[4]。第20ステージでは残り39km地点で単独アタックをかけ、独走で区間3勝目[5]。最終的に、総合3位とヤングライダー賞を手に入れた。

2020年、ツール・ド・フランスに初出場。第7ステージで風の影響により分断した後方集団に取り残され、ライバル勢から1分21秒のタイムを失った[6]。第9ステージでマルク・ヒルシプリモシュ・ログリッチとのゴール前スプリントを制し、ツール・ド・フランス初勝利[7]。第15ステージでもログリッチとの登りスプリントを制し、大会2勝目[8]。第19ステージ終了時点で首位のログリッチとは57秒差の総合2位につけていた。コース終盤が登りとなる個人タイムトライアルの第20ステージで、2位のトム・デュムランに対して1分21秒、総合首位のログリッチを1分56秒上回るタイムで大会3勝目[9]。総合でもログリッチに対して59秒差をつけて逆転して総合首位に立ち、21歳にして総合優勝を果たした。さらに第20ステージで獲得した山岳ポイントで山岳賞も獲得。ヤングライダー賞も獲得し、最終的に3枚の特別賞ジャージを手に入れた[10]

2021年のツール・ド・フランスでは、第5ステージの個人タイムトライアルでステージ1勝目[11]。大会最初の上級山岳ステージとなった第8ステージで、総合ライバル勢に対して3分20秒の差をつけ、マイヨジョーヌを獲得[12]。第17ステージで総合2位のヨナス・ヴィンゲゴー、3位のリチャル・カラパスを下しステージ優勝[13]。第18ステージでも勝利を挙げ、山岳賞でもトップに立った[14]。第9ステージ以降、総合リーダーの座をキープし続け、最終的に大会連覇と共に、前年同様、3枚の特別賞ジャージを手に入れる結果となった[15]

2022年はUAEツアー総合2連覇[16]を皮切りに、ストラーデ・ビアンケ優勝[17]ティレーノ〜アドリアティコ総合優勝[18]ツアー・オブ・スロベニア総合優勝[19]を果たし順調な滑り出しを見せる。3連覇を目指して始まったツール・ド・フランスでは、第6ステージでステージ1勝目を挙げるとともに全体リーダーに躍り出ると[20]、第7ステージでは残り700メートルの未舗装急勾配区間で逃げに追いつき2勝目を挙げる[21]。3連覇へ順調に見えたが、第11ステージではガリビエ峠でチーム・ユンボ・ヴィスマの揺さぶりに合い、最後のグラノン峠でヨナス・ヴィンゲゴーに後れを取り、総合タイムでヴィンゲゴーから2分22秒遅れ、マイヨ・ジョーヌを手放すこととなった[22][23]。第17ステージではフィニッシュ直前までヴィンゲゴーと競り合う中、辛うじてステージ3勝目を挙げた[24]ものの、全体タイムの遅れは取り戻せず、第18ステージでは再び1分以上広げられることとなり[25]、最終的にはヤングライダー賞は獲得したものの、総合2位となった[26]。3年ぶりのブエルタ・ア・エスパーニャに出場が予定されていたが、欠場することとなった[27]

2023年はクラシカ・ハエン・パライソ・インテリオールネパール語版での勝利で始まり、ブエルタ・ア・アンダルシアパリ〜ニースで総合優勝した[28]クラシックでも快進撃を続け、ロンド・ファン・フラーンデレンアムステルゴールドレースフレッシュ・ワロンヌの3レースで勝利を挙げた[29][30][31]。しかしリエージュ〜バストーニュ〜リエージュは序盤で落車し手首を骨折。リタイアした。

ツール・ド・フランスにおいては第6ステージで区間優勝し復調ぶりを示したが[32]、第16ステージの個人タイムトライアルでヴィンゲゴーに差を広げられると[33]、翌日の山岳第17ステージのロズ峠においてさらにヴィンゲゴーから遅れ[34]、最終的に新人賞は獲得したものの総合成績は2位に終わり、前年に続きヴィンゲゴーの後塵を拝した。

2024年はストラーデ・ビアンケで優勝、ミラノ〜サンレモ3位、ボルタ・ア・カタルーニャ、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュで勝利し例年通りの快調な滑り出しを見せると、ジロ・デ・イタリアでは区間6勝、総合2位のダニエル・フェリペ・マルティネスに対し9分56秒差をつける圧倒的な強さで総合優勝し、ツール・ド・フランスにおいても同じく区間6勝を挙げる強さでヴィンゲゴーを寄せ付けず総合優勝を果たした。これにより1998年のマルコ・パンターニ以来26年ぶりとなるジロ・ツールの「ダブルツール」を達成した。

スイスチューリッヒで行われた世界選手権自転車競技大会ロードレース・男子エリートロードレースで優勝し、自身として初めてのマイヨ・アルカンシェルを獲得、ジロ・ツール「ダブルツール」と合わせて、1974年のエディ・メルクスと1987年のステファン・ロシュのみが達成している「トリプルクラウン」を史上3人目37年ぶりに達成した。

人物

2024年現在はモナコ在住。F1ドライバーのカルロス・サインツJr.と近所に住んでおり、お互いの休日が合う際には一緒に「コーヒーライド」と称して片道30 - 40kmほどのサイクリングに行く仲である。ただサインツ曰く、ポガチャルが大会後のリカバリーとして(ポガチャルにとっては)低めの心拍数で走っているのに、サインツは「僕の心拍数は170とか180まで上がっている」状態になるため、あまり会話ができないという[35]

主な戦績

2018年

2019年

2020年

2020年ツール・ド・フランスにて、マイヨ・ジョーヌを着用したタデイ・ポガチャル

2021年

2022年

2023年

2024年

2025年

2026年

グランツールの総合成績

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グランツール 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025
ジロ・デ・イタリア 1
ツール・ド・フランス 1 1 2 2 1 1
ブエルタ・ア・エスパーニャ 3
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脚注

外部リンク

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