ダイ・ビューティフル
From Wikipedia, the free encyclopedia
| ダイ・ビューティフル | |
|---|---|
| Die Beautiful | |
| 監督 | ジュン・ロブレス・ラナ |
| 脚本 | ロディ・ベラ |
| 製作 |
ジュン・ロブレス・ラナ フェルディナンド・ラプス ペルシ・M・インタラン |
| 出演者 | |
| 音楽 | リチャード・ゴンサレス |
| 撮影 | カルロ・メンドーサ |
| 編集 | ベンジャミン・トレンティーノ |
| 配給 |
|
| 公開 |
2016年10月27日(東京) 2016年12月25日(マニラ) |
| 上映時間 | 120分 |
| 製作国 |
|
| 言語 | フィリピン語 |
| 製作費 | 1,500万フィリピンペソ |
| 興行収入 | 11,000万フィリピンペソ |
『ダイ・ビューティフル』(Die Beautiful)は、フィリピンのコメディドラマ映画。監督はジュン・ロブレス・ラナ。主演はパオロ・バリェステロス。2016年10月27日の東京国際映画祭でプレミア上映され[1]、同年のメトロ・マニラ映画祭にも正式出品された[2]。
出演者
- パオロ・バリェステロス : トリシャ・エチェバリア[5]
- クリスティアン・バブレス : バーブ
- ジョエル・トーレ : トリシャの父
- グラディス・レジェス : トリシャの姉ベス
- ルイス・アランディ : ジェッセ
- アルビー・カシーニョ : ミッグス
製作
香港の香港亜洲電影投資会(HAF)が製作費を提供し、フィリピンのリーガル・エンタテインメント、ザ・イデアファースト・カンパニー、オクトーバートレイン・フィルムズが製作会社となった[6]。ジュン・ロブレス・ラナが監督を務めた。リリー・モンテベルデ、ロセリェ・モンテベルデ、ペルシ・インタランがプロデューサーを務めた[2][7][8]。ラナ監督が原案を作成して資金集めを行ったが、最終的な脚本は著名な脚本家であるロディ・ベラが担当している。
ラナ監督はフィリピンでも人気のある映画監督のひとりであり、2012年には『ブワカウ』がアカデミー外国語映画賞フィリピン代表作品に選ばれている[3]。また、ロシアのパシフィック・メリディアン(ウラジオストク国際映画祭)、インドのケララ国際映画祭などでも受賞経験がある[3]。本作は2014年10月にフィリピンでアメリカ海兵隊員がトランスジェンダーの女性を殺害した事件(ジェニファー・ロード事件)に着想を得ている[9][3]。
ジェニファー・ロード事件後には、SNSなどでトランスジェンダーに対する偏見に満ちた意見が多数出され、ラナ監督はトランスジェンダーへの理解を深めるために本作の製作に至った[9]。ラナ監督は娯楽性の高い作品を製作することも多いが、本作は娯楽性よりも個人的な思いを強く込めた作品である[9]。なお、本作でトランスジェンダーを演じている俳優は全員がストレート(異性愛者)である[9]。
公開

2016年10月には第29回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品され[10][11]、10月27日にプレミア上映された。東京国際映画祭では観客賞と主演男優賞(パオロ・バリェステロス)を受賞した[12][13][3]。東京国際映画祭における審査委員長はフランスのジャン=ジャック・ベネックスであり、その他の審査員は日本の平山秀幸、イタリアのヴァレリオ・マスタンドレア、アメリカ合衆国のニコール・ロックリン、香港のメイベル・チャンだった。コンペティション部門には16作品が出品されており、『ダイ・ビューティフル』は唯一のフィリピン映画だった。なお、ラナ監督は2013年の第26回東京国際映画祭に出品した『ある理髪師の物語』でも主演女優賞を獲得していた[3]。
2016年12月にはフィリピンの二大映画祭のひとつであるメトロ・マニラ映画祭のコンペティション部門に出品され、主演男優賞と助演男優賞と観客賞とFloat賞を受賞した[14][15]。メトロ・マニラ映画祭ではエリック・マッティ監督のホラー映画『Seklusyon』が8部門で受賞しており、『ダイ・ビューティフル』の4部門受賞は『Sunday Beauty Queen』と並んで2位タイだった。
日本ではココロヲ・動かす・映画社が配給している。2017年7月22日には日本で劇場公開され、東京都・新宿のシネマカリテ、名古屋市のセンチュリーシネマ、大阪市のシネマート心斎橋、仙台市のフォーラム仙台、横浜市のシネマ・ジャック&ベティ、大分市のシネマ5、長野市の長野千石劇場、愛知県刈谷市の刈谷日劇など全国17館で公開されている[16]。