ダートダッシュ
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本作は、当時『リッジレーサー』や『エースドライバー』など、ポリゴンのレースゲームのヒット作を世に送り出していたナムコ(後のバンダイナムコゲームス)が開発のオフロード系のレースゲームである[2]。
同時期にセガ社よりリリースされていた、同じオフロードレースゲーム『セガラリー』が、SS(スペシャルステージ)を1周して次のステージに移る構成なのに対し、本作では一周の中に複数のレグ(セクションとしてエリア分け)でステージのコースが構成されている(詳細は後述)。ゲーム的な演出も多く見られ(詳細はステージ欄に記入)、クラッシュ時には、横転、パーツが外れたり破損などの演出も取り入れられていた。
使用可能な車は架空のマシンだが、車の挙動は同社のリッジレーサーとは打って変わって操作性はシビアであり、派手なドリフトは確実にタイムロスへと繋がる。それ故にゲームの難易度は全体的に高めで、同時期に稼働のセガラリーには商業的に大きく水をあけられる形となっていた。また、容量の関係で通信対戦機能は搭載されなかった[3]。2026年現在、家庭用ゲーム機への移植は無い。
ステージ構成
トラックは5つのレグで構成されており、コイン投入後、スタートレグを選択する。選択したエリアから1周することで完走となる(初期設定は1周だが、設定の変更で2周も可能)。設定によっては1クレジットで1週できず、ゴール後にコンティニューすることでさらに設定に応じた数のレグを走れる。
スタート地点として選んだエリアによってBGMが変化する。
- 第1レグ シティ
- 中国の大都会をモチーフにしたエリア。
- デフォルトのスタート地点はこのエリア。設定でスタート地点の選択が無効化されている場合は強制的にこのエリアからスタートする。チェックポイントに中国語が並行して記入されている("START" "出发"、"TIME EXTEND" "时间延长"など)。
- 路面は舗装路。コースレイアウトこそ単調なため簡単だが、高速域のマシンコントロールを求められるため、マシンによっては難易度が上昇する。
- 途中、レース用に閉鎖されているはずのコースにダブルデッカーのバスが2台配置されていたり、レグの終盤に跳開橋がジャンプ台のように片開きしているといった都市ならではの演出がある。
- 第2レグ ヒル
- 中国の片田舎をモチーフにしたエリア。
- シティから抜け出すと砂利道に入る(一部舗装路、石畳)。霧がかかり、コースは曲がりくねるようになるが、道幅が広いエリアが多い。ショートカット可能な納屋がある。
- 途中、車が横転している場所がある。また、舗装路では木箱やトラクターがコース上に障害物として配置されている。
- レグの終盤、橋を渡る際、途中から柵が途切れているため、踏み外すと横転、転落してしまう。
- 第3レグ ジャングル
- 熱帯雨林をモチーフにしたエリア。
- ヒルを抜け出す前から暗くなり、完全に暗くなった時点でジャングルに入る。タイトル通りダートを駆け抜ける。
- 道幅は狭く、コースはより曲がりくねるようになる。途中、洗い越しや倒木といった演出がある。
マシン
カッコ内は難易度表記。(国内版 / 海外版)と併記して記載。
- デザートアロー(中級者向け / BEGINNER)
- デューンバギータイプの車
- 最高速は低いが安定性が高く、スピンしにくい。
- "中級者向け"と表記されているが、上記の通り扱いやすく、事実上初級者向けの車である。
- ブルードラゴン(上級者向け / INTERMEDIATE)
- ピックアップトラックタイプの車
- 標準的な最高速とハンドリングを持つ。
- 加速力が若干デザートアローに劣る点と若干スピンしやすいため、中級者〜上級者向けの車となる。
アーケード筐体
- SD筐体
- ステアリング、アクセルペダル、ブレーキペダル、視点切り替えボタン、シーケンシャルパターンのシフトレバーが付いている。
- ステアリングは当時はまだ市場に導入されたばかりであり、同社のゲームでは『エースドライバー』で初対応であった反力機構(リアクティブステアリング)を標準搭載している。また1995年当時のレースゲームとしては珍しく大きめのサイズでもあり、ロックトゥロックは1.75回転である[4]。
スタッフ
監督
- 岡本達郎
企画・原案
- 杉山嘉浩
- 青木隆
プログラマー
- 大内聡
- 大森靖
- 高橋健一
- 青木隆
- Toshiaki Tamura
ビジュアルデザイナー
- 鈴木敬
- 井内要
- 伊藤澄夫
- Akiko Arima
- Megumi Shikanai
- Kazutaka Takahashi
- 久禮義臣
- 小松美和
インダストリアルデザイナー
- 吉松尚孝
- Jun Shinozuka
メカニシャン
- 若山高志
- 小山順一郎
- 桑沢一也
- 川名英行
- 織田澄人
エレクトゥシャン
- Koichi Asano
- 伊藤雅信
- 小林景
- 石坪雄一郎
- 金子直哉
ミュージック(スタッフロールには未記載)
関連商品
サウンドトラック
1998年6月17日、ワンダースピリッツより「ダートダッシュ アーケードサウンドトラック015」が発売された(現在廃盤)。
- 価格(税込):2548円
- カタログナンバー WSCA-00017