チベットケサイ
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| チベットケサイ | |||||||||||||||||||||||||||
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チベットケサイ Coelodonta thibetana | |||||||||||||||||||||||||||
| 地質時代 | |||||||||||||||||||||||||||
| 鮮新世 | |||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Coelodonta thibetana Deng et al., 2011[1] |
チベットケサイ(Coelodonta thibetana)は、中期鮮新世(ピアセンジアン)に生息していた奇蹄目の大型哺乳類であり[2]、著名なケブカサイ (C. antiquitatis) の祖先に該当する種でもある[3]。
2007年に、王暁鳴らによる発掘チームによってチベット高原からコエロドンタ属の化石が発見された。王が当該の化石産地を訪れた当時は頸椎が地表に露出しており、さらに他の部位を捜索していた王が歯を発見し、さらにその後の調査で完全な頭蓋骨が堆積していることを明らかにした[2]。
当該標本は石膏ジャケットに包まれた状態で中国科学院古脊椎動物古人類学研究所へ持ち込まれ[4]、サイの専門家である鄧涛らによって2011年に既存の知見における最も原始的なコエロドンタ属として記載された[2]。この発見は、チベット高原一帯の動物相が寒冷地に事前的に適応し、更新世に氷河期が訪れると適応放散を進めていったという「アウト・オブ・チベット」説を大きく裏付ける証拠となった[2]。
