チャンタソン・インタヴォン
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1953年、ラオスのヴィエンチャン市に生まれる[5]。父はラオスがフランスの植民地だった時代に小学校しか出ていないが、土木技術士として生計を立て、またフランス語ができ、家にはフランス語、タイ語の本がたくさんあった[4]。良い教育を受けるためにフランス語を教える小学校に入学する[4]。1973年に高校(lycée de vientiane)を卒業後、ラオス王立航空会社(Royal Air Lao)に1年就職する[4][6]。
ラオスの学校では英語とフランス語を学んでいたが、日本の文部省奨学金を受けたため、悩んだ末に1974年に日本に留学、東京外国語大学付属の日本語学校で日本語を1年間学ぶ[7]。日本での教育の普及ぶりに触れるにつれ教育学を学びたいという思いが強くなり、他の国からの留学生7名と共に当時の永井道雄文部大臣に宛てて「自分たちの国のために教育や経済を勉強したいので専攻を変えさせてください」と手紙を送ったところ、許可を得る[7][4]。
1975年、教育行政を学ぶためにお茶の水女子大学に入学する[7][5][4]。大学4年生のときに日本人と結婚し、修士2年のときに子供が誕生する[8]。1979年から外務省研修所でラオス語講師を勤める(2005年まで)[5]。1981年、お茶の水女子大学大学院人文科学研究科を修了する[5]。
1982年、夫や友人らと「ラオスの子供に絵本を送る会(ASPB)」(2002年に「特定非営利活動法人ラオスのこども」に改称)を設立し、ラオスに日本語の絵本や学用品を寄贈する活動を始める[9][10][5]。
1983年から東京銀座ロータリークラブから奨学金を受け(1986年まで)、1986年、東京都立大学大学院人文科学研究博士課程を修了する[5][4]。1987年から1991年にかけて恵泉女学園短期大学の非常勤講師として「アジア社会文化」を担当する[5]。
子どもの教育のためには親の生活が安定している必要があることを強く実感し、1991年、「ラオスの女性とともに仕事を作る会」を設立する[11][5]。1991年から1993年にかけて和光大学の非常勤講師として「アジア社会文化」を担当する[5]。1992年、日本青年会議所のTOYP大賞を受賞する[12]。このときの賞金30万円はラオスに学校を作るための土地の購入資金の一部に使われた[5]。
1993年から1994年にかけて東京外国語大学の非常勤講師として「ラオス事情」を担当する[5]。1994年から日本の児童館をヒントにした、ラオスの「子ども文化センター(CCC)」設立のための支援を開始する[11][5]。
1997年、横浜のシルク博物館でラオスの織物を販売し、その売り上げを元に、1998年、ラオスに女性のための職業訓練施設となるホアイホン職業訓練センターを設立する[11]。JICAの支援もあり織物工房や寮も整備された[11]。1998年、『ラオス語入門』を刊行する[5]。1999年、毎日新聞社の毎日国際交流賞を受賞する[5]。1999年から2005年にかけて東京外国語大学の非常勤講師として「ラオス語」を担当する[5]。2000年、アジア人権基金のアジア女性・人権特別賞を受賞する[5]。2006年、『ラオスの布を楽しむ』を刊行する[5]。
2015年、ヴィエンチャン郊外にホアンカオ保育園・幼稚園・小学校を設立する[13]。
2018年、JICA理事長賞を受賞する[14]。2020年、“日本・ラオス間の友好親善及び日本の外交官等に対するラオス語教育に寄与”した功績に対し旭日双光章が贈られた[3]。
2025年11月の愛子内親王のラオス公式訪問では、元日本ラオス友好協会会長、元在京ラオス大使、元日本留学ラオス学生会会長、ラオス国立大学文学部(日本語科)長などと共に拝謁した[15]。
ラオスのこども
1982年、夫や友人らと「ラオスの子供に絵本を送る会(ASPB)」を設立し、ラオスに日本語の絵本や学用品を寄贈する活動を始める[9][10][5]。1990年にはラオス語による絵本を初めて出版する[16]。1993年、ラオスに事務所を開設する[17]。1995年には絵本作家のわかやまけん、やべみつのりをラオスに招いて、絵本の作り方のセミナーを開催した[8]。
2002年には法人格を取得し、「特定非営利活動法人ラオスのこども」に名称を変更する[10]。2010年には認定NPO法人の法人格を所得する[10]。
2008年、IBBY朝日国際児童図書普及賞を受賞する[18]。2016年、社会貢献支援財団の第46回社会貢献者表彰を受賞する[19]。
著書
- 『ラオス語入門』チャンタソン インタヴォン, 吉田英人 共著、大学書林、1998年、ISBN 4-475-01836-6
- 『ラオスの布を楽しむ』チャンタソン インタヴォン 著、アートダイジェスト〈布楽人双書〉、2006年、ISBN 4-900455-72-5
監修書
- 『ラオスの紙芝居』(『さかなのおんがえし』『まるちゃんのともだち』『いぼがえるとにわとり』の3冊セット)、汐文社、1998年、ISBN 4-8113-7530-0