チャーリー・カーク

アメリカ合衆国の政治活動家 (1993–2025) From Wikipedia, the free encyclopedia

チャーリー・カーク英語: Charlie Kirk1993年10月14日 - 2025年9月10日)は、アメリカ合衆国保守派政治活動家論客MAGAの代表格でドナルド・トランプの盟友[1]保守団体ターニング・ポイントUSA英語版の代表[2][3]

生誕 チャールズ・ジェームス・カーク
(1993-10-14) 1993年10月14日
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 イリノイ州アーリントンハイツ
死因 銃撃
職業
  • 政治活動家
  • メディア・パーソナリティ
概要 チャーリー・カーク, 生誕 ...
チャーリー・カーク
2025年7月撮影
生誕 チャールズ・ジェームス・カーク
(1993-10-14) 1993年10月14日
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 イリノイ州アーリントンハイツ
死没 2025年9月10日(2025-09-10)(31歳没)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ユタ州オレム
死因 銃撃
職業
  • 政治活動家
  • メディア・パーソナリティ
活動期間 2012年 – 2025年
団体
    • ターニング・ポイントUSA英語版
    • ターニング・ポイント・アクション英語版
政党 共和党
運動・動向
配偶者
エリカ・カーク英語版(結婚 2021年)
子供 2人
受賞 大統領自由勲章
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とりわけ共和党支持層の中でも若者を中心に人気が高く[1]、全米の大学などで保守派の学生運動を組織し、2024年の大統領選挙において若年層の投票行動に大きな影響を与えたため、「トランプ政権誕生の立役者」として知られた[3]。2025年9月5日、「アジアで最初の訪問先として」韓国を訪問し[4]、次いで訪れた日本では7日に参政党のイベントに出席したが[2][3]、その3日後の9月10日にユタ州での講演中に殺害された(チャーリー・カーク銃撃事件[1][5][6]

生い立ちと教育

チャールズ・ジェームズ・カークは1993年10月14日、イリノイ州シカゴ郊外のアーリントンハイツに生まれた[7]。母はメンタルヘルスカウンセラー、父は建築家だった[8]。カークはボーイスカウトアメリカ連盟の一員であり、最高位のイーグルスカウト英語版を得ていた[9]

2010年、ホイーリング高校英語版(4年制)の第3学年だったときに、イリノイ州の共和党マーク・カーク英語版(血縁関係なし)の米国上院議員選挙選におけるボランティアに参加した(当選)[10]。4年生のときには、高校内でのクッキーの値上げに反対するキャンペーンを立ち上げた[11]。また高校の教科書にリベラル的偏向があると訴えるエッセイをブライトバートに書き、この寄稿がフォックス・ビジネスへの出演につながった[12]。カークはシカゴ近くのハーパー・カレッジ英語版に進学したが中退した[12]

ベネディクティン大学英語版の"ユース・エンパワメント・デイ"での講演で、カークはティーパーティー運動後援の議員候補者ビル・モンゴメリー英語版と出会った[13][14]。モンゴメリーはカークにフルタイムでの政治活動を勧め[12]、カークはその後ターニング・ポイントUSA(TPUSA)を設立した[15]2012年共和党全国大会英語版では共和党への多額の献金で知られるフォスター・フライス英語版に対して、TPUSAへの資金提供を説得した[13][15]

政治的立場と活動

ニューヨーク・タイムズはカークをキリスト教右派の希望の象徴であると描写し[16]南部貧困法律センター含むヘイトスピーチを研究する団体は、カークの言説が人種差別主義的、外国人嫌悪的、そして極端であると評している。彼がオンラインでの有害な環境を生み出しているとの批判に対しては、カークは「意見の不一致は私たちのシステムの健全な一部である」と語った[17]

社会的政策

LGBTQの権利

2021年10月14日に、カークは「トランスジェンダリズムや性の『流動性』は人々を傷つけ子どもを虐待する嘘であるという事実」があるとし、性別は2つしかないことも述べた[18]。2024年4月1日、トランスジェンダーの人々へのジェンダー・アファーミング・ケアを全国的に禁止するよう求めてトランプに働きかけ、同年11月の大統領選でトランプが勝利すればトランスジェンダー可視化の日が中止されるだろうとコメントした[19]。同日、ジェンダー・アファーミング・ケアを行う医師の投獄を主張し、医師への「ニュルンベルク様式」の裁判を要求した[20]

2024年6月8日には、YouTuberのMs. Rachel英語版レビ記19章18節(隣人をあなた自身のように愛しなさい)を引用したことに対する批判の中で、カークは20章13節(女と寝るように男と寝る者は、二人とも憎むべきことをしたので必ず殺さなければならない。その血は彼らに帰するであろう)を引き合いに出して、これを「神の完璧な律法」と説明した[21][22]同性愛は「間違い」(error)であるとし、同性愛者をアルコール依存症や薬物中毒者になぞらえた[23]

中絶の権利

2024年9月、ジュビリー・メディア英語版主催の討論会で、母親の生命が危険にさらされているならば、人工妊娠中絶が医学的に必要な場合もあるかもしれないとする一方、人工妊娠中絶は殺人であり違法とされるべきだと主張した[24]。また、10歳程度の子どもであろうと、レイプによる妊娠の例外規定に反対を表明した[24]。カークは人工妊娠中絶とホロコーストを比較した上で、中絶のほうが悪いと述べた[25]

銃の権利

カークは銃規制に反対の態度を取っており、2023年のインタビューで「残念ながら、毎年銃による多少の死者が出るというコストは生じるが、それでも神から与えられた(武器所持の権利を認める)憲法修正第2条を保持する価値はある」と主張した[26]

私生活

2025年にテキサス州で開催されたイベントで話すカークとその妻エリカ・カーク。

2021年5月に実業家でポッドキャストの共同司会者のエリカ・カーク英語版(旧姓フランツベ)と結婚し[27][28]、翌年8月に長女、2024年5月に長男が誕生した[29][30]

銃撃事件

2025年9月10日、ユタ州オレムユタバレー大学英語版での講演中に銃撃され死亡した。31歳没。カークは大規模銃撃とによる暴力に関する聴衆からの質問を受けていた際に約200ヤード離れた所から4発銃撃されたとみられ、そのうち1発が首に致命傷を与えた[31][32]。同集会には元下院議員のジェイソン・チャフェッツ英語版も出席していた[1]

死去に際し、トランプ大統領はSNSで追悼し、半旗掲揚を命令した。一方、トランプは別に投稿した動画で、根拠を示さず、銃撃は「過激な左派」による言説が原因であるかのような主張もした[3]ユタ州知事スペンサー・コックス英語版は「政治的な暗殺」だと非難した[1][3]

2025年10月14日、トランプ大統領はカークに大統領自由勲章を授与(追贈)した[33]

脚注

外部リンク

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