ティムール・ヴェルメシュ
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ヴェルメシュは、1967年ニュルンベルクに生まれた[1]。母親はドイツ人で、父親は、ハンガリー動乱が失敗に終わった後の1956年に、ニュルンベルクへ逃れてきたハンガリー難民だった[1]。
ヴェルメシュは、アビトゥーア受験後、エアランゲン・ニュルンベルク大学に入学し、歴史学・政治学を専攻した[1]。その後、ミュンヘンのアーベントツァイトゥングや、ケルンのエクスプレスといったゴシップ新聞や、様々な雑誌で記者として働いた[1]。
2009年にはゴーストライター業を始め[1]、いわゆる「犯行現場の掃除人」を扱った "Was vom Tode übrig bleibt" (意味:死から残ったもの)などの本を出版した。
2012年、ヴェルメシュは、自分の名前で書いた初の作品として『帰ってきたヒトラー』"Er ist wieder da" を発表した。作品は社会風刺的スタイルで、1945年に自殺したはずのアドルフ・ヒトラーが2011年のベルリンに蘇り、数々のテレビ出演を経て、新たな信奉者を得ていくものである。フランクフルト・ブックフェアで発表されたあと、この本はシュピーゲル誌のベストセラーリストでトップに踊り出て、20週間その地位を維持した[2]。クリストフ・マリア・ヘルプストの朗読によるオーディオブックも好評の売れ行きを記録した(尚ヘルプストは、2015年の映画版でゼンゼンブリンク役を演じている)[3][4]。
『帰ってきたヒトラー』は世界42の言語に翻訳されている[5][6]。作品はドイツ国内で、250万部を売り上げ[2]、2013年12月には、コンスタンティン・フィルムと Mythos Film の共同制作で映画化されることが公表された[7][8]。映画は2015年10月8日にドイツで、2016年6月17日に日本で公開された[9]。
2018年には主役をヒトラーからベニート・ムッソリーニに置き換えて舞台をイタリアとしたリメイク映画『帰ってきたムッソリーニ』も製作された[10]。
著作
小説
- 2010年: München für Verliebte. Frankfurt: Societäts-Verlag. (2010). ISBN 978-3-7973-1189-4
- 2012年: Er ist wieder da. Köln: Eichborn Verlag. ISBN 978-3-8479-0517-2
- 2012年:Er ist wieder da. Lübbe Audio Köln. ISBN 978-3-7857-4741-4 - クリストフ・マリア・ヘルプスト朗読のオーディオブック(CD6枚組・411分)。
- 2015年: Er ist wieder da. Erweiterte Studienausgabe.. Köln: Eichborn Verlag. ISBN 978-3-8479-0599-8
- 邦訳:ヴェルメシュが制作した作品への注釈ペーパーが抄訳されて同時掲載されている。
- 森内薫 訳『帰ってきたヒトラー』 上、河出書房新社〈河出文庫〉、2016年4月22日。ISBN 978-4-309-46422-0。
- 森内薫 訳『帰ってきたヒトラー』 下、河出書房新社〈河出文庫〉、2016年4月22日。ISBN 978-4-309-46423-7。
執筆記事
- 2009年: “Vom Affen lernen” (PDF) (2009年7月). 2016年12月20日閲覧。
翻訳
- デイヴィッド・ドゥカヴニー (2015). Heilige Kuh. München: Wilhelm Heyne Verlag. ISBN 978-3-453-26989-7