デヴィッド・ジュリアス

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ノーベル賞受賞者 

受賞年: 2021年
受賞部門: ノーベル生理学・医学賞
受賞理由: 『温感と触覚の受容体の発見』

デヴィッド・ジェイ・ジュリアス(David Jay Julius, 1955年11月4日 - )はアメリカ合衆国生理学者カリフォルニア大学サンフランシスコ校教授。

1977年マサチューセッツ工科大学から学士号を取得後、1984年カリフォルニア大学バークレー校から博士号を取得。指導教授はランディ・シェクマンであった。コロンビア大学でポスドクとしてリチャード・アクセルの指導を受けた。

痛覚の様々な側面に関わるイオンチャネルを同定し、痛みや熱感覚の分子基盤を発見した。2021年、「温感と触覚の受容体の発見」でアーデム・パタプティアンとともにノーベル生理学・医学賞を受賞した。

1997年、ジュリアスの研究室はTRPV1クローニングし、カプサイシンを検出する受容体であると特定した。カプサイシンは唐辛子に含まれ、灼熱感を生み出す化学物質である。[1] 意外なことに、TRPV1は侵害的熱(noxious heat)も検出することがわかった。[1][2] TRPV1は構造的に関連する一過性受容体電位型チャネル(TRPチャネル)カチオンチャネルのファミリーの一部である。タンパク質の遺伝子ノックアウトによりTRPV1を欠いた動物は、侵害的熱やカプサイシンへの感度(sensitivity)を失う。[3]

ジュリアスの研究室ではほかにTRPチャネルのスーパーファミリーであるTRPM8 (CMR1)とTRPA1もクローニングし、特性を明らかにした。TRPM8メンソールと涼しい温度を検出し[4][5]TRPA1マスタードオイル(アリルイソチオシアネート)を検出する[6]ことを明らかにした。これらの発見からは、TRPチャネルがある温度範囲と化学物質を検出することが示唆される。ジュリアスの研究室はまた、これらのチャネルを調整(modulate)する毒素を発見し、侵害受容(nociception)の研究に大きく貢献[7]するとともに、多様な種においてチャネル適応がそれぞれ特有であることを説明した。[8]さらには、同じ大学のYifan Cheng博士らとの共同研究のもと、数多くのTRPチャネルのcryo-EM構造を決定した[9][10]

受賞歴

出典

参照

関連項目

外部リンク

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