デ・トマソ・ヴァレルンガ
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| デ・トマソ・ヴァレルンガ | |
|---|---|
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| 概要 | |
| 販売期間 | 1964年-1968年 |
| ボディ | |
| 乗車定員 | 2名 |
| ボディタイプ | 2ドア クーペ |
| 駆動方式 | ミッドシップ |
| パワートレイン | |
| エンジン | OHV直列4気筒ガソリン1,498cc |
| 変速機 | 4速MT |
| サスペンション | |
| 前 | 独立 ダブルウィッシュボーン・コイル |
| 後 | 独立 ダブルトレーリングアーム コイル |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 2,315mm |
| 全長 | 3,870mm |
| 全幅 | 1,590mm |
| 全高 | 1,050mm |
| 車両重量 | 640kg |
| その他 | |
| 最高速度 | 208km/h |
| 生産台数 | 53台 |
| 系譜 | |
| 後継 | デ・トマソ・マングスタ |
ヴァレルンガ(Vallelunga )はイタリアの自動車メーカー・デ・トマソが1964年から1968年まで少数生産したミッドシップ2座席スポーツカーである。ミッドシップの市販車としてはフランスのルネ・ボネ・ジェットに次ぐもので、デ・トマソ初の市販モデルである。
プロトタイプはカロッツェリア・フィッソーレ作のロードスターで、1964年のトリノ自動車ショーで公開された。車名はヴァレルンガ・サーキットから命名された。デ・トマソのオーナーであるアレハンドロ・デ・トマソはこの当時はフォーミュラマシンの車台製作を本業としており、製造権をフォードなどの自動車メーカーに売り込む計画であったが買い手が付かず、結局カロッツェリア・ギアに製造を依頼し、自社ブランドで市販化することとなった。市販に際し車体はプロトタイプのロードスターから2ドアクーペに改められた。

エンジンは英国製フォード・コーティナなどに用いられていた水冷直列4気筒の通称「ケント・ユニット」排気量1,498ccを102馬力/6,000rpmにチューンしたもので、デフと一体化したギアボックスはフォルクスワーゲン製、内部のギアはヒューランド製、ポルシェ・550等と同様裏返しにて搭載される。シャシーはスチール製のバックボーンフレームと鋼管製のサブフレームが組み合わされ、バックボーンフレームの中に燃料タンクが置かれた。サスペンションは前ダブルウイッシュボーン。後ダブルトレーリングアームの独立であった[1]。FRP製の車体と軽量穴の開けられたアルミ製部品の使用により重量は640kgと軽く、ブレーキも4輪ディスクブレーキで、本格的なレーシングカー譲りの技術が随所に用いられていたが、シャシーの強度不足と駆動系の振動という問題があったとも指摘されている。
デ・トマソがフォードV8エンジン搭載のマングスタを1967年に登場させてそちらを主力車種としたこともあって、生産台数は僅か53台に終わった。マングスタのシャシーはヴァレルンガのものを改良・強化して用いている。
生産台数が少ないことによる希少価値、最初期のミッドシップレイアウトの市販車という歴史的意義、高度なシャシー設計、均整の取れたスタイルからヒストリックカーとしての人気が高く、日本にも1980年代ころより上陸している。