トウモロコシ茶

焙煎したトウモロコシの粒を煮出して作る韓国の茶外茶 From Wikipedia, the free encyclopedia

トウモロコシ茶(とうもろこしちゃ、朝鮮語: 옥수수차)は、トウモロコシを原料とする茶外茶。主に乾燥させて焙煎したトウモロコシの粒英語版を煮出したもので、韓国では伝統茶の一つとして親しまれている[1][2]ノンカフェイン飲料であり、香ばしさと甘みを持つ[3][4]。日本ではコーン茶とも呼ばれる[4][5]

ハングル 옥수수차
漢字 玉蜀黍茶
発音ススチャ
日本語読み: おくすすちゃ
[とうもろこし]ちゃ
概要 トウモロコシ茶, 各種表記 ...
トウモロコシ茶
トウモロコシ茶
各種表記
ハングル 옥수수차
漢字 玉蜀黍茶
発音ススチャ
日本語読み: おくすすちゃ
[とうもろこし]ちゃ
RR式 oksusu-cha
MR式 oksusu-ch'a
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英語では corn tea が、トウモロコシの粒、トウモロコシのひげ英語版、またはその両方を用いるものを指す呼称として用いられることもある[6]。ひげを用いるものは軽い焙煎風味を持ち、粒を用いるものはよりトウモロコシらしい風味を持つ[6]。本項では、主に粒を用いるものを扱い、トウモロコシのひげを用いるものはトウモロコシのひげ茶を参照。

韓国での飲用

韓国の茶文化は、茶礼などの儀礼と結びついて発展し、高麗時代には全盛期を迎えたが、朝鮮時代には日常的な喫茶習慣が衰退した[1]。現代の韓国では、野草、果実、穀物などを材料とする、茶葉を用いない飲料も伝統茶として広く受容されており、トウモロコシ茶もその一つに数えられる[1]江原特別自治道では、トウモロコシの方言名「강냉이」から「강냉이차」とも呼ばれ、晩秋から真冬にかけて多くの家庭で煮出して飲まれてきた[2]

ソウル市内では、伝統茶はスーパーマーケット、デパート、コンビニエンスストア、ドラッグストアなどで販売されているほか、伝統茶を提供するカフェもある[1]。2000年代にはトウモロコシ茶やトウモロコシのひげ茶が韓国の茶飲料市場で人気を集め、トウモロコシ茶市場は500億ウォン規模に成長すると報じられた[7]

製法

伝統的には、乾燥させたトウモロコシの粒を麦茶の原料のように黒くなるまで焙煎し、煮出して作る[2]。香ばしい風味を持ち[2]、自然な甘みも特徴とされる[3]。好みにより砂糖を加えることもある[2]

日本における普及

日本では、2000年代半ばの韓流ブームを背景にコーン茶が知られるようになり、無糖・ノンカフェイン茶としてティーバッグ商品やペットボトル飲料が流通するようになった[4][8][9]

伊藤園は2012年に北海道限定のコーン茶飲料を発売した。これは韓国で人気のコーン茶を参考にしたブレンド茶であり、2023年度の売上は前年度比2割増となる見通しで、過去最多を更新すると報じられた[10]無印良品では、2014年にはティーバッグ商品が定番商品として扱われており[8]、2021年にはボトル飲料としても販売されていた[11]。2021年に発売されたポッカサッポロのコーン茶は、2024年販売数量が前年比194%となり[5]、2025年にはサントリーもペットボトルのコーン茶に参入した[4][12]韓国料理店や焼肉店でコーン茶を飲んだことをきっかけに、家庭用のペットボトル商品を購入する流れも指摘されている[4][5][13]

近年は酒をコーン茶で割る飲み方もみられ、缶飲料も販売されている[4][5][14]

脚注

関連項目

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