トモダチコレクション わくわく生活
2026年に任天堂から発売されたNintendo Switch用ゲームソフト
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『トモダチコレクション わくわく生活』(トモダチコレクション わくわくせいかつ)は、2026年4月16日に発売されたNintendo Switch用ゲームソフト[1][2]。トモダチコレクションシリーズの3作目。
リリース
2025年3月27日に配信された『Nintendo Direct 2025.3.27』でゲームのタイトルと共に発表された[3]。
2025年9月12日に配信された『Nintendo Direct 2025.9.12』で2026年春に発売予定である事が発表され、2026年1月29日に配信された『トモダチコレクション わくわく生活 Direct 2026.1.29』で、本作の発売日が2026年4月16日であることが発表された[4]。
2026年3月25日に体験版『トモダチコレクション わくわく生活 はじめてのわくわく体験版』が配信された[5]。
2026年4月16日、本作が発売される。
更新データ
2026年4月1日、更新データVer.1.0.1の配信を開始。体験版を最後までプレイしたあとに時間帯でエラーが発生してゲームが終了する不具合を修正[6]。
2026年5月15日、更新データVer.1.0.2の配信を開始。進行不能になる不具合や、“フクロモモンガ”の画像が“アメリカモモンガ”になっていた不具合、夜市の方法対策(いわゆるリセマラが可能だった問題)などが修正された[7]。
2026年6月26日、更新データVer.1.0.3の配信を開始。恋人からの日数表示が異常になっていた不具合や進行不能になる不具合の修正の他、登録されている名前にMiiやアイテム工房が使用できない文字列が含まれる用語もしくは数字などについてはローカル通信に送信できないよう変更された。
2026年7月23日、更新データVer.1.0.4の配信を開始。島づくりの後にセーブで稀にセーブデータが破損し、次回に開始すると正常に起動できなくなる不具合や悩み事の後でゲームがフリーズする不具合などを修正された。
システム
島内の施設
施設はゲームの進行度、Miiの人数などによって解放条件がある。
- 一軒家
- Miiたちが暮らす場所。前作におけるマンションに相当する施設。
- シェアハウス
- Miiたちが同居する場合、一軒家の2倍の土地でシェアハウスが建つ。最大8人まで居住可能で、Mii個人の居室のほか共有スペースがある。
- 住民同士が結婚するか、仲良くなると暮らすようになる(シェアハウスに暮らすと一軒家は撤去される)。
- たべもの屋さん
- 食べ物を販売している。日替わり商品のほか、一度購入したものはいつでも購入できる。本作ではまとめて購入できるようになった。
- 体験版では2日目まで日替わりに並ぶ。
- 服屋さん
- 服飾を販売している。日替わり商品のほか、一度購入したものはいつでも購入できる。セット販売のほか単品での購入も可能。
- 体験版では2日目まで日替わりに並ぶ。
- リフォーム屋さん
- Miiが居住する施設の内装、外観などを変更できる。前作におけるインテリア屋さんに相当する施設。
- 市場
- 時間帯によって「朝市」「昼市」「夜市」が開催される。朝市は食品、昼市は服、夜市は福袋(夜市のみ購入は1点限り)が販売されるほか、不定期に特売(割引率が高くなる、夜市の場合はアイテムが1点追加)が発生する。
- ニュース放送局
- 1日1回ニュースが更新されるほか、ニュース速報が放送される。気に入ったニュースは49件まで保護が可能。
- 写真館
- Miiたちの写真が撮影できる施設。撮影に利用できる素材は島でのアイテム入手などで増加していく。
- 島づくり屋さん
- 島づくりに必要なアイテムが販売される施設。アイテムは願いのふんすいで増やすことができる。
- アイテム工房
- プレイヤーがオリジナルのアイテム、構造物を作ることができる。オリジナルなアイテムはミニゲームやイベントなども登場する。
- 願いのふんすい
- 毎日1回募金が受け取れるほか、Miiたちからもらった気持ち玉を納めることでレベルが上がりアイテムやプチ個性などが入手できる。
- 体験版では募金を1回まで受け取れる他、アイテムやプチ個性には入手に制限がある。
- レストラン
- 前作における喫茶店に相当する施設。特定のイベントが発生することがある。
- 観覧車
- 島を一望できる観覧車。Miiたちが乗車したり告白の場所となることも。ミニゲームにも利用される。
- お宝屋さん
- プレイヤーがアイテム工房でお宝を作ると、こちらで販売される。
- 質屋さん
- 前作までと同様に、お宝を売却することができる。
島づくり
今作ではMiiたちが住んでいる島をクリエイトする機能がある。土地や建物、植栽などを自由に配置することが可能である。初期段階は配置容量は確認することができず、配置するほど配置容量が表示され、上限になると配置できなくなる。
- 配置できるアイテムの種類は「願いのふんすい」で増やすことができる。
- アイテム工房で自作した構造物なども自由に配置できる。
- 居住するMiiの数が一定数に達すると、島として利用できる海域が開放される。
住民との関わり
恋愛関係
ピンク色のフキダシで表示される。恋愛や結婚中の悩みや相談などをされる。(例:告白したい、デートの相談)
人間関係
オレンジ色のフキダシで表示される。人間関係(Mii同士の関係)に関する悩みや相談などをされる。(例:友達になりたい、一緒に住みたい)
お願い
黄色いフキダシで表示される。ほかのMiiが関係しないお願いや相談などをされる。(例:空腹時、島に関するお願い)
- 「頭の中を見てほしい」と言われた場合、今作ではミニゲームが発生する。成功すると頭の中に登場したアイテムが獲得できる。
ケンカ
赤黒いフキダシで表示される(屋外にいる場合は表示されない)。Mii同士のケンカが発生している状態で、どちらか一方のMiiの気分を良くすることや、ほかのMiiに仲介してもらうことで仲直りを促すことができるが、仲直りするかは相手のMiiに委ねられる。屋外にいる場合は会話しても応じてもらえず、選択肢が表示されるが特に意味はない。セーブをしないで一回ソフトを終えてしてまた始めたら、何もなかったかのようにケンカがなくなる。
落ち込み
青いフキダシで表示される(屋外にいる場合は表示されない)。ケンカでの仲直りの失敗や告白でフラれてしまった場合などに、 レベルのケージが落ち込み度に置き換わり、アイテムや旅行券などでの回復が必要となる。但し、屋外にいる場合は会話しても応じてもらえない。
夢
就寝中のMiiから薄紫のフキダシが出ていることがある。夢を覗き見することができ、夢に関連するアイテムが手に入る。
遊び
発生時はMiiの頭上に緑色の縦線のマークが表示される。Miiからミニゲームに誘われ、成功または勝利でお宝がもらえる(一部のミニゲームは3問連続正解で勝利)。
- コインまわし
- 屋外で発生。コインの表と裏のどちらが出るかを当てることができれば勝利。
- だるまさんがころんだ
- 屋外で発生。30秒以内にMiiにタッチすることができれば勝利。
- ボーリング
- 屋外で発生。規定の投球数で並んだMiiたちをすべて倒すことができれば勝利。
- 古今東西ゲーム
- お題に関する選択肢を選んでいく。既出や無関係な選択肢を選ぶと誤答となり、Miiが先に誤答するとプレイヤーの勝利となる。お題は、「食べ物」。
- Miiシルエットクイズ
- Miiがお題のシルエットクイズ。
- シルエットクイズ
- アイテムがお題のシルエットクイズ。
- ダブルシルエットクイズ
- シルエットクイズのお題が2つになった高難度版。
- モザイククイズ
- モザイク加工されたアイテムを当てる。
- 超アップクイズ
- 拡大されたアイテムを当てる。
- ないものクイズ
- 枠内に表示されるアイテムのうち『ないもの』を1つ選択する。制限時間あり。
- なかまはずれクイズ
- 4人のMiiの内1人だけ違う服装やポーズを当てるゲーム。
- カフェラテクイズ
- レストランの建設後に発生。かき混ぜられたカフェラテに描かれたMiiを当てる。
- カップいれかえ
- レストランの建設後に発生。シャッフルされる3つのカップの内、どのカップにコインが入っているか当てる。
- 観覧車つつき
- 観覧車の建設後に発生。規定の回数、観覧車をつついてMiiが降車できる位置に止めることができれば成功。
ハプニング
発生時はMiiの頭上に紫色の縦線のマークが表示され、プレイヤーとMiiまたはMii同士の関係性に影響する。
- しゃっくりが止まらない
- プレイヤーがMiiをつついて止めるか、助けを求めてほかのMiiを連れてくるかを選択できる。
- 転んでしまって起き上がれない
- プレイヤーがMiiをつまんで起こすか、助けを求めてほかのMiiを連れてくるかを選択できる。
- 体が固まって動けない
- プレイヤーがMiiをほぐすか、助けを求めてほかのMiiを連れてくるかを選択できる。
その他
- Miiをつまむ
- 今作から追加された機能で元々はデバッグ用だった(詳しくは後述『開発』の項目を参照)。Miiをつまんでアイテムを見せたり、別のMiiと引き合わせることが可能。
- 頭をなでる
- 今作では画面でのタッチ操作のほか、スティック操作で頭をなでることが可能。Miiの満足度が少し上がる。
- 顔をつつく
- Miiの顔をつつくことができる。
- おなかの中を見る
- Miiのおなかの中を見ることができる。
- 会話
- ほかのMiiと会話をしていない状態のMiiから白い(・・・)というフキダシが出ることがあり、話を聞くことができる。
- 軽度の落ち込み
- 話が合わなかった場合などにMiiの顔に青い縦線が表示される。この場合、レベルは落ち込み度に置き換わらない。なでるとなくなる。
- 不快
- 黄色のトゲトゲした記号で表示される、「ほかのMiiと話していたがイヤな感じだった」などの不快感が生じている状態。なでるとなくなる。
- ○○をじっと見ている
- 黄色いΣのような波線で表示される。きっかけを与えることで交流を始める。タイミングを逃すこともある。
- イベント
- 発生時に黄色い縦線のようなマークで表示される。Miiたちの妄想や寸劇のような、コミカルなやりとりが発生する。
開発
本作の開発は『Miitomo』が一段落した2017年頃に始まった。
『トモダチコレクション』シリーズでプロデューサーを務めた坂本賀勇は前作『トモダチコレクション 新生活』を遊びつくしてしまい、同シリーズのディレクターである高橋龍太郎に「もっといろいろなことをさせたいのに、自分はこのMiiたちに何も新しいことをしてやれない」と嘆き、そこから『トモダチコレクション』シリーズの新作を作ろうという話になった[8]。従来の開発スタイルを変えずに新しいアイテムを増やすと物量勝負になってしまう上、遊びつくしたところで飽きられてしまうため、「究極の内輪ウケソフト」をコンセプトに据え、ユーザー生成コンテンツ(UGC)を活用するという方針が立てられた[8]。また、ハード性能の向上により、Miiたちの行動範囲が前作より広がったことも、UGCの導入を促した[8]。以上のことから、開発初期はUGCによる内輪ネタの再現とMiiたちの行動範囲の検証が中心だった[8]。
高橋たちは、現行機に合わせて新たなことを追加しようと考えたが、実際に検証する中で違和感に気づいた[8]。アートディレクターの蔭山大輔が、坂本や高橋、および過去作品のスタッフと話すうちに、「トモコレ」ではMiiを単なるプレイヤーの分身ではなく、Miiという生き物として愛情を注いでいることに気づき、ハード性能の向上を理由にデザインを簡単に変えてよいものではないという考えに至った[8]。このため、既存の顔パーツや手足の形状など、Miiらしさを出す部分はそのままに、現行機でも古臭く見えないよう、各パーツの構造や設計を見直したうえで、カスタマイズパーツの追加やプレイの自由度の向上などを図った[8]。具体的には、新規パーツに加え、既存の部位も細かい調整ができるようパーツが追加された[注釈 1][9]。また、過去作を通じて、実在の人物だけでなく架空の人物も作りたいと考えるプレイヤーもいるという知見を得ていたため、動物や宇宙人といった人外Miiも作りやすくした[9]。最終的に第1作のパッケージのようなトゥーン調のデザインとなった[8]。
デザイン以外の場面においてもアップデートと「らしさ」の調整が図られた[8]。Miiの音声についてはSwitch用に新たな音声合成エンジンを導入したことで、よりリアルなものになっている[8]。ただし、そのリアルさを前面に押すとMiiらしさがなくなってしまうため、あえて無機質な声に加工された[8]。
新要素である「Miiをつまむ」は元々デバッグ用の機能だった[注釈 2][8]。しかし、特定のMii同士を一緒にいさせたいという気持ちが出てきたため、ゲームの機能として追加された[8]。「Miiをつまむ」機能を実装後、つまんでMii同士を引き合わせた後のことが課題となった。その中には、プレイヤーがMiiに対して糸電話で助言をするというアイデアもあった。とはいえ、それでは彼ら自身の意思決定というよりMiiがプレイヤーの助言に沿って動くだけで、シリーズのだいご味である「意外な驚き」がなくなってしまった[8]。最終的に「つまんで移動させた後のことはMii自身にゆだねる」という形に落ち着いた[8]。
プログラムディレクターの上野高臣は検証中に起きた印象的な出来事として、Miiをつまんで移動させた際、移動先にいた別のMiiをじっと眺めるだけで交流しなかったことを挙げており、観察しているうちに「Miiの考えていることや、その後の展開がわからないことが面白い」と言うことに気づいたと2026年のインタビューの中で述懐している[8]。
なお、トラブル防止の観点から、本作では画像共有機能の制限が設けられた。しかしながら、現段階、スクショ保存した画像はスマートフォンへ送れない仕組みとなっている[10][11]。
反響
発売前の反響
「トモダチコレクション わくわく生活 Direct 2026.1.29」内で登場したMii「きりしま先輩」の奔放な行動[注釈 3]がSNS上で話題を呼んだ[12][注釈 4]。また、日本国外においてはジェンダーや恋愛対象の設定の幅が広がったことで同性婚ができるようになった点が反響を呼んだ[14]。
本作は体験版の段階からゲーマーたちの間で注目されていた。体験版配信後、Switchの画面をスマートフォンで撮影してSNSに投稿する者も多くあらわれ、SNSではノスタルジーを感じる声が寄せられた[11]。
売上
ファミ通によると本作のパッケージ版は2026年4月16日の発売から約1週間までの間に約56.5万本を売り上げたという[15]。また、発売から2週間後の5月8日の時点で全世界累計セルスルーが380万本を突破したと、任天堂は2026年3月期の決算説明会における質疑応答で明かしている[16]。
発売から3週間で日本でのパッケージ版の累計売上本数が100万本を突破した[17]。
2026年6月末時点で世界累計販売本数は796万本を突破している[18]。2026年8月5日時点では800万本を突破した[19]。
評価
フリーライターの澤田アツシは『電ファミニコゲーマー』に寄せた記事の中で、ボリュームの膨大さと誰でも気軽に遊べるゆるい手軽さが融合した最高のゲームだと評価している[20]。
『ファミ通』のオクドス熊田は、文句なく楽しむことができ、楽しめるためのメソッドがちゃんと用意されている作品だと評した[21]。